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[今日も先日と変わらない、古めかしい音]
あれー? 奇遇だねー。
[マフラー姿を見かけて、眦を下げる。]
おじさん、せせりとビール。
[威勢のいい声と同時に差し出されたお通しに早速箸を付け]
ねぇ、思い出屋の話、聞いた?
[お絞りで手を丁寧に拭きながら、マフラー姿の者へ訊ねる。]
あ、あたしモミジって言うの。
よろしくね?
[手酌でコップにビールを注ぎながら。
名乗っていなかったことを思い出す]
そう、この前隅っこにいたまるっとした人でしょ?
あたしも聞いてここに着たんだ。
バック転する位って余程のことだよねー。
[真の目的は焼き鳥だが。]
というか、驚きようと言い、お酒は程々と言い、ちょっと酷くない?
[ふざけて膨れながら、ごくりと一口]
― 探偵事務所 ―
寝泊まりも此処でと伺っていたので…。
[探偵へと手土産代わりに持ち来た袋には、
軽い夜食になりそうな惣菜が入っていた。]
…呑んで帰ると、
作るのが面倒なんですよね。
[少し声に笑みを含ませて、胸へ手を遣る。
たばこを吸っても構わないかと仕草は尋ね
――諾を得れば、共に外へ出かけるまでに
3本のセブンスターが灰になる*]
─ 事務所 ─
うーん……。そのあたりの呉服屋の旦那の腹積もりはどうだったんだろうなあ。
尋ねもしなかったが、どうして俺にあの人たちを探させたんだか。
あんたの言う「想い」って奴はどんなもんだったんだろう。
[普段は書類仕事をするための机に腰掛けて、足をぶらぶらさせながら、テンマの言った事を考えていたが]
バック転は話を盛っているのかー。
[凄く残念そうに呟いた先にせせりの串が置かれる。]
えー? この前は全然あんなの序の口だよー。
だって迷子にならずに家に帰れたし。
[レンと名乗る相手が、手酌に戸惑う様も気にせず]
でもさ、実際遭った人が居ると聞くとさ、
[脂の乗った細肉は美味しそうに口に収まる]
やっぱり噂は都市伝説じゃなかったんだって。
思いたくもなるよねー?
[もし遭えたなら。
貴方ならどうする? と併せて問いかけて**]
や、こいつは気がつかなくてすまんね。
[客用のガラスの灰皿をテンマの前に置き]
ちょいと失敬。
[自分はコーヒーの空き缶に、飲みかけていた茶を少し入れると、ポケットから黄色い箱のたばこを取り出した。]
[自分のくゆらす紫煙にわずかに目をすがめながら]
孤独な思い出ねぇ。
──餓鬼の時分に、悪さしたのがばれて、おふくろに閉め出し食らったとかいうのはあるかな。
[至極まじめな顔と口振りである。]
[白い息を吐いて、少女が焼き鳥屋の暖簾を潜る。
今日は一人連れ。]
……。
[>>22赤いほっぺの同性を見つけて、
許可も得ずに横にちょこんと座る。]
――すなぎも。
[何食わぬ顔で、店主に注文した]
他人の心は見えない、とは言いますが…
…しらふで肴にするなんて、
探偵さんもお人が悪いですよ。
[ネギヤのことか自身の「想い」か――
いずれにせよ、背広姿は笑ってみせる。
程無く室内に揺蕩う紫煙二本、ゆらりゆらり。]
孤独と言うか、空腹と寒さが先に立ちそうなお話ですね。
…どんな悪さをなさったんです?
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