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[髪を撫で、にこりと笑うリウ。
落ち着きかけた心臓が別の意味で心拍数を上げた]
そ、そうだよな。
頑張ろう。うん。
[ゴホンと咳払いをする。
真剣な顔を向けられ、どうにか顔を引き締める]
遅いか。ならこっちから仕掛けるか。
[左手に持っているベレッタを見せる]
瀬田と椎葉には見られてしまったが。
それ以外なら油断している間に狙えるかもしれない。
[咳払いには首を傾げ。見せられた拳銃には目を丸くする。]
マトモな武器、あったんだね…。
[二人の携帯が震えた。
左手でパチリと携帯を開くと、サヨからのメール。]
サヨりん…。赤だからって、サヨりん殺したいとは思わないんだよ。
[ミナツが同じ事を考えているとは、もちろん知らない。]
[洞窟に戻り、一息つく。そして、ナオに今回のディバッグの中身を見せた]
ボクの、またはずれでしたよ。まあ、偵察には使えますし、無いよりはましなんですけどね。
こうなると、どうやって生き延びるか…なんですけどね。
[苦笑いを浮かべていれば、届く一通のメール>>88]
…小林さん、『霊能者』なんだ。
[ルールブックに書かれていた『役職』を思い出し、口に出す]
ナオさん、どうします?
今のボクには、使えるものがこの「投票』システムだけしかないです。
ボクは、自分も死にたくないし、ナオさんが死ぬのも見たくない。だから、ボクはナオさんと『投票』先を合わせたいと思ってます。
[そこまで一気に言うと、軽く自嘲の笑みを浮かべた]
…代わりに、誰か死ぬのはわかってるんですけどね…
ミナツなら、大丈夫。仲間だから。
[銃を見られた、との言葉に。]
ヤス。あたしは3人と待ち合わせしてる。
そのうちの1人…狙えれば、銃と首輪が手に入る。
それと、ゲームを抜けようとするのがバレたら、爆破されると思う。
逃げる事は、携帯では話さないで。盗聴されてたら困るから。
もう一つ。赤の人を殺さないで。
[そういって、ミナツともう一人の女子の名を告げた。]
[懐中電灯も点けずに建物の影を移動。
途中動く人影が見えて息を顰めた]
……(やっぱり回収しに来てる奴も居るな)
[よもやここでアンが死んだとは思わず、人影が消えるのを待ってから月明かりの下に出た]
……これか。
開けるのは携帯、だったかな。
[携帯を操作し、箱の鍵を開ける]
マトモじゃない武器もあったのか?
[自分がどれだけ幸運なのか知らずに首を傾げる。
同時に携帯が震えて、リウと同じように開いた]
まあ。普通は別陣営なら殺される、と思うんじゃないか。
赤は白を殺せば生き残れるというのが基本なんだろう。
円桜みたいに挙動不審な奴もいたし。
[リウに感想を述べながらポケットへと戻した]
……当てにしねぇ方が良いな。
自分で作ったハンマーの方がまだマシだ。
[支給されるものには碌なものが無いと、期待するのは止めた。
それでも入っていた輪ゴムは手首につけて、箱をもう一つ拾い上げる]
ワン切り……っと、メールか。
[リウに連絡を入れようとして、メールが届いていることに気付く。
送り主はもう一人の待ち合わせの人物]
………本当かどうかは知らないが、分かる分からないは関係ないな。
けど、仲間の可能性は高い、か。
[内容を読んでから画面をアドレス帳へと変え、リウにワン切りする。
それが終わると再び建物の影に隠れるようにして待ち合わせ場所の蔵へと*移動した*]
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