情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
カウコによ。ビャルネにも言ったかしら?
でも、どうでもいいことだわ。
[ちろり、ちろり。まだ温い血は口に優しい。ウルスラの姿にもにっこりと]
ごきげんよう。カウコがやったのよ。
どうしてかしらね。どうやって、狼使いと思ったのかしらね。
[トゥーリッキに声をかけられる。
相棒は襟巻の如く蛇遣いの首に
巻きついているだろうか]
妙なこと……ビャルネから聞いたので
私が知ってるのはひとつだけ、だけどね。
[狼遣いに協力する者の存在。
それだけだ。
イェンニの挨拶には緊迫した空気の中で
毒気を抜かれたながらも]
この状態で、わざわざ愉しみで殺す奴がいるとは
思えないけどねえ。
自分の命さえ危うい、こんな時にさ。
――うむ。
イェンニにそう告げたと…あたしもあの後聞いた。
[潔白。まじないかどうかも知れぬそれ。
イェンニの言をついで、ウルスラへも伝える。
"あの後"、は彼女と自身、
そしてビャルネの三人で話した後を示していて]
どう思う、先生。
あまり口にせぬ方がよいかね…
或いはまじない師が死んだかもしれん、とは。
…村の中まで狼がうろつきだすと、
家から出られず孤立する者が出てしまうぞ。
ドロテアの代わり――と言ってやるな。
長老さまも仰っていたろう、代わりはいないと。
[老爺の唯一の慰めだろう言を思い起こしながら、
イェンニを窘める。血を舐める所作は窘めぬけれど]
…カウコに、か。
ビャルネが殺されたのは…あたしの所為だろうな。
[胸裡へ確かめるよう、零す。ビャルネの杖を持ち]
あたしはカウコへ、あたしを潔白だと
言ってくれてる者が居るとは言ったが…
ビャルネがそうだとは、教えなかったんだ。
[偽りなき感慨のままに、白蛇に触れつぶやく。
冷える屋外――それはまた動かなくなっている。]
まじない師の可能性を見ていたら、
カウコは白髪頭を殺さなかったかもしれん。
ってことは…イェンニは「白」ってことかい。
[確認するように、もう一度尋ねる]
「黒」であれば、言う必要もあるだろうけど。
「白」だっていうなら無闇に言いふらさない方が
いいかもしれないね。
…まじない師については、
ある意味もうバレてるわけだしねえ。
ビャルネも容疑者である以上、
まじない師の可能性もあるわけでね。
ちょっと頭があるなら、誰でも気づくさ。
[可能性があるからこそ、ビャルネも生かされていたのだから]
ビャルネ様、何を仰っていたの?
[妙なこと、というウルスラへ]
……。何もかも、カウコに聞けば良いことだわ。こうも堂々と殺したのなら、申し開きする用意がある筈よ?それが怪しければ、彼を殺ればいいことよ。
あぁ、その時は是非私に。
その"ひとつだけ"は…ああ。
一緒に聞いた。
[狼使いに味方する者、その一人の存在。
蛇遣いが、ウルスラと共有すると知る情報。]
あれについては、口外してないがね。
恐怖にかられた皆が、自分こそその「一人」だと
思い込んでしまうときが…恐ろしいからな。
[詳細は口に出さぬまま、ウルスラの瞳へ視線あて
彼女の見解が知りたいと求める態で目配せをした。]
[ウルスラの言を耳にとめ、ほんの僅か、顔を顰めて]
では。カウコがビャルネ様を殺したのは「呪い師の可能性を見ていない」ということ?
それは本人が呪い師でないとわからないわね。それとも、決定的な証拠を掴んだか。
…どうでもいいわ。考えるより、聞いたほうがはやそうですもの。
で、ビャルネ様どうしますの?
[先生?姉様?と。自分はまだ埋めるのはつまらないと思いつつ。唇は寒空の下に不似合いなほど赤く染まり]
否、…
ビャルネが言っていた「白」は
あたしだな。――"トゥーリッキ"。
[ウルスラの確認へは、つと自らを示し訂正を。
この地に住まいする折に、長老が伝承から取って
名付けした――――蛇使いのこの地での呼び名。]
それをイェンニが聞いたのさ。
他に聞いたやつがいるかどうかは…わからん。
…そう、言いふらせないからな。
だが先刻… ビャルネに他を尋ねようとして
促したから、他へ勘づかれてる可能性もある。
…なんでだい?
憎んでいるのか?カウコのことを。
[尋ねる呟きは、イェンニの最後の言葉に反応したもの。
そこだけが変な色彩を持って耳に届いて
他の言葉には反応できなかった]
別に?疑わしい人は殺していいのでしょう?カウコに怪しい所があるなら…
[勿論のことでしょう?さも当たり前のように平然と瞳で語る。そして]
…私の聞いたことには答えてくれないのね。二人で内緒のお話。いいもの。眠くなってしまうから、何も聞こえないわ。どうぞ、ごゆっくり?ビャルネ様もお任せするわ。
狼の餌にしても、いいと思うけどね。
[長い髪は翻る。ビャルネの言う「妙なこと」は二人だけの間でわかるらしきもの。なら、邪魔にならぬうちに退散しようと*]
生きる人を供犠にするのは悲しむのに、
死んだ人を食わせるのも嫌だなんて。
わがままね、人というのは。
[蛇遣いに促され、端的に意見を述べる]
私は、逆に言ってしまった方がいいと思うんだけどね。
どうにかする必要は――ないのかもしれないけど
[もし、どうにかする必要があるなら
長老がその旨を述べているに違いないから]
それでも注意すべき人間なのに変わりはないからね。
カウコは長老さまの元へ向かったのだろう。
質す場は、あるだろうよ。
[見遣ると紅い、イェンニのくちびる――
蛇遣いは、ぐず、と鼻先に音を立てる。]
…寒いな。脱ぐと寒いだろうな。
[然し声に迷いもなくて、纏う毛皮に手をかける。]
白髪頭の、むくろは――
こればっかりは、男手に期待というやつだ。
そう考えた方が自然だろうね。
ただ、まじない師ってのは
そんなたくさんいるものなのかねえ?
まじない師の可能性、ねえ……
カウコがどこまで掴んでいたのか知らない以上
何とも言えないけどね。
[しかし、気がつけば漂泊の女は。
踵を返して去っていったか。
疑わしきは――と語る彼女の瞳。
何か胸騒ぎを覚えずにはいられなかった]
[妹分の言を掬って問いかけるウルスラを見遣り、
その遣り取りが終わるのを待つ。脱いだ毛皮を
ビャルネの身体へと詮無くも風に晒されぬようかけ]
ん… 先生がそう思うなら、
他へ話すに止め立ても出来んか。
――わかった。
[何がわかったとも添えず、ふると身震いをした。]
要するに
まじない師のビャルネがトゥーリッキを「白」と言った、
ってことか。
それをイェンニの他に誰か聞いたかも知れないと。
…なるほどねえ。
[それなりに事情を理解した体で]
狼遣いに狙われたか、それとも…ってところか。
誰か他に聞いていたとしたら、確かに怪しくはあるだろうね。
今はビャルネをどうするか、だね。
トゥーリッキも暖かい格好してきなよ。
今、男を呼んでくるから。
[そういうと、その場を*離れる*
通りがかった誰かには杖つく書士の死と
その亡骸のありかを伝えて
それをどうするべきかと尋ねる]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了