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[そっとドアを10pほど開けて、隙間から中を伺う。見慣れた顔が数人、年越す前と同じ惨状の愛好会室]
…………。
[ぽそりと唇を動かし――
そのままドアを閉めた]
あけましておめでとうございます。
[丁寧な挨拶とともに、ガラッと戸を開けて部屋に入ると、あたりを見回して、ため息をついた]
ま、片付けられてないのは、予想通りよね。
……あ、そうそう。差し入れもってきたわよ。コーヒーブレイクにいいかと思って。
[手にしていた袋の中には、少し歪な形をした手作りのチーズケーキ]
[袖の長いカーディガンのボタンはいつもの様に1個ずれていた。
重そうなコンビニ袋をぶらぶら両手に提げて、
同好会の扉の前で立ち止まる>>5]
ドロちー、入らないんっすか?
あ、両手塞がってるからドア開けてくれると
おいらがとっても喜ぶっす。
[ボタンに指を伸ばし……かけて、そのままその手はドアノブを掴む]
入る。
……どうぞ?
[重そうなコンビニ袋に先を譲る。
部屋に入れば荷物を置く場所を探して、無ければ、いつものごとく机の上の荷物を乱暴に退けるのだろう]
[コツンと音が鳴り、ゆっくりと扉が開く。5pほど開いた所で、真っ黒の靴の爪先が室内に覗いて。ガタン!と扉が一気に開く]
あーー、ダメ。重すぎ。ゆっくり入るとか静かに入るとか無理だわゴメンちゃい。
つっかれたわー。
[ぐるっと室内を見回して、集まった面々と持ち寄った様々なものを確認し]
……誰か居るかと思ったら、やっぱみんな居たか。
バイト先で売れ残り貰ってきたんで、食い切れねェし持ってきた。
[抱えてきたものを適当にその辺に置くと、その辺に適当に座りこんだ]
やあ、これは愉快な仲間がネギ背負って――もとい差し入れ持って続々と。
ツマミを持ち込んで正解だったな。
なあに、ダミー君のことだから新年会などと書いておいて、“するする詐欺”じゃないかってね。
[机に積まれた書物やら何やらが乱雑な部屋をより鮮やかに彩る>>9のを目で追う。]
んん、綺麗になった。片付けをありがとう。
[貴重な資料を!とダミー君が飛び上がった気がしたが、お構いなしの態で空いたスペースに大きな鞄を立て掛けた。*]
きゃっ。おいらがカッコイイから見惚れたっすか。
[じーっと見つめている先はボタンに見えるが
きっと気のせいだろう>>8]
おお、ありがとっす。
[30度の御辞儀をドロテアに贈って、部屋に入る。
部屋の惨状は相変わらず。集う人間も相変わらず]
ほいさ、あけこよろー。
飲み物買ってきたっすよ。
酒とー、ウーロンとー、ご当地ジュースとー。
[コンビニ袋の中身を机に積み上げて缶ピラミッドを作った]
はい、あけましておめでとう。
今年もよろしくお願いしますよ。
クッキー持ってきたから、みんな適当に食べて。
[大きなタッパーを、机の上に置いた]
んで、何か面白いもんでもあったのかい?
地図?**
あけましておめでとー、諸君。
[やあやあ。と、軽い挨拶をして入る。
いつもの研究室にいつもの面子、いつもの風景。
その中に双子の姉の姿を見つけて手を振った。
髪型のせいもあって、あまり似てない]
ほらぁ、遅刻しなかったよ姉さん。
だいじょーぶだいじょーぶ。大体何とかなるって。
えーっと、で。なに?面白いものって?
へっ?地図?
うっわ、ボっっロいねーっ!
[遠慮なく賑やかな声を上げた**]
おや、みんな続々と。あけましておめでとう。
オッケーオッケー、飲み物も食料も豊富ですね。
[室内を見回し、ウルスラの持ってきた袋を見つけると、目を細めた]
やあ、嬉しいな。一番の楽しみが来てる。
今年こそはレシピを教えて貰えると、もっと幸せなんだけどね。
[サーディの声が上がれば、改めて地図に目を落とす]
確かに、かなり古そうだね。9世紀ですか。
この地形は[裏倉庫]辺り……え、違う?
[それから教授が特定したという場所を聞いて、興味深げに頷いた**]
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