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生きるために殺す、じゃあ僕と同じだね。
でも、僕はお腹いっぱいだから、それはあなたにあげる。あなたの獲物だもの。
[相手も食べるために殺したと思っている。]
にいさまがね言ってたよ。お腹が空いたら食べてもいいけど、無闇矢鱈に殺したらだめだよって。
食べ物が減るし、狩ろうと思って返り討ちに遭う事もあるから。だから、あなたも気をつけてね。
[相手の事を怖いと思っていた事はすでに忘れた。この人は美味しいかな?今はお腹が空いてないから関係ないけど。]
[亀裂の端へ片掌を置く仕草は無造作のようでも、
指先を吸い付かせ、見えない罅を宥める手つき。
階段の途切れる下階から体を引き上げながら
男が空き手で放るのは、封切らぬ酒瓶が一本。]
( ― 2012年 ― )
[ラベルに書かれた年代を、相手に確かめて。]
( ― それ なにがあった年? ― )
[尋ねたいような空惚けたような面持ちで紡ぐと、
暫し執行人の横顔を眺め…ふしと煤煙を漏らす。]
[幾らかの沈黙――
応えは待たず、長居せぬ態で片手を振ると]
( ― せっかくの品 ― )
( ― 割っちまうのも、なんだし ― )
( ― お代は、またね ― )
[崩落寸前の危険な廃墟に取り残された物資を
身ひとつで運び出す「引揚げ屋」を営む奇人は、
今度こそ無造作に、窓から外へ飛び降りた。]
ぼく、お家に帰る。
あなたもおうちに帰った方がいいよ。
狩の後って疲れるよね。お腹もいっぱいになるし。
[相手ににっこり微笑む。かと思いきや、虚ろな表情でゆっくりと反転する。外套を引きずりながら、出口の方へ歩き出す。]
ぼくの家…、どこだろう?白くて大きくて綺麗な、にいさまとぼくだけのお家。
[途中から、自分の世界に入ってしまい、話しかけられなければ、そのまま去って行くだろう。**]
何しに?
[問われ、小さく舌打ちの音を響かせる]
どうしてそんなこと聞きたがるのかしら――
ま、いいわ。「かわいそう」だから教えてあげる。
[言って、爪先で街燈の柱を軽く蹴る。
高さにして約5m、常人なら触れ得ぬ高さまで舞い上がり]
イケニエ――
いえ、そんなお綺麗なものじゃないわね。
[唇の端を歪め、男を見降ろす]
間引き、よ。
お腹を空かせたニンゲンたちが、こっちへ群がってこないようにね。
[そう言い残すと同時、翼を打ち振るい、男から大きく距離を離す。
羽音が自身の言葉を掻き消したとしても、気にすることはない]
『堕ちた有翼人は学術的上興味深い。』
[>>65何時かの言葉の記憶と違う?と問うように小さく首を傾げた。
翼で起こされた風により、大きく粉塵が舞い上がる。有翼人はその粉塵に触れえぬ高さだろうか。]
[そのまま。]
――――……
[有翼人の言う「浄化」は行われぬまま、相手は去ってしまった。]
[ナイフを血に染めたカウコの戻り道には、
今度は煤煙の匂いも件の視線もありはせず。
姿見せずの当人は、かつてのランドマークを
後にしてひとり。砂塵の街で傷の黒を舐める。]
… しろい 翼の――
[舌に粘つく苦さと呟きを、口腔へねとり玩ぶ。]
供儀がアレなら、面白かったかも な
[ざらついた声と共に漏れるどす黒い煤煙は、
砂塵混じりの渇いた風に細く流されていった。]
[男の背からゆっくりと刀を引き抜くと
滴り落ちる紅を拭いながら、女は無線機の釦を押して
何処ぞに向けて喋りかけた]
―――…仕事、終わたネ。
金と食糧は、いつも通り裏路地で受け取ることにするデスヨ。
[返答を聞けば、拭い終えた刃を鞘へとしまい
トボトボと歩みを進めて行った]
[ざわめき…遠く、近く、曖昧、明瞭、塊としての熱さ・生き物の発する熱、酷く乾いた匂いをベースにした都市の匂い。
身体に絡みつく糸が簡単に断ち切れるように、つぷつぷと種々の感覚は身体に纏いついては消えてゆく。
安全な路を、―心地良い感覚を辿る事によって―歩いてゆく。]
[硝煙やら泥やらの混ざった臭いの漂う
小汚い裏路地。
雇い主の従者であろう男から物を受け取れば
一言二言、言葉を交わして帰路につく]
[荒廃した世界では、人の命は金より軽い]
――…あら、少し多いネ。
手間賃として貰ておくデスヨ。
[予定より多かった報酬に微笑んだ]
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