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それはともかくとして、だ。
するってーと、アンちゃんやケンもあたしと同じよーに、そこらをふよふよしてるのかね。
体が冷たくなってて、こーやって意識が外へ抜け出してるってことは、つまり死んでるってことになるんだけども、なーんか死んだ気はしないんだよね。いや、死んだことないからわかんないけど。所持金半分になってもいいから、教会で生き返ったりできないかなー。
冷蔵庫のりんごゼリー、賞味期限いつまでだっけか……。
――茶屋――
[なるべく雨を避けて移動してもやはり体はいくらか雨に濡れる。茶屋の老婆が濡れた体をタオルで拭いてくれるのは雨の日にはよくある出来事]
なぁ〜う?
[きょろ。きょろり。
と茶屋の中を見れば、老婆はご主人は忙しいようだねと、今はヘイケも出かけているから遊んでもらうのは無理かもしれない、そのような事を猫に話し、そろそろお腹のすく時間かと、甘納豆を数粒分けてくれる。空腹の猫がそれに口をつけるのを確認すれば老婆は再び店の奥へと戻っていく]
………
[こくり、と口の中の甘納豆を飲み下すと、老婆が戻っていったのとは別の方向……店の中の一点をじーっと見つめた]
なぁう?
その貝殻も夢の産物だったりとかする?
[何気なく尋ねながら]
私が床屋じゃなくて記者だったら解決できるのになー。
[わざと冗談めかして言う]
うん、この村で……割と最近……
[もどかしげにしばらく考え込んでいたが]
あ、そうだ!夏祭りのときに!
神輿の飾りにあんなのがついてなかった?
山奥の村なのに貝殻って不思議だって、[告げ人 アン]と話してて。
んなぁ〜う!
[見つめていた一点のほうへ、とてとて歩む。
ぐるり。と一周小さな円で囲んで]
にゃあ〜う。
[ちょこん、と円の中心を向いて座った]
[木箱に頬つけたまま鍵をまさぐると、鉄のにおいがした]
校長先生も、鍵知らないって言うなら。
どこなのかな。
[左手を口元に運び、親指の爪を噛んだ]
鍵……
……むむ。
[猫は、とてとてとこちらへ近づいてくる。足もとをぐるりと一周すると、顔を見上げてひと声鳴いた]
これは!見えているのかライデン!
もといウミちゃん!
ってかこれ……くれるの?
[足もとに置かれた、丸々と美味しそうな栗甘納豆に、ついつい手が伸びた。
しかし掴めない!]
くっ……ウミちゃん、お食べ……
オレの夢ならどうとでもするんだが。
そうだな、オレが女だったら、事件解決する可能性もあったな。
[ホズミの冗談には、小さく笑って。冗談らしく、妙なしなを作って見せた。せくしーぽーずらしい]
……御輿? そんなもの、ついてたか?
[思い返そうとしたが、記憶の映像は常にピンぼけだった]
確かめてみるか。アンが大事にしていたなら、なんか理由があるのかも。
御輿、蔵だったか?
[診療所から蔵に向かう]
にゃあ!
[空間へと元気に鳴く。
しかし、しばらくすると首をかしげて]
みゃあう〜〜……。
[ちらり、と様子を伺うように見て、栗甘納豆を頬張る。猫が少し申し訳なさそうな様子である事は人間からも感じ取れるかもしれない
はむはむ、ごっくん]
工具箱!
[立て付けられた戸棚に箱を見つけた。
限界以上に背伸びをしてやっと手にしたそれを開くと、その中には――]
輪ゴム!赤青黄色綺麗なのよ!
確かにこんな山奥で貝殻っていうのも、なんだろうな。アンは……貝殻返しにきたのかな。
[ぶつぶつと、思考を垂れ流しながら、蔵へ]
……お?
[蔵は、開いていた。それも、少し意外だったけれど]
傘?
[入り口に立て掛けられた傘は、見覚えのある、色。一度、ホズミを振り返って。
反射的に足音をひそめてしまうのは、何故だろうか。足音が消えるわけでもないのに]
って、おおお?
[探している物と、探している者が、同時に見つかって、思わず声を上げた]
ロッカ、なにやってる、危ないぞ。
[御輿の上のロッカに駆け寄った]
くぁ…あ〜〜。
[甘栗納豆を食べ終わってぺろぺろと身だしなみを整えると、本能には逆らえないのは猫の宿命であって、要するに大きなあくび。
目元がとろとろ。うつらうつら]
みゃあう〜……
[細い目ではあるが、一点を見つめて、鳴く]
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