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やだぁああああ
[叫んで扉から飛び出す。青い顔をしたサヨが立ちすくんでいる]
小林さんは…大丈夫だったんだ。
あのね あのね リウが リウが・・・
ヤスナリも一緒に
[ガクガクと震えながらサヨに近づく]
[携帯の表示を見る。羅列された名前は・・・]
4人も死んだのか・・・これで残りは5人・・・
いっそ死にたくなってきたよ・・・
[虚ろな瞳のまま中村さん宅へ向かい歩き出した。全てを終わらせるに・・・]
結果は白……って、出てるけど。
……あった。
[ページを開く]
紫チームは、“占い師”に見つかると、首輪が爆破され……
[息を呑んだ]
じゃ、じゃあ……
もしかして、オレが……?
[画面を凝視する。
ぞくりと、身体が震えた]
[サヨがバクの体へと飛び掛るのを見ている。
問いかけの意味がわからず、ゆっくりと言葉を紡ぐ]
……どっちって、何が?
ああ、なお、行かなくちゃ。
帝国。
[そしてその後]
ユウキちゃん・・・ユウキちゃんも…
なんで?なんで?
[泣きじゃくりながらぎゅうっとナオを抱きしめた]
ふ、……っく、は、あははははは…っ!
[天を仰ぎ、笑い出した]
そうだ、敵だったんだ。
嵌められ掛けてたんだよ、オレ。
なにも悲しむ必要なんかねーじゃん。
これで生き延びれんだし……っ
[強く目を閉じて、なにかを振り払うように。
目を開き、震える指で携帯を開いた]
ごめん。バチ当たりだ、こんなの。
[バクの遺体に向かってポツリと零す]
わかんない。誰が仲間かわかんないよ。
なんで、あたしが信用しようとした人ばっかり死ぬの!?
[カタカタ震え出した歯を、ぎりっと噛み締めて大人しくさせた]
[中村さん宅についた。ふらふらと歩きながら中へ入っていく]
(もうこれ以上・・・殺しあっちゃダメだ・・・)
[中では何人かが固まって何か話しているのが見える]
お願い?
[乾いた音が響く。虚ろな目でミナツを見上げる]
……ふふ、あはっ。あはは。
そいつが悪いんだ。そいつが。なおを殺そうとしたから。
[転がるバクの死体を指差して、笑った]
[ミナツがナオを抱きしめる。
その隙に、バクが所持していた銃だけを手に立ち上がって距離を取った]
……誰!?
[物音に振り向くと、そこにはケンがいた]
みんな……死んじゃえばいいんだ。
あはは、そうすれば、もう。
[すでに瞳はサヨもミナツをも見ていない]
悲しんだり、憎くもない誰かを殺したりしなくていいんだ。
あはは……。
To:小林 紗代
本文:
夜中のメールを信用して送る。
カザマさんは、紫チームだったかも知れない。
[短い文を作り、送信した。
端的過ぎてすぐには意味が分からないかも知れない。
それ以上に、見る余裕があるかすら分からないが]
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