情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
[いつしかコテージに続く道には、
難を逃れてやってくる人々が点々と。
男は扉を開けては彼らを迎え入れる。]
――…
いつから、降りそうだったかな。
お前さんにはわかるかい。旅のひと。
[旅の空に暮らす者なら天候にも敏感だろうかと
やがて姿を見せる白蛇を連れた旅芸人に*尋ねて*]
[歓声がどよめきに変わった>>#0
その原因を、彼も肌にふれた冷たいもので理解する。]
雪…?北欧とはいえ、今は夏…
雪が降るような時期ではないはずですが…
[蛇は寒さに弱く、冬に入ると冬眠してしまう。
そのため、彼らは、各国の暖かい時期を狙って旅をしていた。]
お前には堪えるだろうね。
どこか暖かいところ…あのコテージにお邪魔させてもらいましょうか。
[雪は止む気配もなく、ますます激しくなってゆく。
首に巻きついた相棒が、身を縮こまらせているように感じた。
暖かい場所ばかりを旅していたトゥーリッキ自身も、寒さに慣れているわけではない。
今日の宿も必要だ。
辺りを見回し、目に入ったコテージに避難することにした。]
―コテージ前―
[コテージにつくと、そこには、頭巾をかぶった男が立っていた>>14
扉を開けて人々を迎え入れるその様子から、このコテージの主人かと推測する。>>16]
こんにちは。このコテージの方ですか?
すみませんが、一晩泊めていただけませんか?
[男はどう返しただろうか。
いくらかやり取りをしたのち、天候のことを訊ねられたので]
いいえ、まったく。
長年、旅をしてきましたが、夏に雪が降るなど、初めての経験ですよ。
…ただ、先ほど妙な胸騒ぎは感じましたね。
杞憂に終わればよいのですが…
―― コテージ前、蛇遣いとの会話 ――
ホホイ。コテージは、村のものだな。
夏テントを張るにもご難儀だろ、
空き部屋を使えばいい。
[男の指先が、階上の個室のひとつを示す。
戸口に居るのは空室を知らせるためらしく]
[蛇遣いの言は、天候不良の予見というよりは
わざわいの予見といった其れに近いと思しき。]
…ふむん。 胸騒ぎ?
[養蜂家の声は違和感にわずか顰められるが、
蜂除けのベールに隠れて面持ちは見えない。]
先月の頭くらいまでなら、
雪もそう珍しかアなかったんだ。
[寒の戻りがずれただけ――
納得させたいのが己か相手かは定かでなく]
… しろい相方さんが
ひとり歩きしないように、頼むよ。
[片手を上げて、中へ入るよう促す。
よそものを迎え入れたわずかばかりの
責任めかして、会話を締めくくった。]
―コテージ前―
>>22
なるほど、村の所有…つまり村のみなさんのものですか。
よそ者がお邪魔するのも気が引けますが、せっかくのご厚意、お言葉に甘えさせていただきます。
[胸騒ぎについて聞かれれば>>23]
ええ、雪が降り出す少し前のことです。
何か、良くないことが起こりそうな…ね。
相棒も何かを察しているようです。
ほら、動物は、そういう本能に長けているというと言うでしょう?
…まあ、考えすぎでしょうね。
先月まで雪も珍しくなかったのなら、今の時期に降ることだってあるかもしれない。
[旅芸人という立場上、危険な目に合ったことも一度や二度ではない。
そのせいか、そういう勘はよく当たる方だった。
しかし、季節外れの雪でただでさえ不安になっている村人にする話でもなかったと思い直し、最後にそう付け加えた。
そして、その男は、相棒がひとり歩きしないようにと言いながら、中へ入るよう、手で促す。>>24]
ご心配なく。相棒は毒は持っていませんし、勝手に私のそばから離れることもありませんよ。
[宿を借りようとするたびに言われることなので、半ば事務的に答えながら、コテージの中へと移動した。]
―わずかに前:湖畔(飲食店のテント)―
[ジュースとクラッカーをつまみつつ、コッコの方をぼんやりとみつめていたがはたと我に返り]
あっ、イェンニさんの屋台!
すいません、お勘定お願いしますっ。
[慌てて立ち上がって店員に勘定を押しつけ、テントを飛び出した。]
―屋台にて―
[既に組み立てられた辺りまで行けば
イェンニだけでなく、他の姿もあった。
季節外れの降雪は、次第に強くなってゆく。
このまま降り続ければ、焚火も消えそうだ。
想定していない事態なので、どうにも出来ない。]
持って来てはみたが、商売どころじゃねえな。
[屋台の卓上には、既に商品が並んでいる様子。
どうやらミハイルの手の中にあるブツは、
忘れ物の更なる忘れ物だったようで。]
そうするかね。
[誘いには反対するまでも無く。
足はコテージの方へと。]
[見目よき蛇遣いを見送って、頭巾の男は
暗くなりゆく空を見上げてまばたきをする。
真面目で親切な役人ででもあれば、相手に
こういった場合の返答は『ご心配なく』でなく
『はい気をつけます』だと忠告するのだろうが、
いかんせん養蜂家は言葉の足りない男だった。
もっとも、道の先に見える黒髪の役人はじめ、
真面目で親切な役人などそう多くないのだが。]
やあ、やあ、やあ、やあ、やあ。
[連れ立って難を避けくる若者たちに、
人数ぶんだけ投げるあいさつは*長閑*]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了