情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
―湖畔―
ふむ…祭の会場はここでしょうかね。
[湖畔にある櫓。
周辺では、屋台を組んで商品を並べたり、一足早く酒盛りをする人々でにぎわっている。
間違いないだろうと当たりをつけると、バスケットに相棒―首に巻いていた大きな白蛇―をしまった。]
ちょっと窮屈だろうけど、我慢しておくれよ。
お前を見かけると、失神してしまう人もいるからね。
…さて、本番が始まるまでには、まだ時間がありそうだ。
少し回ってみましょうか。**
―湖畔付近―
……あァ、もうこんな季節かァ。
[にぎわう人々の声を聴き、音と杖を頼りに男は湖畔の方へと歩みを進めていた。]
祭で飲む酒は格別だからなァ……
[ぺろりと舌なめずりをしながら、一歩ずつ喧噪へ近づいて行く。
常より酒好きであったが、祭の時はそれにも増してよく飲むこの男は生まれた時より光を持たなかった。]
―湖畔―
[毎年酒を飲みすぎて倒れる者も出る祭。
賑やかな事になるのと同時に、
酔いつぶれて倒れる者も少なくない。
役人は、仕事をする気の無い顔つきで周囲を回っていた。
半分非番のようなものだ**]
─自宅─
[男は、自宅で愛用のカメラの手入れをしていた。無骨な見た目に反して、この男、意外にも繊細な写真を撮る]
よし
[頷く顔は、満足げ。
荷物を揃え、向かう先は夏至祭の会場となる湖畔。もう、だいぶ人も集まっている頃だろう]
折角の祭りだ。良い顔、沢山残してやらないとな。
[命よりも大切な、使い込んだ機材一式を肩に背負い、家を後にした**]
―自宅―
[部屋から出て、コーヒーを淹れ直す。どうやら標本作りに夢中になって冷めたようだ。淹れたばかりのそれを一口含めば、思い出したように窓の外を見た]
…そういえば。今の季節はあちらでは珍しい蝶が飛んでいたはず。
[そう言うなり手に持っていたマグをテーブルに置き、コート掛けに引っ掛けていた帽子を取って自宅を出た]
―湖畔―
[いつもは静かな湖畔も夏至祭となれば賑やかになる。生まれ育った場所だというのに、男は夏至祭の存在をすっかり忘れていた]
…チッ。夏至祭か…。
[舌打ちを一つすれば周りを控えめに見回す。酒を飲み交わす者、催し事に興じる者、それぞれの方法で祭りを楽しんでいる。あまり人との交流を好まない男も、普段は見ない物に興味はあるようで…]
蝶よりは劣るが、まあ面白いだろうね。
見て回るか…途中で捜し物も見つけられるだろうし。
[そう言って表情は変えず、少しだけ胸を躍らせながら男は会場を回ることにした]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了