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[校門の石柱に隠れるようにして、ちらちらと校舎を覗く影ひとつ。何かを思いつめたかのように睫毛を伏せ、何度目かの溜め息を零す。]
こんなことで考え込むなんてバカみたい。
そもそもどうしてわたくしがまたここに来なくてはならないの?…冗談じゃないわ…。
[そう吐き棄ててきゅっと唇を噛み、睨みつけるように校舎を一瞥する。
そしてくるりときびすを返すと、半ば逃げ去るようにしてその場から*姿を消した。*]
誰目当てって…。
俺ら健全な部活動を行っていただけナンデスガ!
ま、誤解も青春の産物って奴だろうから気にすんな。
そのマネージャーだった奴だけど、今は医学部に進んでガンガン勉強し捲くっているって話だけどな。俺もこの前あったけど、かっこ良くなってたぞ。昔とは別の意味で女の注目の的だろうよ。
[少しだけ悪びれる様子を見せるセシリアに、手をひらひら振って見せ]
バスで30分なら結構近いんだな。いい所に住んでんじゃん。
そかそか、家の手伝いで寝てねぇのか。ま、泊り込みだから時間は有るだろうし。色々と無理すんなよ?
[教室に戻ってきたハーヴェイに笑って挨拶する]
ハーくん?
へえ、なんだか雰囲気落ち着いちゃって。
ハーくんは大学に進んだんだっけ?
[静かに教室へと入ってきたハーヴェイに気付き]
よ!ハーヴ。久し振りだな。
落ち着いた雰囲気は相変らずだなぁ。元気でやってっか?
[机に腰掛けたまま上体を捻り、ハーヴェイに向かって手を挙げた。]
[ナサニエルのいい所に住んでるという言葉に実家の周りを思い浮かべて]
そう…かな?
あの辺もたいがい田舎だよ。
村一番賑わってる商店街に、おじさんがランニング姿で電池買いに来るようなとこだもん。
[無理するなよ、という言葉には素直に頷くと]
そうね、みんなが集まった頃に寝てたんじゃつまらないし、後で科学室の準備室で仮眠してくるわ。
良いじゃねぇかよ、その緩さ。都会ではなかなか見られねぇぞ?オヤジがランニング姿で電池買いに来るなんて。
まぁ、日本に限らず住む場所は緩い方が良いと思うぜ?うん。
[素直に頷く仕草を見て、一人納得したように首を上下に揺らしながら]
どうせ仮眠するなら科学室じゃなく、ベッドがある保健室に行ったらどうだ?つい最近まで生徒が居たんだ。汚ねぇって事はねえだろうから、な?
[ハーヴェイのおどけた口調に笑って]
歳相応の大人になったと思ったけど、そういうところ相変わらずね。
ほんとに文学部行ったんだ。
最後聞きそびれてどうなったか気になってたのよ。
へええ、じゃあ将来は物書きの先生だ?
デビューしたら印税でラーメンおごってね?
え? わたしは理学部。
先生になりたくて免状取ったのは良いけど就職なくって、今は実家のお手伝い。
[ハーヴェイを小突きながらナサニエルに答えて]
ありがと、でも懐かしいからやっぱりあそこで寝てくるわ。
アルコールランプ灯して百物語とか、2リットルビーカーでチキンラーメンとか、思い出がいっぱい、なのよ。
……さて、と。
[席をたつとトランクを持って]
2人ともまた後でね。
[ハーヴェイから返ってきた答えに、ウンウン頷きながら]
人間、体が資本だからなぁ。丈夫ってだけで財産だと思うぜ?
[妙に年寄り掛かったことを口にして、現状を尋ねられれば、苦笑を漏らしながら]
俺ね、世界中の遺跡巡りの旅に出てるんだよ。金が無くなったら帰って来て、突貫で稼いでまた別な国に行くっていう根無し生活を送ってんだ。
そう言うハーヴは、大学生活はどうよ?楽しいか?
[問い掛けを*繰り返していた*]
>>63
保健室は、ときどきイザベラ先生がカーテン開けたら寝てたりするのが心臓に悪かったっけ…。
[遠い目]
>>64
高校時代に戻った錯覚してるのかもしれない。
普段はそれなりに24歳なのに。
僕には書くことしか能がないから。
全然売れてないけど、4年前にデビューもしたんだ。
ティーン向けレーベルだから、見たこともないと思うけど、そうだね、ラーメン位ならごちそう出来る位の収入はあるよ。
[くすくす笑う。ちら、とアーヴァインに視線を向けて]
先生は、贈呈したけどめくってすらいないみたいです。
[理学部と聞くと、セシリアさんらしいな、と頷いて]
先生になるのって大変だもんね。
僕の学部も、諦めて私立学校の講師になった人いたなぁ。
そうだ、先生。
白いデブ猫見つけたんですけど、あれがサクラさんじゃないですよね……?
