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ああ、リクエストハガキよまれてらぁ。
しかし…ネギヤだけでなく 同級生の少女までいなくなって。
自体は複雑で謎が多すぎて
はぁ・・・俺には何のことだかさっぱり
[ため息をついてベッドに転がる]
[ラジオを聞きながら いつの間にかうとうとと・・・夢の中には狐の面や空から振ってくる金平糖 そして 金色に瞳を光らせた白い猫]
[夢の中 耳元で聞こえていたみぃみぃという鳴声がいつの間にか小さな子供の声に変わる]
ねぇ きいて、イマリは・・・
僕を拾ってくれた優しいイマリは神様にかくされたんじゃあないよ
だって イマリは 神様のお手伝いをするんだもん!
イマリが消えたのはなにかのせい!ねぇ 優しいイマリを助けてあげて!!!
[耳元で白い子猫が叫んでいた]
トメとか、あなたに名前で呼ばれたくありません。
やめて下さい。
[怒りを滲ませた口調]
慧眼などありませんわ。ただの推測です。
転ばれたんですね、へぇ。
[ちらりと一瞥。まるで信じていない]
あなたが賛成派だか反対派だか知りませんが、私に答える気が無いのはよくわかりました。
[麦わら帽子を外し、1歩近づく]
こんな騒動になって、生徒達が不安がっている。
あなたはどちら側?
どちらであれ、あなたは最初から火に油を注いでいるように見えたわ。
あなたが、どちらであろうと─…これから先、私の生徒や家族を脅かすようなまねするんなら…覚悟して下さい。
[ヨシアキの腕の痣に手を*伸ばす*]
−雑貨屋−
[ちりりんと、自転車のベルの音を鳴らして、駐在が雑貨屋にやってきた]
ああ。ここに永嶋さんと光野さんがいたんですけどね。いきなり…
[現場を確認しにきたらしい、駐在と話していれば、イマリの姿も見えなくなっているとの話を聞く]
はぁ?
[それだけを返すのがやっとだった。
駐在はしばらく様子を見た後、]
『そういえばさっき、進藤の奥さんがアイス持ってうろうろしてましたけど、どうしたんでしょう?』
[そういい残して去っていった]
[部屋に戻り、神棚を見上げる。
何かを思い立ったように、椅子を持ってきて、神棚の前に立つ。
ぱん、と手を打って軽く拝んだ後、お札と一緒にお祭りしてあったお守りを手にとった]
[そのまま店を閉めて、外に出た]
……ふん。
個体が識別できればどう呼ぼうが構わんだろうが。
教師ってのは全くもって面倒な生き物だ。
この村に必要なのは、外の血だ。
知ってるか?人の身体ってのは、90日で生まれ変わるそうだ。
人も村も、変わっていかねばやがては腐り死に至る。違うか?
おや。まるで脅しのように聞こえるが。
高潔なセンセ様の言葉とは思えませんな。
[冷たい笑みを浮かべて、腕に伸ばされた手に逆に手を伸ばしました]
[おびえる様子もなくヨシアキを見返す]
ええ、脅しですよ。
私は別に高潔でもなんでもありません。
個体識別が必要ならば、石木とでも呼んでください。教師はもっと立派な方々がたくさん居ます。
私はただのデモシカ教師です。
古くからあるからと腐っていたら、人間なんてとっくに滅びてます。歴史を見ていれば。国を滅ぼすのは侵略です。革命という名の下に、国を荒らすもの達が居ればさらに容易い。
そう─…あなたみたいな。
恫喝に嫌悪を抱く発言をし、自らはそれを行う。立派な教師様ですな。頭に二文字付け加えて。
[ザクロの腕を取ったまま引き寄せ、挑発的な瞳で見つめます。口元に笑みを浮かべて]
今度は歴史の講義か?くくっ。よく知ってるじゃないか。
……今から400年程昔。この村は争いの渦中にあった。そして、鬼がいたそうだ。
聞いたことはないか?
昔話をしてやろう。
[それは遠い記憶。まだ幼き頃、森に住む隠居老が、戯れに話してくれた物語]
今からおよそ400年程昔。未だこの国が一つの国家でなく、各地で群雄が覇権を目指して争いを起こしていた頃のことじゃ。
東の国の領主が、国境を越え、村へと軍を進めているという噂が流れたのじゃ。
村は二つに分裂した。
一つは速やかに投降し、そのまま村を差し出すという穏健派。
一つは村で自衛団を作り、軍と戦って村を護るという交戦派。
連日連夜会議は続いたが、結論は出なかったそうじゃ。
そうして、二つの勢力はそれぞれ、人ならざる者へと助けを乞い、命運を委ねたのじゃ。
穏健派は、古くから村を護る狐神に。交戦派は、近隣に巣食い悪さをする鬼に。
そうして村は、人を超えた者らの争いの場へと発展したのじゃった。
その村がどうなったかじゃと?
さて、のお。わしはその頃から生きておったわけじゃないからのお。
[ふぉふぉふぉ。老人は笑うのみ。
そんな信憑性の欠片も見えない話]
私が言っているのは、子供や老人を巻き込んで、むやみやたらと脅かすなということです。
脅したり暴力を振るうなら、必要な人間相手にするといい。痛い目を見るのは自分かもしれないけれどね。
鬼…?
[予想外の言葉に眉を顰める]
ウミ先生がそんなことを言っていたような気がするけれど、400年前は戦国時代じゃない。
あなたは、神隠しが鬼の仕業だと思うの?
ところでこの手はなに?
[ヨシアキの手の上に手のひらをのせて、今更のように尋ねた]
……ん。
[少し、まどろんでいた。机の上に組んだ腕から顔を上げ、ぼんやりと辺りを見て]
……ああ。
そろそろ、行ってくるか。
外の様子も見てこねばな。
[壁時計で時刻を確認すると、鞄を準備して診療所を後にした。ゆっくりと道を歩き始め]
まったく、お優しいこって。
[首を横に振り、肩をすくめます。他愛ない話に興味を示したことに、意外そうな表情]
鬼の仕業だとは一言も言ってないが……いや、ある意味そうとも言えるか。
……それはこっちの台詞だ。最初に手を出して来たくせに。恐ろしい女。
[石木の手を放しました]
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