[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
ソウ…僕はヒトではアリマセン。
[可笑しそうに、言葉は片言めいて]
―――…なんて、ね。
こんな状況で言うべきじゃありませんよね。
すみません。
[下げる頭はしおらしいもの]
―――…僕はヒトではアリマセン。
[呟きに、思考が緩く巡る]
ヒト…って、どこからどこまでがヒトの枠組みなんでしょうね?
[バクに深く尋ねられるわけもなく、しばしの自問自答]
[ポルテにしがみついていた手を緩めると、力なく返す]
こっちこそ、ごめんなさい。
何か、動転してたみたいで。
[あんまり凄惨なアンの姿を見たせいで、どこかおかしくなっているのかもしれない。……けれども、あの真っ赤なフユキの姿こそが真実なのかもしれないと、頭の中のどこかが警告を発していた]
[バクの謝罪に首を振り、もう一度、すみませんと謝罪を述べた]
ちょっと風に当たって、頭を冷やしてきます。
元々朝にはあまり強くないですし……目覚めの一服をしてきます。
これ以上、怯えさせても可哀相ですし。
[懐から出した煙草を振って扉の外へ]
―広間―
[棚を漁っていると、足音が聞こえて振り返る。
ゼンジが取り出し築いた菓子山に、感嘆の声を上げた。]
おお、流石。
あの親父さんを呆れさせるだけありますね、なんて。はは。
皆も喜ぶと思いますよ。
散歩ですか。いってらっ……
……逃げる?
[きょとんとし、目をぱちぱちと瞬かせる。]
…ははっ。まさか、そんな事。
―廊下―
お湯が冷めないし、お茶にしたんですが…
大丈夫でしょうか。
[フェイスタオルとお盆に乗せた湯飲みと急須を持って、
アンの寝る部屋の*入り口へ*]
[突然バクにしがみつかれ、悲鳴に近い声を上げた]
……あ、ごめん。
[人々の声は聞こえない。
ただ、さざ波のような音ばかりが頭骨の中で響く]
[ヂグに顔を見せぬよう俯いたまま会釈をし、井戸へ向かう]
何で。何で。
なん……
[井戸端にへたりこみ、両腕を抱え込んだ。
また、気配]
[振り向いても無人。
呼吸が荒くなってゆく]
[窓際で、ふ、と煙を吐く。
とんとんと携帯灰皿に灰を落とし、矢継ぎ早に次の煙草を手に取る]
不味……。
[ぼやきと行動は何処かちぐはぐ。
上がる煙は狼煙にも似て]
美味しいとは思えませんが…何となく、口寂しいんですよね。
[ゼンジに貰った飴を食べる気は無いらしい。
吸い終わると、また次の煙草へと]
[ゆらゆら揺れる煙に、す、と眼を細めた]
そう言えば…バク君、様子が変だったけど、大丈夫でしょうか?
[零れた心配そうな声に、偽りはなく]
あまり変な事を言って、母のように窯に押し込められないと良いんですけど。
[ポルテが部屋を出て行くのを見ても、動く気にはなれなかった]
どうして……。
[何度目かの、意味の無い問いを繰り返す。ふと、死体となった少女と同室なのだと唐突に気付いて]
と、とりあえず、出よう。
[左手に数本の枝を抱えた状態で、バクに声を掛けられる。]
ええ。広間の机に置いてありますので、お好きに飲んで下さい。
[バクの様子に、少しは元気が出たのかなと、笑みが零れた。
それから、バクとは逆に部屋の中へ]
―アンの部屋―
[ビセが居たなら、バクと同じ様にお茶の事を告げ、
アンを一度見詰めた後に竈へと向かう。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