[神妙な顔つきをしたアーヴァインに、ショックを受け]
まさか!?
……先生。
[にやにやし出したアーヴァインをハリセンで殴りたい気持ちを押さえ込んだ]
部室行こうかな。
文芸部の部誌6年分でも読もう。
アマチュアの文章は刺激的なんです。
それじゃ、ナサニエルもまたね。
[パタン、とサイン帳のバインダーを閉じ、*教室を出て行った*]
[返って来るハーヴェイの言葉に、ほんの僅かな驚きと不思議さを覚えながら]
俺…らしいか。
まぁ、昔っから一つの場所でじっとして居られなかった性分だったからな。俺らしいっちゃぁそうかもなぁ…。
でも世界中を見て回っているから、自分の視野が広くなるって訳でもねぇし…。ハーヴははーヴなりの世界観があって、そこには大きいとか小さいとかって言う基準はねぇと思うぞ?
[と、言った傍から訂正が入り]
あぁ、大学って4年だったもんなぁ…。すっかり忘れてたよ。んじゃ今は…
[と、先程セシリアと交わしていた会話の断片を思い出し]
物書きの先生かぁ…。ハーヴも出世したな…。
[明らかに6年前と違う自分達の環境に、少しだけ寂しさを溶かしながら微笑み]
好きなことを好きなだけ出来るって事は、幸せだからな…。
[自分にも言い聞かせるように呟くと、出て行くハーヴェイにヒラリと手を振った。]
さて。アーヴのおっさんと個人面談するのも何だし。俺も6年振りの校舎を堪能してくるとするか。
じゃぁ、おっさん。俺もちょっと席外すんで。ソフィーが帰って来たら、お茶は帰って来たら貰うって伝えてもらっても良いか?
[かつての生徒からおっさん呼ばわりされた事に対して、腹を立てているのかどうか。
窺い知ることは出来なかったが、...は親しみを込めた口調を続けたまま、静かに教室を後にした。]
あ、次来る奴にこれ仕掛けて置かねぇとな。
おっさん、絶対内緒だからな。教えるなよ?
[そう言うと、...はソフィーの手でチョークの粉がたっぷりと付けられた黒板消しを、教室のドアに挟んで、*部屋を後にした*]
[黒塗りのベンツが校門脇に付けられる。運転手が降りて恭しくドアを開けると、きちんとした服装に身を包んだ...が爪先までぴんと神経を注ぎながら降り立った。]
ふふ、そうよ、わたくしがこそこそする必要なんてもののほうが無かったのよ。
堂々と乗り込めば良いのだわ。
[腰に両手を当てて仁王立ちに近い姿勢で不敵に微笑むと、運転手に荷物を持たせてずんずんと校舎の中に入ってゆく。]
…変わらない…。
[下駄箱の前でしばし懐かしい余韻に浸り、少し柔らかな表情になって足取りも緩やかになる。そのまま廊下を進み階段を上り、三年の教室へと。]
先生…。
[少しばかり隙間の開いた教室のドアからその姿がちらりと見え、懐かしさがこみ上げてくる。小走りに駆け寄りドアをガラリと開け]
アーヴァイン先生―――
[お久しぶりです、と言おうとして、その言葉は遮られた。
呆然とした表情のまま、頭を直撃して床へと落ちる黒板消しの軌跡を見やる。...の長い豊かな髪、顔、天鵞絨の服にまでたっぷりと白いチョークの粉が降り注がれていた。]
いらっしゃいませー。
今度はやかんでタップリ持ってきたわよー。
[ウェイトレスを気取って、お盆を片手にやかんに入れたお茶を運んできた]
冷蔵庫にたっぷりアルコール類を発見しましたが、
あれはきっと夜のお楽しみねっ!
…あれ?シャーロット?
[何故か粉まみれの彼女をみてぽかんと]
……な、な、な……。
[咄嗟に言葉の出ない...の姿に向けて、アーヴァインの小さく噴き出す声が追い討ちをかける]
―――!!!
せ、セバスチャン!!!わたくし帰りますわ!
[荷物を持って後ろに続いていた運転手に一言やっと搾り出すと、校舎から猛然と走り出る。かつては自らが「廊下は走るな」と言っていたことなど忘れたかのように。
運転手は荷物を教室内に置き、アーヴァインに向けて一礼すると...の後を追って車へと戻っていった。]
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