―― 18時・自室→食堂 ――
やっぱり写り悪いよ?
[届いた写メにツッコミ。
パチンと携帯を閉じて食堂へ向かうその爪先は、テントの入り口で猫の置物を蹴飛ばしてしまう。
あっ、と息を飲んで、布を持ち上げようと*しゃがみ込んだ*]
―自室―
昨日の写真が見れねえええええええ!!マジでっ?
見たかったのにちくしょおおお……
[ひどく残念そうに肩を落とすが、ぽちぽちと操作は済ませる。そして新たなメール。]
っと、新しい写真だ!うっわあ……やっぱりすげえぜマジやべえ!フォトショぱねえ!**
今日から占い結果があるし、昨日より考え進むだろーな。あ、俺は能力者じゃねえよ。ソレっぽいコト言ったのに全然盾になってねえやー。
[残念そうに猫の置物をなでなでした]
またあのキモメールが届くのかなぁ。あれ、天ぷら粉まみれなんだっけ?
[ベッドに転がり、携帯の電源を入れる]
…おじさんまで、いい年してなにやってんの。これってケチャップなのかなー…?うえ。
そして、チカノン、お前もか。
[部屋を出る直前、足を止め再びベッドに腰掛ける]
そっか。これって部屋の中だったら…。
[アドレス帳を開いて、番号を押す]
昨日の調子だと、メールじゃ開き方が分からなかったとかいいそうだもんね。
あ、もしもーし、占い師イマリですけど。
でんげん、これか。
[ペケレとバクの合力により、初めて携帯電話が動き出す。ありがとう、と、再度心の中で礼を言う]
人狼の脅威が高いゆえ占い師が名乗りでないのも頷けるが、情報がないというのもな……
[画面に表示されたものに、顎を撫でる]
私が占い師だと言えば本物は守られるか……いや結果を聞かれては困るしな。
しかし悪趣味な写真を。まさか本当に死んではいないだろうな……とおおお?
[突如鳴り出すサンダーバードの電子音に着信!?と携帯電話をお手玉*]
-ネギヤの部屋-
もっちもちではないか。
[ボンレスハムも恥じらう程に、
ロープでぐるぐる巻きにされたネギヤがベッドに横たわっている。
塗りたくられた血糊(高級ケチャップ)もそのままに、少女は仁王立ちしてネギヤを見下した。]
女のテントは宇宙だと言っただろう。
侵入したら…
怪我して。[蹴飛ばした]
火傷して。[蝋燭をたらした]
後悔して。[髪の毛を散切りにした]
最後に爆発する。[臍に爆竹を置いた。]
おっさん。
あとの黒幕は一任する。よろしくたのむ。
[少女はゾウサクになにもかも任せてしまうと、
あとは一心不乱にネギヤの部屋で二代目のテントを張り始める。]
…覗くべからず。
[そう言い置いて、テントのなかに宇宙を作り始めた。**]
[問いにも、やがて破裂した爆竹にも、テントの中から反応は無い。おっさんはベッドに近づき、ネギヤを見下ろす]
本当に無残な姿になってりゃ、世話ねえな。
ゲームとか言って、俺らを殺す計画だったのか。何のために?
……なあ。チカノちゃんのことも、殺そうとしたのかい。
あの子、俺に一任するってよ。
[ポケットに手を入れて、ナイフに触れる*]
―食堂―
……さて、そろそろ言ってもいいのかな。
[一呼吸置いてから、こう言った]
私が占い師です。
ペケレさんを占いました。……人狼でした。
あはは。何も迷うことなくなった。
アンちゃんに投票すればいいんだよね。
[前言撤回、そう呟いた]
訊いてみたいな。
どうしてあたしを占ったの?
…見たな?
私のあられもない姿を見たな!
[いつの間にかテントから抜け出してきた少女が、
おっさんの背後に立って突然声を掛けた。
いまもそのままケチャップ(高級)まみれで。]
その腹肉…ボンレスハムにしてやろうか!
私も、決まりました。投票先。
[占い理由を聞かれて]
……えーと、まあ。
とりあえず、昨日いっしょに話したことある人を占ってみようかと思って。
そしたら、この通り。