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しまった。
…こっちだったかな。
[当然キクコの姿も見えなくなっていた。
迷子発生。
止まっていても疑問は晴れず、他にどこに行くあてもなかったので]
おーい。
[見失った人影を探してゆっくりと歩き出した**]
……っつ……。
[足を止めさせたのは、不意に走った痛み。
発作の感覚と近いようでどこか違うもの]
『おいかけてはだめ』
『ふれてはだめ』
『みつかってもだめ』
[……意識に響いてくるのは、誰のコエ?]
……なん、なの……ていうか、誰。
[呟くけれど、返事はなくて、ただ]
『こわいから』
『こわいから』
[そんなコエだけが、響いて]
……っ!
[あ、これちょっとヤバい、と思える衝撃を感じて、その場に片膝を突いた。**]
――…
[ゆるく目蓋を開ける。
時折、見るのだ。
遠い、過去を。
どうしようもない、いくつものそれを。
不意打ちのように。]
…ほんと、
いつもいつも、ありがとうございます。
[自嘲気味にふっと息を吐いて。
束の間の浅い眠りから起き上がる。
変わらない藤色。
変わらない水面。
その中に。]
ん?
[なにをしているのだろう、と暫く眺めていると、背後。
先程の兎の間伸びた声。]
あのひと、君の友達?
[なんとはなし聞いて。
続く言葉、空間がどうの、時計がどうの。
よくわからないが、壊れた時計の鍵と螺子を探しているらしい。]
[居るのに触れない。
それはまるでホログラフに手を突っ込んでいるような感覚だった]
身体は何とも無いか?
……そうか、大丈夫なら良かった。
にしても、一体何で……
[妹とそんなやり取りをする間に横を行く直立二足歩行の兎>>#0]
………………
みたい☆ じゃねーよ!!
[当然突っ込みは飛ぶ。
その弾き出されたのは他でもない妹のことだと言うのが直ぐに理解出来たからだ]
…『時計』が治るのを嫌がってるのが居る?
おいおい、それをどうにかしながら探せって言うんじゃないだろうな。
そもそも『鍵』と『螺子』ってどのくらいの大きさ………おい!
[長い耳を持ってるくせに聞く耳を持たない兎。
その耳に手を伸ばしたが、跳ねるごとにひょこひょこ動き、捕まえられないうちに兎はどこかへ行ってしまった]
鍵と螺子…
[またしても一方的に語って去る兎。
耳に触らせてくれたら協力しよう、とかそんな取引は出来そうになく。
けれど、手伝うにしてもせめて。]
何処で無くしたのかくらいは教えてくれないと……
[どうしようもない。
現状の結論。]
[パントマイムとはまた違うドタバタ劇をした後、何気なく周囲へと視線を向ける。
その最中に視界に入った姿>>31]
…………
[物凄い怪しい。
怪しすぎて疑って良いのかすら悩むくらいだ。
尚、自分にしか妹の姿が見えていないとは気付いていないため、間抜けな光景を晒していたとは知らない]
[深呼吸を繰り返す。
落ち着け落ち着け、と自己暗示。
いつもそうやって乗り切って来たんだから、今度だって大丈夫なはず、なのに]
……なんなん、だよ、この感じ。
[妙におもい、苦しい。
何かが自分の中で不協和音を作っているような、そんな感じがして。
それが辛いのに──どうしても、拒む気になれない。
何か、どこか。
自分と似てるような、そんな気がする、から。
もしかしたら、それ自体が気のせいなのかも知れないけれど]
[ずる、とその場に座り込む。
は、と零れるため息ひとつ。
さっきまで話していた二人も気がかりだけれど、こんな状態じゃ自分の方が迷惑かけるから、と、無理に追う事はしなかった]
……あー……かっこわる。
こんなになるの、いつ以来だよ……。
[ぽつ、と零れるのは、愚痴めいた呟き、ひとつ]
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