157 家出少女の電車内
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(あ、いた)
[ふと、顔を上げると。
ボックス席に座る、会社員>>14。
よく電車で見かける人は、自然と顔を覚えてしまう。
活字を追う姿は様になっていて、ナオは時々電車で見かけるその会社員を「イケメンさん」と勝手に呼んでいる。もちろん心の中で]
(うん、今日はラッキー。いいことあるかも)
[少し笑みを浮かべて、読書を再開する。
こころの世界に浸る。
なんでKは、Kなんだろう。夏目漱石も、名前付けてあげれば良かったのに。川口でも。加藤でも。花京院でも。なんでもいいじゃない]
(16) 2014/07/27(日) 00:07:56
[つまらない事を考えながら、ページを捲っていると。
ふと。見知らぬ女の子>>11が車両内にいることに気付く。なにやら落ち付かない様子だ]
(電車、乗り慣れてないのかな?)
[ちょっと心配そうに目線を送って。
再び活字に目を落とした]**
(17) 2014/07/27(日) 00:11:46
学生 ナオは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/27(日) 00:19:19
学生 ナオが接続メモを更新しました。(07/27 00:40)
[電車の揺れとは違うテンポでわずかに身体を揺らす。
目は、ひっきりなしに膝の上に置かれた大きめの冊子に注がれている。
五線譜の上でオタマジャクシが踊るそれ。
彼女が電車に乗っている時間を利用してイメージトレーニングしている曲は、今、
イヤフォンに繋がれた携帯音楽プレーヤーから流れている。
周囲の迷惑にならない程度の音量で]
(18) 2014/07/27(日) 01:09:07
[ふしゅう、という空気の抜けたかのような音とともに電車が止まった時、
ちょうど楽譜の中の「fine」の文字と視線を突き合わせていた。
どことなく満足げな顔で音楽プレーヤーを操作すると、顔をあげる。
降りるべき駅はまだ先なのを確認して一息]
(19) 2014/07/27(日) 01:10:18
なんだ……、やっぱり傘なんていらないじゃない。
急に降るかもなんて言われて持たされて損したわ。
[それから、窓の外を眺めながら。
学生鞄の中に入っている折り畳み傘のことを指してふいにぼやく]
いっそ天気予報が外れて土砂降りにでもならないかなー……なーんて。
[独り言だから、話は、続かない。
気分を変えようと車内を見回しはじめた**]
(20) 2014/07/27(日) 01:31:26
隊商 ロッカは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/27(日) 01:33:34
学生 ハツネは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/27(日) 01:37:10
学生 ハツネが接続メモを更新しました。(07/27 01:44)
[膝に乗せた学生鞄。
中身なんていくらも入ってなさそうな、薄っぺらいそれを枕にして、学生が一人寝息を立てている]
(21) 2014/07/27(日) 01:57:04
学生 ムカイは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/27(日) 01:59:59
隊商 ロッカは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/27(日) 09:34:33
[小さな少女がいることは、乗車の際にちらりと見ていた。
だが記憶には既になく、男は別のことで頭をいっぱいにしている。
他者の事情を想像するだけの余裕はない。
それどころか、視線>>10>>11に気付くことさえなかった。
広げた足を、行儀悪く組む。
近くの席に誰が来ようと構わない。
足を組み替えようとして、がん、と音を立てる。]
…………ってぇ。
[足を見ながら顔をしかめる。
車内には学生が多い、これくらい構わないだろう。]
(22) 2014/07/27(日) 10:33:54[窓辺の席(後方座席)]
9人目、講師 ポルテ が肩書きを「女優」に変更してやってきました。
私は恋人に…捨てられて…しまった…
人はこの私を…ふだつきと云うから……
んぁー! ろくぅでなぁ……ゲフッッゲフンッ
[鼻歌。にしては声高な、そして図太い歌声とともに、見かけ的には女の姿が一人、また列車に乗り込んでくる。]
…鼻から何か出た気がするわ。嫌ね。夏風邪かしら。
あら。イケメン。
(23) 2014/07/27(日) 14:45:55
ここ。いいかしら?
[返事を待つでもなく、どかりと腰を降ろして、
取り出した扇子で胸元に風を送り始めた。ぱたぱたと。]
それにしても暑いわねぇ。
そうだわ。イケメンさん?八朔食べる?
というか、食べなさい。夏の暑さには八朔が良いのよ。
[本当だろうか。
無理矢理に近い感じで、八朔をズイハラに手渡した。**]
(24) 2014/07/27(日) 14:47:02
女優 ポルテは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/07/27(日) 15:06:09
[ボックス席からそっと顔を出せば、
ホームに面していない側の様子をある程度目にすることはできる]
………あ。
[ドア前に立つ制服姿の少年を目にし、>>6
僅かに目を丸くする]
この前の……えぇと。
[この前の“何”なのかとっさに思い出せない様子。目をつぶって思案する。
何か、この少年の印象的な姿を、
どこかで見た気がするのだが]
(25) 2014/07/27(日) 15:15:42
[清潔さの保たれたセーラー服(夏仕様)。
一人分の座席を悠々と占める革張りの楽器ケース――その隅の。
適度にファンシーな長方形の枠の中に流暢なフォントで記されている「Hatsune.S」という文字。
それが――ただの通りすがりが、彼女の身分を知ろうとする際に使える材料。
そう。
ただ通りすがるだけの関係であるなら、
彼女が簡素に「ハツネ」とだけ名乗った際、
<<13>>回に1回の割合で名乗ったそれを苗字と勘違いされることなど、
そうそう簡単に知れるまい]
(26) 2014/07/27(日) 15:16:14
[静寂はふいに破られる。>>22
彼女――ハツネは自席へと顔を引っ込めると、
流れるような手つきで携帯音楽プレーヤーの再生ボタンを押した。
新たに客が乗ってきても気付く素振りを見せず、
音楽の世界に没頭する**]
(27) 2014/07/27(日) 15:29:09
[青色に身を包んだスマートフォンは、
片隅に様々な色をぶら下げていた。
持ち主である彼が指を滑らすたびに、
冷風の揺れとは異なるリズムで踊るのは――クマだ。
クマ。
均一の規格、けれど一つ一つの色も装飾も異なるそれらは
コンビニで販売されている清涼飲料水のオマケだ。
ただ単にオマケをつけているのだろう――などとは
決して思えないほどに、クマたちは大量に揺れている。]
(28) 2014/07/27(日) 16:24:44[ホームに面さないドアの前]
[そんなクマたちを、否、クマ付きスマートフォンを
制服ポケットに押し込んで
クマ付き男子学生となった彼は「アチィ」と呟いた。
濁点でもついていそうな声だ。]
ァ゛ー……
[襟から風を取り入れようとも、
額を流れる汗は消えるはずもない。
縁眼鏡のレンズには、走った名残か、一滴の汗が付着していた。]
(29) 2014/07/27(日) 16:25:12[ホームに面さないドアの前]
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