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そうだな……早く決めたほうがいいのだろうが。
そう簡単に決められるわけでもないしな。
[見上げてくる少女に軽く肩をすくめて]
思い出はどんなものでも大切だ。
――忘れてしまっていても、きっと。
[あれから数日。
似たような思いを抱える者たちと別れてからも
レンは時間を見て横丁へ来ていた。
会う事はなかったものの
例えばモミジが[性別が逆転した]とか
プレーチェが[マヨラーになった]とか
そんな話は聞くことができた。
ただ、背広姿の男だけはそんな話を
聞けることはなく。
焼鳥屋の店主ですら
最近見てないと首を振るだけだった]
……どうしたんだろうな。
家一軒用意した、って言ってた人が。
[そういえば、と噂に聞いていた社へと足を運ぶ。
今までにも何回か来てはいたが、
思い出屋に会えることはなく現在に至る。
社に向かって柏手を打つ。
願掛けでもするように]
……。
[その後で引いたおみくじは[半凶]]
そうね。
でも、きっとあまり時間はないわ。
[ふっと、雑踏に目を奪われるように目をそらして言う]
そうかしら?
忘れてしまうのは、必要ないから。よ。
あなた。大切だった理由を、思いだせる?
時間、か……そうだな、あまり時間はないだろう。
[少女がつげるのとはまた別の理由で同調し。
つづいて投げかけられる問いに、ビルの合間から見える空を見上げた]
思い出せない今、必要ないといってしまえば、きっと二度と思い出せなくなる気がするな。
――大切だった理由も忘れてしまったが、忘れたことを気にするほどには、大切だったのだろう
ええ。
ちゃんと決めていてさえ、選ばれないかも。
[淡々と、感情を見せないまま喋り]
そう。ねえ。あなた。
それほど大切だったのに、私たちはどうして忘れてしまうのかしら。
そう思ったことは、ない?
[立ち止まっての会話の途中。
芸人がやってくるのが見える]
集合したわけじゃ、ないけどな。
[軽く肩をすくめ、そして告げられる言葉にはそうだよな、とうなずきを返した]
[>>29 レンに首を傾げてご挨拶]
普通、記憶は、大切なものこそ、残るものだわ。
必要に感じないもの、遠いもの。
全て忘れるようにできているのよ。
心当たりは、ない?
思い出屋にあえるかどうかは、思い出屋しだいのようだからな……
きっと俺たちにできる決断は、思い出を追うのをやめるかやめないか、だけだろう。
[淡々とした少女に視線を戻し]
忘却もまた、人には必要なものだからだろう。
どれほど大切でもそれだけにかかずらっていられるほど、生きることは優しくないからな……
[事務所へ押しかけてもよかったが、それも気が引けて、外でしばらく待つ。
しかし同じ待つなら焼き鳥屋の方が確実化と思い、歩き出す視線の先に――]
井戸端会議かしら?
[見慣れた三人の姿。]
[>>26 グリタの言葉に唇を引く]
ええ。必要なの。
言い換えれば、かかずらっていられないほどのものは、忘れるようにできているのよ。
ねえ、あなた。
“忘れてしまったから、大切に思ってしまった”
そう、思ったことはない?
[>>29 グリタの言葉に頷き]
そうね。それも正しいわ。きっと。
でも、いつも思い出は、美しいものだわ。
手に入れなおしたものに、またかかずらっていられなくなることは、ないのかしら?
そう思っただけ、よ。
『なぜ、人は思い出を欲しがるのだろうね』
[金物屋の主人を思い出す。
カチャカチャと音を立てる金属音は、仕舞うかばんの中から。]
こんばんは、かな?
今日は立ち話の気分なの?
それとも、噂話を拡散する手段かな?
[手を上げて応えるグリタに微笑みを向け。
邪魔をしないように話に耳を傾ける。]
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