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[懐かしい庭に、懐かしい歌声が流れる。
手に手をとって、あの頃に戻って、遊ぶ。
日が暮れるまで。
そうして、お家に帰る時間になったら、
またね、と言って手を振るのだ。
心の中の、懐かしいものを忘れずにいれば。
また会える、きっと**]
/*
寝る時間なのでひと足お先に締めてみる。
あといちじかん!
村建てさんも一緒に遊んでくれたみんなもありがとー!ノシノシ
[顔を出していれば目の前に屈むのは、背の高い二枚目だ]
えへへ、よかった。
[びくっとしてネギヤの後ろに隠れかけるが、なんとなく香る甘い香りにつられて笑う。
幼稚園の先生が歌を歌う]
あ、ヒナそれ知ってるよ。
かーごめかごめー
ね、おじちゃんも遊ぼう。ねこさんも。みんなで。
[小柄な庭師の手を引いた**]
/*
おおっと、ガモンさん、おつかれさまでしたー!
おっとこまえな職人さんでしたよ。
料理ご馳走さまでした。
さて、わたしも締めようかな。お返事はあとでまとめますね。
[ なつかしいもののピースがはまってゆく。
男はふらふらと、その足は庭園の隅にあるところ―― 蔵へと向かった]
そうなってくると不思議なのですよね。
私は、ネギヤ先生と幼いころの記憶を共有しているわけではない。
では、私にとっての「なつかしいもの」とはいったい何なのか……。
[ それが原稿でないことも確かだ。
原稿を手に入れたのは、昨日のうちなのだから。
では一体――]
[小さな女の子に優しく微笑みかける。
こうやって幼い子供と遊ぶのも久しぶりの
ことで]
えらいなあ、ようく知ってるね。
じゃあ、一緒に歌おうか?
[懐かしい遊びと、唄と。遊び疲れて日が傾いたら皆に手を振りながら帰るのだろう。
夕焼けこやけでまた明日、と。**]
似ている、じゃなかったのね。
[本から落ちた写真。自分と、ヒナが映っていた。
であれば、ネギヤが自分たちのことを調べたのだろうと、想像するのは難しくなかった。
そうしてあの本と同じような顛末をたどって今に至る]
けど、本当にみんな、どこに行ったのかしら。
[屋敷内、いつの間にか警察もいない。
一人捜して歩き回り、廊下で立ちつくした]
[探し疲れて応接間でうたた寝をしてしまったようだ。
かしゃ、とナイフが落ちる音で目が覚める。
小さな頃の夢を見た気がした。
小さなネギヤと、ヒナと、それから彼らの友達と、大人と、みんなで遊ぶ夢。自分の記憶に無いはずのそれは、妙にリアルで混乱する]
そんなまさか、ね。
[無いはずの記憶。
なのに思い浮かべると懐かしい、暖かい記憶。なんだか消えたみんなに似ていたような気がする、だなんて]
/*
こんばんは!
今から帰宅を始めようかなという状況なので、ご挨拶のみ失礼します。
空飛ぶスパゲッティモンスター教信者オトハこと出オチキャラでした。お疲れ様でした。
またとこかの村でお会いしたらよろしくお願いします。
― 蔵 ―
[ ネギヤ先生と、蔵の話をしたのはいつだったか。
古い蔵で、編集者になる前にやっていた活動を。]
……よっこいしょ、と。
[ 蔵を開く。
そこには、「おつかれさま」と声をかける人がいた。
無残な姿になっていた人である]
[少女が笑顔を向けてくれた事で、その笑みが深くなる。
そして少女は、老婆の声に合わせて歌い、庭師の手を引いて回りだし
『かごのなかのとりは
いついつでやる』
その光景を微笑ましく見守るうちに、知らず知らずのうちに小さく口ずさんでいた。
幼い頃に無くしてしまったはずの憧憬が、そこにあった**]
─ 猫 ─
[にゃあ。
首に赤いリボンをつけた子猫が鳴く。
大人しい猫はその体を撫でる手には従順で
ゴロゴロと喉を鳴らす。
その内、子猫は遊びに夢中になる輪からひょいと抜け出した。
躑躅の木の傍にもぐりこみ、引っ張り出したのはカメラだった。
うにゃうにゃとそれにじゃれ付いていると、
シャッターに爪が引っかかる。
一瞬、フラッシュが庭を照らした。*]
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