情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了
でも、……なにかのきっかけを作ったのは、私、なのかしらね。
[何か。ゆるりと首を振る。
おそろいで、と顔を見せたウミに、微笑んだ**]
よく聞こえなかったけど、たぶんそういう話だったみたい。
[ウミに大げさに頷いたところで、ハッと重大なことを思い出した]
そう、これを渡したかったの。
ギンスイさん、あなた営業職なんでしょう?
売り出して欲しいのよこれ。ねっ、ねっ!
[差し出したのはミニミニ砂時計]
[ウミに声をかける間もなく、足元を猫がすりぬけた。]
かりんとうネギヤについて知りたい、
じゃあ、弁護士さんは殺人や拉致はしてない…て主張ですよね。
…きっかけ。
[戸惑いを浮かべた時、ミニミニ砂時計が手の中に]
館の様子が、違うん…?
[そうボタンに言われて、ようやく辺りを見渡す。
たしかに、言われてみれば少し、――少し、何だろう。
――懐かしい、とも言えそうな、そんな。]
あらぁ?
ねぇ、ゼンちゃん、
ウチらが散歩に行った時と、庭の様子なんか違ぅてるね…?
[窓の外を指さして、不思議そうに呟く。
ボタンの後について歩きながら、]
お人形さん、ウチも一緒探しますね。
あなた若いのに、笑顔が寂しいわよ。
何か悩みがあるなら言ってみなさい。
書き取りしてあげるから。
[ヒナの表情がうつったかのような顔で、八の字眉になった]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了