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今度は円桜か。
[普段ののんきそうな姿が思い出される。
自分の操作の結果を知って、大きく息を吐いた]
奪う側に回らなければ…。
いや、そうとも言えないか。
[今の状態にならなければきっと自分も、と思った。
携帯を閉じてリウを見る]
今は待ち合わせが先か。
[だんだん早くなっていく]
…小林…まさか、小林が!?
[音は速度を上げていく…]
…だったらなんなんだ、俺は覚悟の上だろ。
あいつにずっと生きてほしいと思った。だから…だろ?
[自分に言い聞かせるように呟く]
ひっ!?
……あ、メールか。
つーことは、助かったのか……?
[響く音に心臓を跳ね上がらせながらも、メールを開く]
ムカイっち、か。
……よかった。
[つい零れたのは、どういう意味を含むにしろ、残酷な言葉だった]
[ざくざくと背の高い草むらの中を向いて歩いていた。
ぶぶぶぶぶ
携帯の音がなる]
時間・・・過ぎた でも まだ生きている。
タカハルは約束守ってくれたんだ。
[携帯を開いてメール文を読む。]
ムカイっち…。
覚えているのは机にうっぷした旧友の姿。
机から離れたから…かな
[ぽつりと呟いて目を瞑ると手を合わせた]
[歩き続けてようやく湖らしき場所が見えて来る。
緊張からか、それとも碌に休んで居ないためか、暑い訳でも無いのに額に汗が浮かぶ]
……小林、だったな、居るのは。
[服の袖で額を拭いながら一度後ろを振り向き、二人が居るかを確認する。
一度合流したなら、全員で行くかの相談を持ちかけた]
[音と音の間が聞こえない…]
小林、生きてくれ。
…言い忘れてた、あの日、小林を襲ってわるかった。。。
[ピーーーッ]
もう………[[ボンッ]]
[俺の言葉をかき消すように爆音が鳴る。
その時、俺が見えたのは、主を無くしてただつったってる俺の体だった。。。
最後に言いたかったのは…
「もう…泣くなよ。」]
……コバさん、白か。
さっきのメール、信用していいのかな。
[画面をスクロールさせ、メールの最後を確認。
息をついて、携帯をしまった]
[握る手の温もりが心地良かった。
洞窟を出ると、常に身を隠す場所を探して視線を動かす]
村長さんちか。
おそらく村の中央にあるか、一番大きな家だと思うけれど。
音の位置からして、さっきの銃声も円桜だったかな。
…小野寺?
[再び湖に足を向けながら首を傾げた]
どうした。何か問題でもあるのか。
[待ち合わせ場所より前でバクに気づく。
色々と混乱していたが、提案はその方が良さそうならと頷く]
[携帯を取り出し、サヨのメールを引用し、文章を追加した。]
『さっきしゃがんだ時来てたメール。サヨりんから。
ムカイは敵じゃないから戦わないでね!今ひとりで湖にいます。』
[ヤスナリに携帯を渡した。]
村長さんちってどこ。
実山さん? 違うよね。それはないよね。
偉い人ってどういう所に住んでるんだろう。
[お楽しみボックス投下地点について悩んでいる]
……リウ?
[声が聞こえた気がして振り向くが、誰も居なかった。
けれど、不思議と怖くはなかった]
[ついたのは山の上]
えっ〜と 方向がわかりませーん!!この携帯GPSとかついてないのかな
[泣きべそ掻きながらカチャカチャ操作してみた]
あった〜〜〜〜〜!
ご丁寧に村長さん宅が点滅しているし!
[点滅してる箇所は下方に見える湖の向こう側。]
此処からは結構遠いかな。
でもなんか役に立つもの手に入れなくっちゃ。お楽しみボックスでなくても村長さんちならマシュマロもあるかもしれない。
[朝の光にキラキラ光る湖をじっと*みつめた*]
[携帯に届いたメールを見た]
そうか、ムカイが・・・
いつまでもここに隠れてるのもまずいな、不審に思われて投票される可能性もある。
洞窟を出てみるか・・・
[即席の弓矢を持つと、辺りに注意を払いながら少しずつ回りの探索をはじめた]
バラけるなら、お前らは一緒に行動した方が良いだろ。
[考えている内容の説明はふっ飛ばし、一つ提案を入れた]
とにかく小林と合流しよう。
[そう言って、手にしていた銃は背中側のズボンのベルトへと差し、上着で隠す。
同意が得られたなら、揃ってサヨが居る場所へと近付いて行った]
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