87 風の音・刻の音・ワスレモノ
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ん、まあ、実際楽しかったよ。
[あの頃は、と少しだけ遠い目をしたのは、当時つるんでいた面々も、だいぶ散っているから。
残っているヤツは、残っているけれど]
あれ、そうなんだ。
俺、妹っていないから、ちょっと嬉しいかも?
[兄に似ている、という評価>>101にはちょっと笑って。
休みについては、一つ、頷いた。
その後の口ごもるような様子>>102には、ちょっと首を傾げたりしたが]
(105) 2012/05/01(火) 23:22:13[海辺の道]
オヤ…?
[ふいに、職人は首を傾げ、上着のポケットから一つの時計を取り出した。それはとても古い、金の懐中時計。職人が父の父のそのまた父から譲り受けたもの]
ハテ?オカシイナ。
[職人は、不思議そうな面持ちで、時計を耳に押し当てる。「チク、タク」と、歌に歌われるようなオトが聞こえるはずのその時計から、今は違う「オト」が聞こえていた]
(106) 2012/05/01(火) 23:22:38[公園]
久し振り、こっちに帰ってきてたんだ。
[久々に見た顔と、彼が手にしているものが目に入れば、自然と目は細まる。]
みんな、芸術家さんばっかりね。
[海をスケッチに来たのだろう、そう言われてみればこの懐かしい景色には、昔海でスケッチをしていた彼の姿が何処か重なるかもしれない。]
はじめまして、古川チカノです。
ロッカちゃんとも知り合いなんだ。
[初めて会う女子高生に、小さく頭を下げてからふわりと笑んだ。]
(107) 2012/05/01(火) 23:23:31[海辺]
経営者 ズイハラが接続メモを更新しました。(05/01 23:28)
─ 海辺の道 ─
[学生のころを思い返して遠い目をする祐樹の姿に、やっぱ兄貴達に似てると思った。
口にも出して伝えたことを、ちょっと嬉しい>>105と言われた時には少し頬が赤くなったり。
六花と知り合いかと首を傾げられたのに気づくと、こくり頷き。]
あ、その。
さっき祐樹さんにお会いする前に六花さんから葉書をいただいて。
祐樹さんも六花さんとお知り合いだったんですね。
[簡単に説明して、今度はこちらも問いかけた。
チカノから名乗られると、ふんわり優しげな雰囲気にほわりと頬が赤くなり。
慌てて頭を下げて名乗りかえした。]
あ、わ、あたし、鬼龍院菊子です。
よろしくお願いします。
(108) 2012/05/01(火) 23:31:36[海辺の道]
[>>92時計屋さんのテンポは時計が正確に時を刻むように変わらなくて、なんだか会うといつもほっとします。]
元気ですよー。
コレステロール高くなっちゃってーなんて気にしてましたけど。
[あっけらかんとしたものです、と近況報告。
>>90男が経営しているというギャラリーは以前訪れたことのある場所だった。
買ったのは自分ではないけれど、風音荘にも一点飾ってあったはずだ。]
私だけじゃなくて良かったぁ。
夢かぁ。夢ならさめたらおわりですもんねぇ。
[家のある場所とは校区が違い、知り合うといったら風音荘を訪れたときぐらいで。
それもそう多くはない。
母親が仕事で遅くなる時はよく祖母のいる風音荘で過ごしていたものだった。
大学は他県へとでて、地元で就職はしたものの戻ってからは以前ほど頻繁に祖母の元を訪れることもなくなっていた。]
(109) 2012/05/01(火) 23:32:03[駅前公園]
お針子 ビセは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2012/05/01(火) 23:33:39
ね、例えば今青海亭に行ったりしたら、過去のチカノちゃんに会えちゃったりするのかな。そういうものでもないのかな。
[この頃、自分は何処にいただろう。
何をしていただろう。
視線が自然、背にした灯台へと向くが、歩みを進めるにつれやがて逸れた。]
行くよ。行く行く。
うんと、直ぐには無理だったら――
個展終わったらでも、打ち上げがてらに。
[残念そうな顔を見れば、慌ててふるりと首を振る。
食欲と一人暮らしのお喋り欲とを同時に満たしてくれる青海亭は貴重な癒しスポットだ。
この会話は祐樹と菊子に出会ったことで途切れてしまったが。]
(110) 2012/05/01(火) 23:33:40[海辺→]
[祐樹の気軽な口調に篭められたニュアンスから、ふたりも変わった経験をしたかどうか、改めて問う必要も無いのだと知る。>>102
此処に居ると言う事は、つまるところそういうことなのだ。]
うん。
[笑顔浮べて、菊子に頷く。>>104
彼女の背を見送った時には、次は個展でわたしと握手!などと内心で思ったりしていたから、少々気恥ずかしくもあった。]
(111) 2012/05/01(火) 23:36:17[海辺→]
─ 海辺の道 ─
[お淑やかに程遠いため、穏やかな雰囲気の女性は憧れで。
六花もチカノも柔らかな空気があって、目の前にいると何だか恥ずかしい。
落ち着き無く視線を動かすと、ふとこちらを見ている姿>>103に気付き。
見覚えのあるその姿に、こちらも目を丸くした。]
え、あれ。
和馬?
[見間違えでなければ、同じ下宿で世話になっている1年坊の名前を口にした。]
(112) 2012/05/01(火) 23:36:53[海辺の道]
[>>106首を傾げる時計屋さんに、つられるように頭を傾けて。]
何がですか?
