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[アイノが包みを受け取れば>>6、口元に手を当てて恥らう。その手には血の滲むハンカチ]
よかったー。
秘宝じゃないけど、たぶん。そこそこ価値があるんじゃないかしら。
うふふふ。
[エカテリーナ号の後続カチューシャ号は。どうやら駅付近で前の列車に追いつくらしい……ことに決めました]
……。
[エカテリーナ号の最後尾、屋根の上で思い出すのは、マティアスの言葉]
あの確信犯め。
[こちらはこちらで、わざとウルスラも知っていると吹聴したと思いこみ、半眼でつぶやいた]
[>>8 アイノの問いかけに不思議そうに、足元を指差す]
配管の隙間にあったわ。
職人の怠慢か、はたまたガセネタか知らないけど。
ニセモノだったらごめんね。
でもばれる前に逃げればきっと大丈夫よ!
[きらりとしたまなざし]
[ウルスラに託した合図は、どのみち漏れたところで組織につながるコードだ。賞金首は一網打尽に出来るだろうけれど]
ワタシはともかく彼女を巻き込むのはいただけません。
[組織にコードが漏れたことがばれれば、ただでは済むまい。だから彼女を連れて帰る。いや、それが理由ではないけれど]
……に、しても。列車の屋根の上を行くことになるとは。賞金首たちも楽をしている訳じゃあないですね。
[帽子が飛ばないように抑えながら、目指すのは先頭車両]
[やっぱり、どこかの連結部分から、車両内に入って前を目指すことにした。自分が列車から落ちたことに気づいている人間なんて、居ないだろうし]
……。
[4号車を通り過ぎるときにはわずかに眉をしかめて。さらに前。誰何の声を上げそうになる警備には、さも当然という顔をしてご苦労とか言って黙らせた。
ミズノフスキーの部屋を通り抜けて、機関室の方、こそりと中を窺ってみる]
[>>8 戸惑った表情のアイノに向け、
少しだけ照れくさそうに付け加える]
あの時、殺さないって、先に言ってくれたからね。
お礼。先に殺さないって言えば、もう片方も殺しにくくなるのよ。
本物だといいね。
[蒸気自動車に揺られながらも、画商は少し思案を続けている。]
(絵は手にした。逃走手段もある。
もうちょっとの寄り道は許されるだろうて。)
[と、後部座席のアルマに向き直り]
なあ、ちょっと、すまんが忘れ物を取りに行っても良いだろうかな?
[返事は待たず、ドライバーに合図を出す。
向かうは…。そう再びの「女帝」との逢瀬。]
(あーあ、こんな小娘にやられちゃうのかしら、私ー。
可愛い子ちゃんだから、いいけれど。
ぎっちり縛りあげた、
お兄さん、化けてでてやるから覚悟してらっしゃい。)
[なんてことを、首にナイフ突きつけられながら考えていたら、
オカマちゃんの乱入。そして、ナイフが外れて、
アイノの注意がそれた…。
ああ、もしかしなくてもこれはピンチがチャンスで閣下の禿頭?]
[なんかもー口にナイフくわえたり、
縄抜け術使ったりのご都合主義で、
いつのまにやら手足の自由が利くようになりました。]
このナイフは良いナイフね。
[おもむろに立ち上がって、にっこりと微笑んだ。
もちろんナイフは手に持ちかえて。]
[中の様子はどんなものかな。
いつかぶつかったような気がするアイノとマトリョーシカを送りつけてきたマティアスが話していて、ウルスラがその傍に居るんだろうか。彼女が無事なことに、こっそり安堵の息を吐いた]
まさか、小さな女の子を盾にするほど酷いおんなじゃないわよね?
ウルスラさん。
[アイノを間に挟んでウルスラと対峙。
扉には背中を向けている]
>>-21
ひどい。前は素敵って言ってくれたのに!
女の友情ってはかないのね……。
でも、ウルスラさんのボロボロに無様な姿が見れたから、満足。
ほんっとぉーっに、格好、わるかったわ。
[ためにためて、幸せそうである]
>>22 ……って卑怯ものぉぉぉ!
アイノちゃんもおとなしく捕まるな! いまこそ[小箱を拾った]時を思い出して、第<17>の力を発揮するチャンスなのよ!
[マティアスはこちらに背を向けていて……こちらからは、銃を取り出す仕草も丸見えだったから]
はい、お静かに。
[音をたてぬよう、運転室に入り込み。抜いた剣を後ろから、なにやらわめくマティアスののど元へぴたりと寄せる]
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