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…悪かったよ。
そういうことにしとくよ。
[起き上がり、ロッカの慌てように
ため息を吐き出した。]
ムカイは気にしなさすぎなんだ。
…。
今まで気にならなかったんだから、
気にするほうが、へんなのかな……。
前進……。
そうかもしれないね。
だって、誰も泣いてない。
ね?
[にっこり笑って呟くと、『彼ら』と同じタイミングでお茶を*啜ってみたりした*]
うーむ、孔子いわく。
「この家の中は罠があるんだろ!!
俺は今夜は部屋から一歩も出ないからな!!!」
と、いうことですし、寝よう。ちゃんと。
[むしろ部屋に戻ったほうが危険という声もどこ吹く風でふらりふらりと自室へ戻っていった*]
[ぶるぶる首を振って]
あぶないあぶない。
意識だけ川渡りそうになった。
じいちゃんだからあっち逝きやすいんだよなあ。
きをつけないと。
悲しいことなんて、思い出せない方が良いよね?
笑顔でいけるなら、その方が。
はい。つくね、まだ残ってるよ?
[ちいさく囁くように言うと、新しい器に、つくねをのせて。テーブルの端に、そっと置いた]
そういえば。
いつぞやは、ヌイさんがお茶を淹れてくれたんだっけ。
[お茶の味を思い出しながら]
私も、もうちょっとのんびりしていきますね。
ここで。
[呟くと、手にしたお茶を啜る]
ずずずーー。
[洗い物をしながらぼんやり巡らす思考。
手が赤く染まり感覚もなくなる頃、
現実に意識を引き戻した。]
……ん?
[左の手で栓を締めようとして、違和感。]
……………?!
[凝視して、目を白黒。]
な、んだ、これーーーーーっ!!
[他者には視えないであろう、指のそれを認め。
叫び声が、響き渡った。**]
ばーちゃんとぬいぬいに渡しちゃったんだ。
機嫌を損ねちゃうなんて、ズラさんちっちゃーいの。
お金持ちなんだから細かいことは気にしちゃダメダメなのよ。
少年より少女のほうが裕福そうに見える理由?
えーと、せーめーりょく?いわゆるひっとぽいんと。
はるちゃんいっつも不思議に思うの。
ゲームのキャラって、男だと力と体力が高くて、女だと素早さと魅力が高かったりするの。
でもね、男の人のほうが走るの早いし、女の人のほうが生き延びやすいと思うの。
むいむいはどう思う?
ばーちゃんとゲーセン、行きたかったな〜。
でもあんまり行ったことがないから、どういうゲームがあるかわかんなーい。
ヒーロー…せーぎのミカタ…。
はるちゃんたちは、ゆーしゃにはなれないんだよね。
はるちゃん、ゆーしゃに生まれたかったな〜…。
[そうポツリと呟いて、ゲーム画面の中の『ゆうしゃ ああああ』に視線を落とした]
んあぁ?
[相変わらず寝ぼけたまま身体を起こした。口の端には涎が乾いた白い痕。さすがは熟女]
ん〜、何だかちょっとくーきが違う…。
[きょろきょろと周りを見て]
あーれー?ばーちゃんいない。ぬいぬいもいない。
ばーちゃん、ゲーセンは〜?ゲーセン…はるちゃん一人じゃ行けないよ〜(財力的な意味で
ううう、はるちゃんのゲームも貸すって約束してたのに。
[ぐすぐす。涙ぐみ]
あえ?ばーちゃんは罠にはまってるの?
んーと、とらまな〜!かるふぉ〜!はダメ?指輪限定?
いっそ、ぱろぷんて〜!
[その直後、ギンスイの叫び声にびくりと身を震わせ]
な、なにーどしたー!?
はっ、死ぬな、死ぬんじゃないぞジーパン!!!
[混乱して訳の分からないことを叫びながら、台所へと*飛び込んでいった*]
[鍋を食べていると、ズイハラからへんな告白をされていた。]
いや、私普通に日本人だし。
何故コスプレ写真館なんですか?
それに…
ズイハラさんはまた他の方に告白するのでしょう?
[淡々と問い詰めるような口調。]
私日本人なのって、じゃあペケレって名前何だ?芸名?ハンドルネーム!?
コスプレ写真館は、
カメラ→写真館→普通のじゃ売れなさそうだから付加価値を
という算段ですよ。
散弾で算段。
誰だそんなこと言ったのは。
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