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−食堂車−
まぁ…。
[豪勢な内装に感嘆しつつ、ぐるりとテーブル席を見回して、
空席を探す。
食欲旺盛なフリルの青年?が目に止まり、
捻った足首の痛みはこらえてツカツカと近寄り、]
失礼ですが、相席、よろしいかしら?
[そう声をかけた。]
いや、大分食堂車も賑わって来ましたな。
おお!あれは出立の時に見たギリシア彫刻…!
[大量の食事を次々平らげてゆく、派手なピンクのフリル姿を見つけ、ぱっと顔を輝かせる。
と、見ている間に隣室の婦人が近付いて行ったのに気づき、片眉を上げた。]
[マティアスが出て行ってから10分ほど。
アイノはゆるゆると皮袋の中身を確認する。]
わかってる、わかってるわ。
目的ロマネス家の秘宝、場所は一等車。途中食堂車を通る必要がある……。
作戦の邪魔になるものは排除して構わない。
たとえそれが乗員乗客の全てだったとしても。
[ひとりきりの部屋で目を閉じて反芻する]
これが終われば……やっと……。
[マクベス、と割り込む声の主には先程はどうも、と会釈したり。夕餉の誘いには快く応じて]
一応、アルコールも窘める歳なのですが……必要以上に若く見られてしまいますね、どうも。
[ぽり、と頬を掻く。乾杯、と、グラスを掲げる仕草はオラヴィほどは優雅にはいかず。その後の話しは楽しげに]
ええ、あの時の指揮者はゲルト・ハインマート氏。ヴェルディもいいですがワーグナーもすこぶるいいです。
[カフェを残して席を立つ相手に]
いえ、楽しい時間を過ごせました。公演、是非拝見したいですね。
[握手に応じ、相手を見送る]
>>48
もちろんよ。どうぞ。
[ウルスラに微笑み返して、向かいの空席をさす。
いまさらのように手を口元にあてて上品ぶった]
[皮袋の中から手のひらほどの小型ナイフを取り出し外からはわからないようベルトに挟む。
残りは旅行鞄の底へと仕舞った]
とりあえず食堂車の下見かな。
[貴重品を小さなポーチに詰めて客室を後にする]
―二等車→食堂車―
やだ、すごい混んでる……時間ずらしたほうが良かったみたい……。
[乗客で混雑する食堂車を、空席を探してきょろきょろと歩く。
声をかけられれば相席をお願いするだろう**]
[残されたカフェ……を前に]
なんでコーヒーなんだろう。
[ぼそりとつぶやく。兎が知りませんとばかり首を傾げた。しばらくじーっとコーヒーを睨み、ようやく決心して格闘するのは冷め切った頃だろうか]
苦いっ”!
[ピンクのフリルの人や、ほっそりとした神秘的な女性、白い帽子の夫人、あるいは学生ほどの女性も食堂車を訪れたりしただろうか。良く覚えてないが。
だから自分の客室に戻って、兎急便でのメッセージを見つけるのは、もう少し先の話し**]
ありがとう。
[笑顔で礼を言い、マティアスの正面に座って、]
はじめまして、私はウルスラ。ウルスラ・アンドレス。
一人旅なの。食事くらいは誰かと一緒にしたくて。
あなた、とても美味しそうにお食事していたから、
つい声をかけてしまったわ。
よろしければ、お名前教えてくださらない?
そしてお勧めも教えてくださると嬉しいわ。
[そう言いながら、給仕を呼び止めようと。]
[賑わいだした食堂に、見渡す様に視線を流して、ブリヌイにサワーミルクをのせて、口に運ぶ。
そして時折、乾いた喉を潤す様にクワスが入ったグラスを口にして、]
(使う薬はそう沢山要りそうも無いわね―…‥、
――薬より、香の方がいいのかしら?)
[蒼い瞳を瞼で隠して、思いを馳せる。
光が黒髪に流れて、玉虫色の蒼みを流れさせる。]
>>57
私はマティアス・カッペリーニ・ド・メディック・ハートよ。歌手をやってるの。マティって呼んで。
ウルスラさんはお一人なのね──あんまりにも素敵だから、旦那さんとご一緒なのかと思ったわ。
[嬉しそうに笑いながら、ウルスラのドレスを褒める]
こちらのごはん美味しくて、つい食べ過ぎちゃうわ。
[照れたように、4人前の空のお皿を下げるようにウエイターに示す]
女の一人旅なんて怖くない?
私は怖くって……だから、あなたとお知り合いになれて嬉しいわ。
[口元に手を当てて、うふふふと笑った]
ううーん……
[起きてみれば部屋には一人で]
まあそうだよなー。せっかくの旅だもんなー。
めちゃくちゃでかいし!
ヴァルも見物にいったんだよな!
[にっこり笑顔で言い放ち]
まあ、それはおいといて……
さてさて。
すこし内部偵察といきますかー。
どこに行こうかな。
[コートのポケットにトランプ二箱と投げナイフ用のナイフを数本忍ばせて部屋を出る]
ときにあなたは―[と、向かいの相手の使い込まれた手帳に目を落とし]
物書きさんでいらっしゃる?
一等車に―?ああ、やはり、そうではないかと思いました。
一等車といえば、出立の時ちらりと見ましたが、一両目に帝国軍の将校が乗り込んでおるようですな。
遠目に見ただけですが、蒙古系のようだった。彼が中央でのし上がるには、さぞ苦労した物と思いますぞ、ええ。
ときに、兵隊などがうろついて、コンパートメントの周りは物々しくはありませんかな?
[と、軽い様子で尋ねる。]
Je vous en prie.
[どういたしまして。薄い作りの唇は笑みに釣り上げたまま
うつくしい作りの言葉を口にする。男の告げた言葉に対するように。
あたたかい紅茶を、今度は菫のコンフィチュールと共に楽しみながら
万年筆は男の言葉を簡潔に単語だけでまとめていく]
『仏語男。牛の煮込み壺焼き。
ピロシキ参、貴腐と露蒸留酒。
絵のない車両。
指揮者。大英帝国→Macbeth』
[ただ、ロマネス。その単語を拾った時だけゆっくりと瞬きを一つする。
目の前の男が、小さな指揮者が、丸坊主の演者が
どんな話をしているのかを、紅茶とコンフィチュールと交互に往復する
手を余所に、聞き手は万年筆を走らせる]
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