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―畑―
本当にそうですねー。この暑さはさすがに堪えますし。
ははは、栂村さんならきっと大丈夫ですよ。
[栂村に返しつつ、やって来た清治に学校の事を聞けば]
今の子たちは大変だなぁ。僕の頃は字の読み書きぐらいしかやって無かったよ。
[最近の授業の内容に感心した様子で言う]
ええ、そろそろ準備の時期ですね。忙しくなるから、僕も頑張らないと。
[しばらく話を交わしつつも、栂村がそこ場を去ると、また今度。と見送って]
さて、忘れない内にポルテさんに野菜を届けてこようかな。清治君。それじゃあ。
[木桶に昨日頼まれた野菜を詰めると、清治に別れを告げて、小料理屋へと向かう。]
―小料理屋―
ポルテさんこんにちは。
[いつものように小料理屋のドアをくぐると、調子の悪そうなポルテの様子を見て]
大丈夫かい?体調が悪いなら無理しない方が良いよ。店も休んでね。
他の人には僕が伝えておくから。
野菜は流し台の所に置いておくから、しっかり食べて、しっかり休むんだよ。
[半ば無理矢理休むように言いつけると、しっかり休むようにと釘をさして店を出る]
はあ、困ったな。今日のご飯どうしようか。
[外に出ると、そんな事を呟きつつ、まずは医者であるワカバに知らせるためにワカバの家へと向かった]
[診療所の椅子に腰を落としてカルテを確認する。]
回診は午後に二件、…と
明日は学校だから―――
…あれ? 患者さんかな?
はぁい、いまぁーーす。
…あれ、ダンちゃん。
どこか具合悪いの?
[彼が娘の父だと知ってはいてもそれを娘に話す事もないまま7年。
その月日もあってか彼と接する態度も何ら昔と変わらずのまま話す。]
こんにちは。ワカバさん。
ああ、僕じゃないんだ。
ちょっと、ポルテさんが調子悪いみたいでさ。後で診てあげてくれるかな。
[ワカバが出てくると、小料理店でのポルテの様子を伝えて]
それと、今日晩ご飯を分けてもらえないかな?野菜持って来るからさ。
[苦笑いを浮かべて頼む。]
ポルテさんが…?
[ダンケの言う症状を簡単にメモを取れば頷きを返して]
うん、うん。
解った、これから行ってみるよ。
……
[ぱちりと一度瞬いてから]
ん、いいよ。
うちの子もダンちゃんとこのお野菜美味しいって言うんだよー。
ああ、よろしく頼むよ。
良かった。じゃあ、一通り皆にこの事を知らせたら野菜を持って来るよ。
[ポルテの事を頼みつつ、晩御飯の了解を得ると嬉しそうに]
そういえば、フタバちゃんは元気かい?
[話に出た彼女の子の事を聞く]
うちの子は風邪も引かずに元気でやってるよ。
でも、テンゴくんの元気を少し分けてもらってもいいかなー。
[今頃学校で勉強をしているだろう彼女を思いながら、目の前のダンケを見れば ほにゃっと笑う。]
じゃあ、また後でだね。
ポルテさんは折角入村して頂いたのにご都合に沿えず、申し訳ありません。
またの機会があれば。
【本決定:8/28の0:30に人数に関わらず開始します】
【これ以降、参加時のCO表への書き込みは必要ありません】
引き続き、問題なければ反応不要です。
―現在・自宅付近―
[ダンケ、栂村と別れて、一旦家に向かって歩いて行く途中。
ふわり、と、ポルテの店とはまた違う香りを嗅いだ]
うん?
なんだろう……ダシの匂い?
[匂いの方向に顔を向けると、大振りの鍋が焚き火に掛けられ、周囲を4、5人が囲んでいた]
『あ、清治くん。良かったらどうだい?』
[どうやら振る舞われているのは、だし汁に醤油などで味付けし、葱などの野菜を入れて煮たもののようだ]
はい。……頂きます。
[椀に取り分けて貰った物を口にする]
『いやー、やっぱり骨の髄まできちんと食べてやらねぇと』
[ワッハッハと豪快に笑う声を聞きながら、汁を飲み干す。
頭の中で、ここ数日に出た死者の事を思い返していた]
……ご馳走様でした。
[動物らしい濃厚な出汁の汁を飲み終えて、椀を返した。
しかし、汁だけではどこか物足りないような気がして]
米、とか、欲しいな……。
ポルテさんの所に行けばあるかな。
[微かな期待を籠めて小料理屋へ向かうが、店先で見た物は『臨時休業』と書かれた札であった]
あれ?
……うーん、具合でも悪くなったのかな。
[お見舞いにはいずれ伺おうと思いながら、再び村の中を彷徨い始める]
そっか。うん。子供は元気が一番だね。
テンゴ君は元気すぎる気もするけど。
[ほにゃっと笑う彼女にこちらも笑みを返して]
うん。また後で。
[村人にポルテの事を知らせるべく、診療所を後にした。]
はーい、またね。
[ダンケを玄関先まで見送ってから一度診療所の中へと戻り
回診用の使い古された皮の鞄に荷物を詰め込み、診療所の入口に
『回診中』
の看板を掲げた。
その足で、小料理屋へと向かう。]
― 小料理屋 ―
ポルテさん、お邪魔しますねー。
[臨時休業と書かれた扉から内へと入れば、奥の部屋で横になるポルテの元へと向かう。
彼女の様子を見ながら、問診もしつつ]
んー、ちょっと熱いですよー。
どこか寒い場所にずっといたりしませんでしたかー?
今は安静にしてて下さいね。
また明日来ます。
[会話はしながらも濡れた布を額の上に置いて定期的に取り換えるように伝え、簡単な処方箋を枕元に置いた。]
それじゃあ、お大事に。
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