[古びた時計は、けれどいつもよく手入れされているはずだった。
自分が知る限りにおいては。]
(113) 2012/05/01(火) 23:37:21[駅前公園]
[誰かいないかとあたりを走り回る。
休日の午後なのに、人っ子一人見当たらず、気配すらしない。]
どういう、こと…?
[じわじわ。言いようのない不安に浸食されて行きかけたその時、近づいてきた男性に声をかけられて(>>72)]
息子が、息子がいないんです!
さっき、変な人が現れて、それから息子が!
[つかみかからんばかりの勢いで、支離滅裂にまくしたてる。
実際には、「変な人」が現れたのは、息子が消えた「後」なのだが、そんなことすら気にならない。]
(114) 2012/05/01(火) 23:41:01[街へ]
菊子ちゃんとは、さっきお知り合いになったの。
関係はええと、 …見える人と見ていた人?
[どう説明したら良いのだろうと悩んだ末、謎の説明。
知り合いだと伝われば十分だったが、伝わるかどうか。多分伝わらないで居るであろううちに、菊子からより分かりやすい説明が為されたので、こくこくと頷いた。>>108]
そう、そう。
個展の招待状…招待葉書ね。
それを渡したの。
こっちも驚いたよ。知り合いだったんだね。ふたりも。
[頬赤らめてチカノに名乗る菊子の姿に微笑ましそうに瞳細め、祐樹とチカノとを交互に見た。昔馴染みの面子――と括って良いものか。
自分は少し年下だから、専ら彼女らを追いかけまわして遊んで貰う側だったのだが。]
(115) 2012/05/01(火) 23:41:18[海辺→]
ん、色々あってねー。
それで、こんな謎事態に出くわすとは思わんかったけど。
[チカノの挨拶>>107に、軽く返すものの]
……って、俺は違うから、違うから。
[芸術家、という評には、困ったように手をひらひら]
ん、ああ。
まあ、そんなに広い街でもなし、歳の近い連中は大抵知り合いかな?
[菊子の問い>>108に軽く返す。
六花との馴れ初めにはなるほど、と思いながら。
ちなみに、頬が染まるのは、見逃していた]
(116) 2012/05/01(火) 23:41:51[海辺の道]
夢は、忘れてしまうものですからね。
[一連托生という時間屋>>98の同意も得て。
備瀬>>109の答えに、何かが引っかかった。
忘れてしまうもの。……ワスレモノ?]
……どうしました?
[首を傾げるヂグ>>106に気を取られ、それはまだ掴み取ることが出来なかった]
(117) 2012/05/01(火) 23:42:55[駅前公園]
―海辺の道―
あ、やっぱお菊サンだ。
[下宿先が同じ少女の呼び名を口にする。
一緒にいる女性2人組の方は分からないが、男性の方は公園で見かけた顔だ。
丁度気がついた菊子>>112に片手を挙げて、イヤホンを外し近づいて行く]
ども。
お菊サンがいるっつーコトは、全員巻き込まれ組っすか?
[少なくとも“10年前の人”ではないと判断して尋ねた]
(118) 2012/05/01(火) 23:46:10[海辺の道]
[名前を呼ばれて(>>73)、]
・・・あ、えと・・・雷電、さんの・・・
[彼自身の髪を切ったことがないため気付くのは遅れるが、何度か常連さんの送り迎えをしているところを見たことがある。]
すみません・・・なぜか、携帯も使えないので、貸していただけませんか?
警察に、電話しないと・・・
・・・ありがとうございます。
[左上に「圏外」という文字が表示されたスマートフォンを差し出しながら、携帯電話を借りる。
それを耳にあてるが、]
・・・?なんで・・・
[呼び出し音すらならない。
呆然と携帯を返すと、「つながらなくても当然(>>74)」という、落ち着いた言葉が聞こえてきて、]
(119) 2012/05/01(火) 23:47:21[街へ]
和馬?
[菊子の視線の先を追うように顔を向けると、
少し離れた場所に少年の姿。>>103]
菊子ちゃんの知り合い?
こんにちは。
[近付いて来る少年へ軽く会釈をした。]
(120) 2012/05/01(火) 23:48:28[海辺→]
どういう、ことですか?!
[彼に詰め寄り、そして、タイムスリップの話を聞かされると、(>>74)]
なっ・・・。
ふざけないでください!そんな、おとぎ話の中みたいなこと、起こるわけないじゃないですか!
[最初の内はバカにされていると憤慨するが、理路整然と状況証拠を突きつけられて、だんだんと理解が及んでくる。]
(121) 2012/05/01(火) 23:50:40[街へ]
[六花の説明>>115に、何じゃそりゃ、と思うものの]
ん、知り合いっても、ついさっきそこでお近づきになったばっかだけどな。
[こっちもこっちで、びみょーな馴れ初めをどう説明したものか、と適当言って]
っと……おんや、また一人。
どーやら、君もご同輩?
[やって来た少年の問い>>118に問いで返すが。
答えは聞くまでもなく、というところか]
(122) 2012/05/01(火) 23:52:18[海辺の道]
10年・・・
[聞かされた話を反芻する。]
ひろは、じゃあ・・・
[向こうで一人で取り残されているのか、一緒に来る途中ではぐれてしまったのか、
時間をわたっている途中で、消えてしまったのか。
いずれにせよ、嫌な想像しかできない。]
(123) 2012/05/01(火) 23:53:54[街へ]
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