情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [37] [38] [39] [40] [41] [42] [43] [44] [45] [46] [47] [48] [49] [50] [51] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
[がさがさとツツジの植え込みから体を引き抜く。空を仰ぐと日はすでに高く]
ここらじゃないのかな…先生が他にぶらつきそうなところって…。
――昨夜、合宿所を飛び出してから向かった雑貨屋で見た幻を思い出す。無邪気に頼み込むあの日の自分と困ったように微笑んだレベッカさん、そして差し出された指輪。
[何かが動く気配に顔をそちらに向けると、白い猫が校舎の陰に消えるところで]
[立ち上がると、誘われるように校舎の玄関口に向かった]
[職員室にあるスチール製の棚にビデオテープを発見し、何本かを適当に手にして視聴覚室へ]
若い……。
[小さなスクリーンには、入学式の映像]
[雑貨屋から見繕って来た菓子パンを頬張りながら、最前列でリモコンを弄る。
早送りで次々行事が映し出される中、不意に視界に入った人物の姿に狼狽してリモコンを取り落とした]
……何で、嬉しくないんだ?
やっと見れたのに。
[リモコンを床から拾いあげることすら出来ずに、机に顔を伏せた。
初年度の体育祭、アーヴァインがブカブカの学ランを着て応援する奇声が*室内に響いている*]
[角に消える白猫を追いかけて二階への階段を昇る。先に階段を昇り終えた白猫が左に折れるのを目にして動悸がする]
あの先は、教室と…科学室。
[階段を昇り終えて左を見やると、予想したとおり白い尻尾が科学室へするりと滑り込むところで。急いで幻が霧散するのを恐れるようにゆっくりと科学室に向かい、ドアの前に立つと取っ手に手をかけて開く]
[そこには猫の姿はなく、借り物の指輪をはめて嬉しそうに目の前にかざす自分の姿]
レベッカさん…わたし…ただ貴女やマリーみたいになりたくて。
[目を背けたいが逸らせない。6年前の自分が指輪を外して箱にしまったのと同時に背後の扉が開く気配。入ってきたのが誰かは振り返らなくても覚えている。アーヴァイン先生はあの時『おや、いけませんね』と言ったのだったか]
[待って、お願い、あの日の自分と同じ台詞が喉に出かかるが]
え……?
[箱を手に取り開いたアーヴァインの肩がぴくりと震えるのが背後からでもわかった。そして、振り返った先生のいままで見たことのない神妙な顔つきに思わず声がもれる]
先生……?
[返事はもちろんなく、アーヴァインの幻が自分の体を通り抜けて行くのを呆然と見送った]
[我に返って科学室を飛び出す。しかし廊下にも、覗きこんだ職員室にも先生の姿はなく、代わりにアーヴァインの歓声が聞こえてくる]
下からだわ。
[脱げそうになるサンダルをもどかしく思いながら階段を駆け下りる。声に向かっていくとそこは視聴覚室。ドアを開けると、机に顔を伏せたハーヴェイを認めて]
ハーヴェイ?
[一歩歩み寄ったところで再び湧き上がる歓声。スクリーンを見やると、体育祭の様子が映し出されていた]
あと30分待つ。
ハーヴェイが来れば写真を見せて、アーヴァインとレベッカの兄が親友みたいな設定を勝手につけよう。
こなかった泣いているように見えるとか何とか言ってそっと視聴覚室を抜けて、一人で写真をみて想像の線で。
画面に映ったのってレベッカさんだよね?
ハーヴェイのRPが進まないのはわたしの設定を崩さないように気を回してくれてる?
ごめんなさい、なるべく早くアウトラインは出します。
[セシリアの声に顔を上げると、居なくなった二人のことや、アーヴァインの電話について伝えて]
先生、すごかったよなぁ……。
[スクリーンの映像を見て、*ぽつり呟いた*]
[ハーヴェイから今朝の様子を聞かされて]
二人だけが?
まだ直ったといっても本調子じゃないのかしら。
[デボラとモーガンの名前を聞くと、じゃあもう時間がないな、と呟く。文化祭の話には頬を緩めて]
柱時計の役が良いって言ってハーくんに却下されたよね。
着ぐるみを最後、キャンプファイヤーにしようって言うのをノーマン先輩が必死に止めて大事そうに持って返ってたのも意外で可愛かったな。
文化祭のテープもあるの?
[そう言ってテープの山を眺めて、その中に古びたテープを見つけて手に取る。『○○年卒業式』タイトルは文字が擦れて判読できない。ハーヴェイの呟きには]
あ、うん。アーヴァイン先生は行事に命賭けてるって感じだったもんね。
[降り注ぐ日の眩しさに目が覚めた。
ここに来てからの定時となった昼過ぎ。
両腕をのばし、大きく伸びをすると辺りを見回す。
珍しい事に、今日はひとりじゃ無いようだ。
アコーディオンカーテンのこちら側、思い思いに散らばる級友達の姿。
昨日は皆自分より遅かったようで、珍しく良く眠っている]
あー、そういや忘れてたなぁ。
[呟くと、何か書くものを探し、自分の持って来たバックパックを漁りはじめる]
あー、親友の妹とかでもアーヴァイン×レベッカが連想できちゃうのか。
先生の妹がレベッカさんとかだと一番ライン切るのにはやいけど、やっちゃっていいものか…。
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [37] [38] [39] [40] [41] [42] [43] [44] [45] [46] [47] [48] [49] [50] [51] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了