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んぅ・・・そっかぁ。 私、きちんと皆と一緒の場所に埋められたんだね。
ありがと。なんかさ、ちょっと安心したかも。
私、多分死んじゃった時一人だったから・・・寂しいのはイヤだなーって思ってね。
[自分の問いに対する答えに満足がいったようだ]
よっし、状況はよく分からないけど今はそれでもいいや!
とりあえず、私は一人がイヤだから皆と一緒にいる! 難しい事はナシにしてそれでいいや。
[これまた意外に、元気であった。]
人物名だけ塗りつぶされた小説を読んでいるような気分だな……。
[口をつけぬまますっかり冷えてしまったコーヒーを他所に、
よどみなく動き続けた手はひとつの作品を作り上げた]
ふむ。すばらしい。
これならあの扉に合うだろう。
[豪奢な飾りのついた、ベルベットの赤いカーテンがそこにはあった。]
[広間の窓にカーテンを掛けて満足げにうなずく。
扉とカーテンだけが妙に豪華になった]
赤……。
そうだ、赤が……雪に舞う姿を確かに見た……。
[死に支配された村。
雪を赤に染めたのは舞うための衣装だけではなく。
そこで娘の名を呼んだ気がする]
まさか……いや、そんなはずは……。
ここに娘はいない、なら、きっと無事なはずだ……。
そういえばあの後、ハーヴェイが何かを燃やして……何か言っていた……。
『……も……ない、から……』
……いや、やめよう。
目が覚めたらきっと娘が、いつものように………。
娘が………。
[そのまま、広間の椅子で*眠ってしまった*]
>>49メイ
大丈夫だ、なんでも……。
[少し間をおいて意を決したように]
……メイ、私の娘がどうしてるか、知らないか。
『ここ』にいないのならきっと……。
[メイが何か言いかけたら、それをさえぎって]
いや、やめよう。
少し疲れたようだ。すまない。
[そのまま、広間の椅子で*眠ってしまった*]
[小さく被りを振って、苦笑する。
そうして、賑やかな扉の方へと目を向けた。]
…ああ、みんないる。
あの飾り、すごいな。
ドアばかり豪華になり過ぎだろ。
[麗々しいビロードが、宮殿ばりのドアを彩っている。
真紅の飾りに、僅かに目を細めた。]
──…ほんと、すごいな。
[ヒューバートの背中。
ちらりと、舞う真紅の幻影が重なる。]
『……庇……なか……ッ……、…まえ…!』
[誰のこえ]
『──………ひつよう……、から…』
[雪に舞う真紅。翻った衣。
煙に消えた──あれは…誰──?]
[ゆきが舞う]
[しんとすべてをおおう ──しろ]
うわ…また…。
現実を直視する決意はしたものの…。やっぱりこれはきついなぁ…。
[>>32 射るような、青年の視線は神話の魔女のそれのように。詩人を再び石像へと変える。]
何て声をかければいい?『殺して、ごめんなさい』?
いや違う、そもそもそれなら、下手をすると「彼」はここに居る半数近くを殺しているような気がする。
その前から彼は怒ってたっけ…?
―結局手がつけられなかった皿―
「もう帰るよ…」
え?『鑑定』がどうとか…。
話したかったのはそれだけなのか?
「いや、もういいんだ」
[彼はかさりと何かをポケットの奥深くに押し込む。]
そういえば、――ロルも帰って来てるんだな。
「え―?見たの?!」
[彼はぎくりと振り返る。]
ああ、ついさっき。
仕立て屋を覗いてた…んだと思う。
(牧師館の隣の店だから、よく判る。)
―今となってはいつか解らない時―
「牧師様、私に一時の安らぎと糧のお恵みをっ!」
ふてくされた顔でよく、ちゃっかりと夕食の席に紛れ込んで来た少女。
同い年の幼馴染とはまた違う、華のある雰囲気の一つ年上の少女。
よく遊戯室で竪琴に合わせてひらひらと踊ってた。
彼女の赤い靴を見て父は
「教会に履いて来てはいけないよ」
と言ってたけど、
「死ぬまで踊ってられるんなら、私は構わないわよ」
と後で笑ってた。
(そして、
「本当に、お前さんは女の子みたいだよねぇ」
「うぉーるばんかー」さんちで、優しく髪を撫でつける暖かい手。)
さて、この記憶は―。
何がどうなって、どう繋がるんだろうねぇ?
[...は放心したように竪琴を爪弾き続けている。]**
―回想 扉の出来をチェックしている最中―
[>>16でユージーンに囁かれ]
む、いや。ここまでの出来になるとは思わなかったんだがね・・・。
私の才能程になると通常の物作っても宮殿クラスになるという事なのだろうね、はははは!
・・・でも、あの材料で、どうやって・・・?
[ユージーンの視線につられて、>>19ハーヴェイが降りてきたのに気付き]
おや、昨日は大丈夫だったかね。
ハーヴェイ君、食は生命力の基本だからね。こんな混乱した状況だからこそ、抜いてはいけぬよ。
・・・例え、ここが死後の世界だとしても、な。
[最後は誰にも聞こえない程の声でボソリと呟いた。]
(・・・考えてみればおかしい状況ではあったのだ。
建築様式の異なる継ぎ接ぎだらけの家。
懐かしい雰囲気の家。外に出られない私。それが>>15の声で確信を得られた。
おそらく、死んだ者達それぞれの魂の記憶に残っている部屋が、
継ぎ接ぎになって家を構成しているのだ。
その中には恐らく私の記憶も入っているのだろう、故に懐かしい。
所詮は他人との継ぎ接ぎ故に、ドアが壊れやすかったのだろう・・・かね?
そして、何故私は外に出られない?
あれだけ家を探索しても、ドアや部屋ばかりで外に繋がるものが全くない。
他の者の話を聞くと、墓などに行っているみたいだが・・・。
外の戸口と言っていた宮殿調の扉も、私からはただの廊下へのドアに見える。
・・・恐らく私の生前に関連する事、なのだろうね?)
[思い出そうとするとズキリと頭が痛む。未だ何故死んだのか、どうやって死んだのかに至れない]
[>>25の竪琴ファンファーレと、>>33その続きの作業を引き継いだヒューバートに気付き]
私に出来ぬ事なぞないのだよはははは!・・・だが今日のところはもう疲れた。
む、周りとの調和をヒューバート殿がやってくれるというのか。
なるほど、確かにカーテンは仕立て屋の仕事の分類だね・・・。
・・・だが気づいているかね。部屋の壁は四方にある事を・・・!
一方の壁のみが豪華になっても、まだ調和は足りんのだよ・・・。
[四方を見まわし、そこまでいったら改築だな、とか考えた]
さて、今日は疲れた。もう寝るよ。
・・・キャロル君がまだ来てないのかね。
寝るついでに少し様子でも見に行ってみようか・・・。
[大工仕事で疲れた体を動かし、自分の部屋へ。
途中、キャロルの様子も見にいったかもしれない*]
―回想 終わり―
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