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[ざわりと風が吹きすぎる。]
知りたい。
そっか、シンプルでいいわね〜。
[真剣な顔をした後、
えへ、と少年に向かって顔を崩した。]
[安子の即答には、
それだけで充分すぎると小さく頷きを返す。]
うん。
安子ちゃんの気持ち……強いな。そう思う。
[少女の強い口調での言葉に、空を見上げたまま耳を傾ける]
……ヤオロズの神々、って考え方があってねぇ。全てのものに『何か』は宿るんだって。
それは神と呼ばれたり化け物と呼ばれたり、あやかしと呼ばれたり。
人の心ひとつで、呼び名なんてどうとでも変わる。
あなたはきっと間違ってないよ。
誰かにとっての神様が、あなたにとっての化け物であることもある。
[翠の袖をきゅっと掴んで引っ張り、安子を手招きして歩みだす。]
[そうして二人を連れて進めばほどなくして、一人の青年の後姿が小さくみえてきた。
…村道から続く森へと、彼は駈けて行こうとしていた。]
神隠し…この事件とあのひと、
……きっと何か、関わりがある。
[遠目の青年を指さし、
躊躇いがちに低めた声でそう告げた。]
[地面を見下ろした。]
そもそも…神だとあやかしだの…わたしは信じてない。
きっと…どこかに皆いる、から…。
[雑貨屋の主人も消えたとなると。
これからアイスを食べるのも困る。]
駐在さんに知らせてくる。
また消えたって…。
――――ねぇ…、
[首を傾げた。]
[手にしていた鞄を開けると、中には金平糖が詰まっていて、すぐに溶けるように消えてしまった。空になった鞄も、後を追うように消え]
……、ああ。
[...には夜空のように見える空を、仰ぐ。そこにゾウサクの姿があったなら、困ったように笑みかけて]
……
[診療所の方へ、進んでいった]
[少女の言葉に、微かに口許をゆるめて頷く]
そうだね、戻ってこないと決まったわけじゃない。
消えた、ただそれだけ。それ以上はわかっていないのだから。
[駐在に知らせにいくと言う少女を見送りかけて]
[向けられた問いに、少し切なげに首を振る]
……ごめんね、私にもそれはわからない。
神隠しが何故、何のために起きているのかも。
[道の途中でイマリの祖母と出会う]
え? 萩原さんが…居ない。
はい、探してみます。だいじょうぶ。きっと戻ってきますよ。
[教師の笑顔で老婦人をなだめながら、家の近くまで送る]
はい。ではまた。
[一人きりになったあと呆然と呟く]
──神隠しは大人だけじゃないの?
――――…。
あなた……。
[空を見上げる。]
神隠しがなんのため…。
理由があれば人を消してもいいの…?
自分勝手かもしれないけど…。
消えられて悲しむヒトもいる。
[歩き出す。]
消えた、それだけでイヤだ。
[小さい頃、消えた父の姿を思い出した。]
お邪魔します。
[鳥居を潜る前にふかぶかとお辞儀をする。
何かと理由をつけて、神社には行かないようにしていたので、今日が始めての参拝だった。
緊張の面持ちで*階段を登る*]
[腕をいきなり掴まれて、恐怖に足が竦む。
驚きに目を見開いて振り返ると、そこには見慣れた村人の姿。]
写真屋、さん……?
写真屋さんも、来ちゃったの……?
[掴まれた腕から伝わってくる温もりを、喜べばよいのか悲しめば良いのか分からずに目を瞬く。]
[診療所に着くと、どうやって中に入ろうかと悩んだ。扉に手を伸ばしてみる。す、と、指が入り込んでいき]
……幽霊のようだな。
[独りごち、すり抜けて中へと入った。診療所の中を、少しうろつく。看護婦の姿を見つけると]
やはり、君にも、見えないかね?
[届かない呼びかけをして、複雑そうな笑いを作り]
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