情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
[――ふと、背広姿は懐に手をやる。
取り出した紙片は、一葉のハガキ。]
…
[すこし見詰めたのちに、傍らの古ポストへ。
手首を翻す折は、少女にも短い文面が見える。
『今日は、貴方のお誕生日ですね。』
真白いハガキにたったそれだけの、文面が。]
うん。
[ポストの底が乾いた音を立てると、
テンマと名乗った男はひとつ頷いて]
…
僕の名前を知ったばかりのあなたを、
なんとお呼びすればよいでしょう?
[尋ねる。――他愛もない、会話の続き。
地下鉄に乗る気は、失せたよう*だった*]
む! 敵か?
[ガラリと古臭い音を立てた扉へと振り返るも――]
なーんら、ひげのおっひゃんかぁ…
だったらまだまだ頼めるよねっと。
おやじっ!! ナンコツ!!
[すぐにまたカウンターへと向かうように座り直して、
新たなオーダーを。]
それとそこのひげのおっさん。
"常盤緑"って英訳するとなんていうか…知ってる?
[店主に促されるように座る人影に、呂律の回らない口調で訊ねた。]
[あきらかに酔っている口調の女性がまた一つ注文するのを聞く。
店主は慣れた様子で相手をしていた。
注文したものが左程間をおかずにでてくる。
ウーロン茶を口にして喉を潤したときに、酔っ払い独特の口調で尋ねられた言葉に僅かに眉を寄せた]
ひげのおっさん……まぁ……いいが……
常盤緑か。あれはたしか、英語でもそのままになるんじゃなかったか……?
[ひげのおかげで年齢が上に見られるのはいつものことだが、おっさんという呼びかけには少し肩を落とし。
酔っ払いの問いかけとおざなりにせずに少し考えて答えるが、英訳関係はあまり詳しくはない。
首をひねりつつ、翻訳家のほうへと視線を向ける]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了