情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
…
キク嬢ちゃんも 消えた て。
ボタンの婆っばん だけじゃ 無かとやな?
[アンに聞いた名は出さず、セイジが落ち着いてきた頃に聴く。
交わす会話の中では、
アンとギンスイが酷く彼を案じていることも伝え]
…俺も、婆っばんに 訊いてみっで。
何ごて こげなこつに なったか――
/*
墓下元気〜?イエーイ。
もしかしてギンスイのハーレムなのか!(餅は?)
トランクスなんかならんかなぁ。
ひらめけ俺!
なーむー。
化粧師 ンガムラは、ここまで読んだつもりになった。[栞]
[現れ、駆け寄ってきた姿に]
……ヌイさん。僕は……
[大丈夫だと言おうとしたが、自分の顔色を、説得力のなさを思ってか、ただ頷くのみに留めた。ボタンの事がわかったと言ったのには、少しばかり表情を緩めたが]
……アンちゃんが……
[耳に届く名前にリコーダーをぐっと握った。あんころ餅屋の縁台に座らされて]
……キクコ、ちゃんも?
アンちゃんと、ギンスイ君……
皆は、今どうして……?
[暫くしてからヌイが出した幾つかの名前に、そう尋ねる。彼が彼女らの行く末を知っているらしいと、改めて察せられて。
ただ、返事を聞く前に]
……ヌイさんの、言った通り。
ボタンさんだけじゃ、なかったみたいです。
[ぽつりと、先の確認に答えた]
もう一人……
[少しく、逡巡の間があり]
……タカハル君、が。
[その名を告げる]
それがわかって、誰かに言わなくちゃと思って……
外に出たら、丁度、タカハル君に会ったんです。
……いつものタカハル君とは、違いました。
もっと雨を降らさなきゃ、堰はこえられない……そんな事を、言ってて。
タカハル君じゃない声が……一緒に、聞こえました。
その声は……縛から、開放されたい、と。
[呟くように、先程見聞きした事を伝え]
それで、どこかに走っていって……
追おうとしたけど、追えなくて……
[悔やむよう、眉を下げて俯き]
川の方に……向かったんだと、思います。
……。タカハル君……
[その方向を一瞥する。髪から滴った雨の雫が、ぽたりと膝の上に*落ちた*]
化粧師 ンガムラは、ここまで読んだつもりになった。[栞]
『それでもまだ昼間はつらくって、夜の方が調子が良いけれど。』
[鮮やかな花柄のてるてる坊主が、くるり回る。]
『うふふ うふふ 晴天の続いたこの村は
わたしのことなんて すっかり忘れてしまったみたい
くやしいから 雨をプレゼント 』
『そして あのひとが 遠くへゆけるように 』
『セイジ?』
[ヌイの肩を借り、座ったセイジを認めれば、]
『だいじょうぶ?』
[その様を、まるで気遣う響きの声となる。]
『アンもセイジを心配してるみたい。
またセイジとアンとが一緒になって、安心できるといいね ふふふ』
[それが不可能である事を忘れたように、
老婆は、てるてる坊主の、裾の端で咲き零れる花びらを近寄せて、濡れたセイジの髪を拭おうとした。]
[ヌイがちゃんと傘をさしたのかも見ず、グッとアクセルを踏み込む。
『五人』の家族たちが、そして村の人々が、雨の中を捜索する横をすり抜けた]
じゃあ何なら信じるんだよ。
[自嘲のち、舌を打った。
視界不良の雨の中、軽トラは裏山へと*進んでいく*]
[朝になり、父はギンスイを探しに出た。母は床に座ったまま、電話機を食い入るように見つめている。姉はその母を気遣いながら、食事の支度をしている]
[玄関の扉を通り抜け、外へ出た。近所の人々が話す内容を、耳に留める]
……アンは、どっかで聞いてしもうたじゃろか。
ネギヤさんの「体」が見つかって、消えてしもうたこと。
ワシ、言えんかった。
ネギヤさんは、ワシらとは違うことになっとるて、ヌイが言うたこと。
……すまん。
……!?
今の、アンの声か?
[遠く聞こえる、悲痛な叫び>>+13]
やっぱり、ネギヤさんのこと聞いて……いや。
セイジを助けろて、いったい、何が……!
[アンの言葉を聞き取ると、村の通りへ飛び出した]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了