情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
[祭壇での狂乱の宴など知りもしない、そんな涼しげな顔をして。
仕事中なのか、何時もと同じように交配した街中を駆け回る軽業師の男へと声を掛ける]
ねえ、そこの色男。
遊んで行かない?
[するりと伸びる白い脚。
煽情するようにそれを見せつけて、細い指でさらに煽る様に撫でて]
今ならサービスしてあげても良いわよ。
[蛇の舌のように赤い唇が、にぃ…と弧を描いた]
[胸元から覗くのは、白い封筒。
いつぞやに、彼が己の元へと運んだ手紙。それの端をちらりと見せて]
コレのお礼もしなくちゃいけないし。
ね、いいでしょう……?
[シナを作り、媚びるように男へと絡ませる腕。
ぴたりと豊満な胸を押し付けて、その膨らみの柔らかさを伝えるか]
…… ……。
[自分よりも背の高い男の耳元へ、背伸びをし顔を近づけて。
ふぅ…と息を吹きかけた]
……ね。いいでしょう?
[男の腕から身を離し、胸を強調するように己の身体を抱きながら]
あそびましょう……?
[紅い唇が紡ぐ声は、微かに震えて。
まるで少女のような響きを滲ませていた**]
[――妖艶な蛇が、手管を凝らす。
ちらつかせた封筒と其の肌、どちらが白いか。
ふ、と籠る男の吐息は黒く澱む色を憚るよう。]
…
[応えせぬ間にも、被せるような誘惑の言。
片腕で窓枠へぶらさがった儘、軽業師の男は
しなだれかかる娼婦の太腿へ掌を這わせた。]
[遠慮のなさは、擦れた女にも伝わろう。
蛇めく彼女の鱗を探すに似る手つきが、
太腿から昇り骨盤のかたちを確かめて、
緩く甘く腰裏を摩りながら窪みを降りる――]
[柔く身を揺らして、するり
隣家へ跳ぶ足場、それだけのはずだった
宿の庇下、其の部屋へと――滑りこむ。]
骨でも 抜いてくれるのかい
[室内へ降り立つと同時、男は口の銜を離す。]
…お嬢ちゃん
[年齢もそう遠く離れているとは見えない
――毒蛇めく仕草の彼女をそう呼んだ*。]
[男の大きな手が肌の上を這えば、艶めく唇から漏れる、甘い吐息。
何かを確かめる様にごつごつとした手が這う度、ふるりと震える身体。
恍惚とした顔でその手を受け入れる]
…… ……んっ。
[柔らかな尻をきつく掴み上げられても、悲鳴を上げる事はせず。
それどころか、男を見上げる顔は何処かうっとりしたもの]
骨以外のモノも、お望みならば……。
[室内へ降り立つ男の足元に跪き、銜を外した男の顔を見上げながら。
その手は柔らかく男の脚を撫で、その中心へとゆっくりと登っていく。
お嬢ちゃん、と。
名前ではなくそう呼ぶ男に、曖昧な笑みを浮かべて]
ああ、それとも。
骨抜きにするほど激しいものを、お好みかしら?
[顔に掛かる黒髪を指で描き上げながら、ふわりと微笑んだ*]
― 時間は前後する>>30 ―
[落暉残照していた濁った赤黒い空も、今は一面どろりとした墨を流し込んだように夜闇を濃くし始めている。]
―――…お腹、空いた、な。
[ぴちょ――ぴた―――――ぴた――――]
[祭壇の最上段から、ゆるゆると流れてくる血の絨毯が、男の爪先を濡らす。祭壇へ顔を上げる。何処かで潰れた蛙の鳴き声を洩らす教祖の声。]
[本物の絨毯を歩むように、そっと、一歩ずつ階段を登ってゆく。凝固するにはまだ早く、粘度のない血が一歩ごとに足裏を濡らす。]
これ、匂い。
[途中で踏み付けたのは双眸を真横に切り裂かれた教祖の身体。ごつりという音がしたし、感触からは頭も踏んだのだろう。]
可哀相、だった、
[匂いの元に近づき、血の広がる床を探る。]
――砂塵の街・宿の窓辺――
おやん
ほんとうに随分とサービスがいいらしい
[膨らんだ衣服越しに触れられる脚は、
前日の浅い疵が心地よくひりつく。]
仕込んだオトコを褒めるべき…?
[灼熱抱く身に、女がいつまで
触れていられるかは知れず――
笑みの曖昧さを追求する野暮は犯さずに
…やがて身体の芯へ辿り着く手指に任せ]
ん
[絡みつく艶は、視線とも肉ともつかず。
香りばかりはクレオソート臭がかき消す。]
たとえばこういう殺し文句、
お嬢ちゃんも…使うんじゃないかい
[微笑みにかかる女の黒髪を片手に掴むと、
覗き込む己が面へ向けてくっと仰向かせ――]
[見上げさせる面持ちは、
笑みを薄うく広げていて]
…『 普通じゃ だめなの 』ってね
[尖らせた舌先に沿って どろぉ と
300℃超のコールタールが、娼婦の美貌へ
艶かしく迸る軌跡を――――*描いた*]
[血塗れの袋を片手に街をさまよい歩く。
ウルスラとの待ち合わせ場所は何処だったか]
・・・アの阿婆擦れ、連絡つかないネ。
生首持て待つ身にもなてほしいヨ。
[無線機を鳴らせど応答は無く。
久しぶりの大口報酬で随分豪勢なバカンスが出来るだろう。
それでも余った分はどうしようか――
そんなことを思いながらも、待ちぼうけの苛立ちは隠せない。
ウルスラの置かれた状況など、女は知りもしないか**]
仕込んだ男はもういないわ。
[蝮の娘となった時に、身も心も喰らってしまったから。
男の中心から手指を離し、薄く笑うその舌から零れ落ちるどろりとした赤黒いシャワーをうっとりと見上げて]
男って、本当に――……。
[その言葉の続きは発せられないまま。
悲鳴を飲み込む音と、肉の焦げる嫌な匂いだけが小さな部屋を満たして**]
[掌と指が、鳩尾の辺りから胸部、鎖骨、首と辿り――首から上がない事を知る。次は両手で、首から肩、腕部をなぞり、腰から脚、爪先へと、輪郭を辿る。
周囲の切れ切れの音から拾い上げ、意味らしきものに繋ぎ合わせれば、生贄の少女は、神に捧げられる前に、教団に仇名す者(或いは別宗教者からの刺客)により、呆気なく殺されたのだという事。]
……―――……
[音を洩らす代わりに、頷くように頭が揺れた。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了