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[男には先天的に左手が存在しなかった。左腕の肘から先がない状態で生まれたのだった。その特徴から子供の頃に儀式の対象に選ばれかけた事もあったが、結局男が神に奉げられる事はなかった]
高きにおわす 天の御神よ
迷える我等を 導き賜わん
[小さく祈りの歌を口ずさむ。歌声は柔らかくも凡庸なもの。ゆるりと踵を返すと、草履の軽やかな足音を響かせながら、村の何処かへと*歩いていった*]
……ご馳走様、ポルテさん。美味しかった。
[出された料理を平らげた所で、席を立つ]
貰ってばかりも何だし、何か手伝う事があったら言ってよ。
……お役に立てるかわからないけど。
[料理の腕は言うまでもないし、オルガン奏者らしい細い指は力仕事にも向いていない。
それでも、感謝の気持ちだけは伝えたくて、そう口にした**]
いやいや、この仕事はのんびりしてても怒られないからね。
結構気軽で楽しいよ。
[清治にそう言って、笑みを向け]
そうそう。それにほら、儀式の時だって神様に捧げる音楽を奏でるしさ、必要とされてるんだよ。
[儀式の時に奏でられる音楽を思い出せば励ますようにそう言って]
そうだな。また収穫の時期になったら、その時はお願いするよ。またね。
[家に帰る清治を見送り]
さて、僕もそろそろ帰るよ。ごちそうさま。
また、野菜が欲しい時には言ってくれれば持って来るよ。
[ポルテに料理の礼を言って、店を出た**]
48h経過しましたが、現時点で参加者が少ないため、開始を延期させて頂きます。
十人前後を目安に集まりを見て開始する予定です。遅くなっても今週中には開始できればと思っていますが、都合が悪いという場合は仰って下さい。
状況次第では少人数開始になります。
セイジ君はもうお帰り?
え? 何か……?
[>>33 セイジの申し出に考え込む]
あ。子供たちと森に行く時にでいいんだけど……。
いちじくやあけび、ざくろ、スベリヒユが有ったら採ってきてもらえないかしら。
フキやヤマブドウは遅いし……クコはまだまだ先だものね。
私、この季節はすぐに赤くなってしまうから、外に出る時は大変。
[セイジを入り口まで送りながら、頼みを口にする。
扉を開く手は、昼の野菜取りの時の名残か、ほんのりと赤い。
ふと何かを思いついたように、いたずらっぽい笑みを浮かべた]
あ。ゲンジモノガタリって知ってる?
昔の人って歌を贈らないと一夜も過ごせなかったのよね。大変よね。
歌とか音楽ってそれくらい大切なものだったんじゃないかしら。
じゃあ、またいらしてね。
─小料理屋─
[やってきた村人に料理を振る舞い、代金代わりの食材や物品を受け取る。
そうして誰も居なくなった頃]
まだ早いけど、いっか。
[お櫃に残ったご飯をおむすびにして、ごまを振り大皿に並べる。
痛みにくい惣菜を小鉢にとりわけ、布巾を被せる]
『留守にしております。ご自由にお召し上がり下さい』
[割烹着を畳み、住まいの入り口の脇に置くと、メモをカウンターに残す]
─夜道─
[月明かりの下、うちわをもてあそびながら、下駄の音も軽やかに夜道を歩く。
川までたどり着けば、臆すことのない足取りで岩場を下りて、川岸へ。
下駄を脱ぎ岩に腰掛け、足を川に落とす]
もう蛍も居ないわね。
[うちわで扇ぎながら、のんびりと星空を眺めている*]
―回想・小料理屋―
うん。了解。じゃあ、明日にでも持って来るよ。
[言われた野菜のメモを取る。帰り際、聞こえてきた小さな言葉には、振り返るでもなく、ただ、少し困ったような笑みを浮べ]
ありがとう。また来るよ。
[背中を向けたまま、ポルテにそう言うと、小料理店を後にした]
―自宅―
ただいま。
[家に帰り着くと、誰に言うでもなく、声に出して]
いやー、今日も疲れたなぁ…
[寝床に寝転がり、窓から夜空を見上げる]
おや、今日は満月か。綺麗だな…
─川のほとり─
[月明かりに反射する水面を楽しそうに見つめていたが、しばらくすると足を遊ばせるのに飽きたのか、夜空を見上げ、そのまま仰向けに岩の上に寝転がる]
痛たた……。
[頭を打ったのか、右手を後頭部に置いた。
足を水に浸し空には満月と星が見える]
……
[いつしか*うつらうつら*]
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