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……
Night time sharpens,heightens each sensation.
Darkness stirs and wakes imagination...
[ふと、口から零れる歌声。低くも高らかに、静かながらはっきりと、歌劇か何かのように。声はキッチンや、近い場所には響いて聞こえたかもしれない。
歌を口ずさみつつ「声」に導かれ、己の目覚めた部屋へと*戻り*]
……ああ。
何という歌だったか忘れてしまったが……
少しだけ、思い出したような気がする。
歌というのは、確か……よく歌っていた。
[部屋の中、「声」にぼんやりと話しかけつつ]
……だから何だという事でも、ないのだろうがね。
お休み。子守唄は君が歌ってはくれないかね?
……、寝物語でもいいが、その話は難しいね。
[徐々に眠りへと*落ちていった*]
[スプーンを咥えたまま、ぼんやりと椅子にかけている。]
…へぇ。
それで、キミが…カナメ。
そうだね、休息は必要。
[かふ、とあくびをかみ殺し、廊下へ。]
…歌?
[聞こえた声に耳をすませる。
硝子の天蓋から満天の星は見えるだろうか?
さもそれが当然だったかのように迷うことなく、自分の揺り籠である部屋へ*]
ごちそーさまっ。美味しかったー!
[食べ終わると率直な感想が口を出る。
しかし、それを作った当人は既に眠りの中へ]
……うーん、起こすのも悪いし。
[せめて自分の使った分だけでも片付けようと、
スケッチブックと色鉛筆をテーブルに置いてシンクに向かう]
はい、きっといいですよ。
いえ、きっと食べるのが、よいのでしょうから。
[わざわざテンマが教えてくれた、
そう思考して、ふいに下の方を覗き込んだ――。
テンマ? 唇だけで呟き]
ごはんは、したのほうですよ。
[獏が頷くなら、共に階下へと向かう]
そうか、喰うのがいいのか。
なら、一緒に行こう。
どうやら、お前が来てから世界は色を変えたらしい。
共にあるなら、それはそれでいいかもしれない。
他の人がいれば、更に色が変わるだろうか。
[ふわり、立ち上がって。月光を背に浴びながら、階段を降りていく。響くカナメの声は、彼方へ追いやって]
[墓から蕾を一つ手折る。
薄暗い泉に投げ入れ、流れを眺めていた]
おやすみ。おはよう。おやすみ。
[先ほどミナツがそうしていたように、ぬいぐるみの手を持ち上げる。
水面へそれをゆらりと振って、室内へ戻ることにした]
おやすみ?
[ペケレもレンも食卓に突っ伏している。
テーブルにあるのは、ミナツの画材。
スケッチブックの表紙をめくった]
絵?
せかいの色。かわるですか。
やっぱり獏はむずかしいですね。
いっしょなのは…きっと…
[留まる表情。
カナメに聞いても答えが得られない類と、
判ってきたようである]
はい、いっしょに。いきましょう。
[月光を浴びた後姿を、
どこか急いたように追いかけたのは、
もう去った亡霊の背が、過ったせいだろうか]
[しばらく歩くと、何処からか不思議な香りがした。カナメが言うには、それはカレーという物の匂いらしい。]
この匂いがする場所がキッチンか?
[失人は、無遠慮に扉を押し開いた。]
[洗剤の泡立つスポンジで食器を丁寧に磨き、
水切りカゴの中へと置く。
戻ってくると、そこにはプレーチェの姿が]
ん、何か描いてあった?
[実はまだ、ミナツはスケッチブックの中身は見てない。
中を覗けば、そこには数枚の風景画
―その中の全てに鳥の姿が描かれている―を
見ることができるだろう]
[それから、思い出したように少女へ問うてみる。]
俺は難しいのか?
ルリルリには見えないか?
世界が描く至高の絵画が。
聞こえないか?
世界が歌う命の歌声が。
世界は、こんなにも美しいのに。
>>44
きれい。
ミナツの鳥?
[そう答え、ページをどんどんめくっていく。
扉が開かれる気配に振り向いて]
ごはん。
プリン。
[ルリに偏った情報を伝えた]
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