[1] [2] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
[ぺたりと頬に冷たい感触。
目を開くことで自分の意識がひと時なくなっていたことに気付かされた。]
あれ? さっきまでレンさんとキクちゃんとでかぼちゃパンツと家政婦の話をしてなかったかしら?
[むくり。
起き上がり改めて辺りを見渡す。
視界に映るのは先程まで見ていた部屋とは違う、*青い部屋*]
あれ? あれれれれれ?
[一瞬意識がなくなった気がしたと思ったら、ボロボロの部屋にいた。周りには誰もいない]
ど、どうなってるんだあ、こりゃあ?
[混乱しながら室内を検分*し始めた*]
なにここ、ねぎやおじちゃまの趣味じゃない上品な洋間……え、借りてる部屋?
おじちゃま、お金持ちなのに?
[望遠鏡を持って、きょろきょろ]
よしあきちゃん
ねぎやおじちゃま
きくこ
[ひとりひとり指を指して]
もみじちゃんと
かぼちゃの人はどこ?
[答える人は、いたかしら
ネギヤが抱えるおまんじゅう(未だ食べてない)を奪うと、もぐ、と*口にいれた*]
よしあきちゃんよしあきちゃん
[じたじたしているヨシアキのマフラー
端を掴んでひっぱったら、ぐるぐる回ってしまうのかしら]
電気付いてるよ
[ちょいちょいとマフラーの端を引っ張った]
誰かが俺の頭の中で名前を呼ぶっ!
ぎゃ、ぎゃぁぁぁ…………!
[引っ張られた拍子に窒息しかけた。
振り回した腕が何かに当たる。それはぽむぽむとした感触だった。
ネギヤの腹であると気づくのは、もう少し経ってからの*お話*]
[取り敢えず部屋の中を探索してみる。
何か手がかりが得られるような気がして。
ちょうど左側の壁に近付いた時、どこかで悲鳴のような声が上がったような気がした。]
な、なに? キクちゃん?! じゃぁ無いわよね。あの子なら、多少の事が起きても覗き見る方を優先させそうだし。
じゃぁ、あの悲鳴の主はネギヤさんか、かぼちゃパンツの王子様のレンさんか、白い白馬の背中で仰向けになって撮影する、荒ぶるフォログラファーの…確かヨシアキさんかしら?
って事は私以外みんな一緒に居るの?
[かくんと首を傾げてみた。
手掛かりを探す青い部屋には、まだ何も見つからない。]
[ようやく見つけたドアノブを回してみても、鍵が掛かっていて外には出られない。]
大体予想してたけど、いざ予想を裏切らない展開を目の当たりにすると、ひとって脱力するしかないのねぇ。
何とか他の人たちと連絡取れる方法ってない…って、ん? あれはなぁに?
[見渡す青い壁に隙間発見。しかもご丁寧に他方向へそれぞれ一つずつ。]
あ、これくらいの隙間なら、何か通せるかも!
そう言えばかばんの中に〜…いいものがあったはずっとあった!
[がさごそと、漁ったかばんから取り出したのは、毛糸とかぎ針ふたつ。]
上手く行くか判らないけど、試してみる価値はあるよね?
[言うか早いか、部屋に備え付けのこれまた青い机に載る青い紙に、青いペンでさらさらと文字を書くと、それぞれ他方向の壁に開いている隙間から、かぎ針ごと押し込んでみた。]
これで他の部屋の人たちと、連絡取れるといいなぁ…。
みんな無事なら良いけど。
さっきの悲鳴のこともあるし、心配よね…。
[勿論どの部屋で何が起こっているかは、モミジは*しらない*]
ところで君は?
ああ、そうかキクコさん。
もしよかったら今度うちの事務所の社長に会ってみない?
[と名刺を差し出す]
……?
[壁から出ている青い何か。
引っ張り出して広げてみる]
青い。
[青い紙に青いインクなので、何かが書かれていることが一目ではわからないのだった。
徐に、毛糸をさらにぐいぐい引っ張ってみた*]
[部屋中見て回ったが、隅から[歯磨き粉]が見つかっただけだった]
うーん。参ったなあー。……ん?
[ふと、部屋の一角に青いものを見つけて近寄った。青い紙が部屋の角からはみだしてきていた]
さっき見たときはこんなのあったっけなあ?
[ぐいーっと青い紙を引っ張ってみた]
[かぎ針を差し込んだまま、青い部屋を探索してみるも、青いものしか出てこない。]
うわぁ…[フォーク]まで青いんだ。
ここまで手の込んだ部屋って言うのもなんだかなぁって感じよね。
[すこしだけ眉根を顰めて床に座り込む。
ころころ転がした二つの毛糸が、不規則に回りだした。]
[1] [2] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