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そう拗ねないでくれたまえ。
別に怒っているわけではないよ。
[プレーチェには困ったような笑みを浮かべて。ゆっくりと立ち上がり、レンの声を背後に聞きつつ]
だが、此処が本当に「そう」なら……
昨日会ったばかりだというのに?
[並ぶ扉へ順々に視線を向ける。細かく見るようではなく、ただ、漂わせるように]
――あれ?
[ビオトープへ入り、
土を踏む、足がふらついた]
つかれた、ですか?そうですね。
少しやすむですね。カナメ。
[ブランケットをかきあわせ、
樹の幹によりかかり、梢を見上げる。
そうしてどれほど過ごしただろう]
[寒くない?と疑問系のプレーチェに微かに微笑んで、やわらかい口調で]
うん。俺は寒くない。
プレーチェ、寒い?プレーチェは、薄着みたいだから。
テンマに返す機会ができるまで、上着はかりておこうか。
プレーチェ。風邪をひかないように。
[プレーチェの肩にテンマの上着をかけた。]
“寒い”……?
[瞬く間に、上着が羽織らされていた。
膝近くまで丈のあるそれを見下ろして、レンの顔を見た]
ありがとー?
―墓碑群―
儘ならない眠りなら、呼び声は救い。
[レンたちの後方、
突如として少女の声が響く]
テンマの声が…聞こえたです。
[瞳を見開いてルリは、
静かなような、そうでもないような声で。ふらとその扉へ寄り]
テンマ。
部屋は…扉は…見つかったですか。
テンマの上着…プレーチェにもきっと、あったかいですよね。
[拗ねないというプレーチェには、いい子だ、と]
気にかかる。そうだな、気にかかる……
いや。大した事でもない。
[レンの問いには肯定しかけて否定する。相手とプレーチェの様子を考えてだったか]
――、ルリ。
[突然後ろから聞こえた声に、振り向いて]
声が聞こえた、とは……
どういう事だね。
[問いかける。少女の奇妙な雰囲気に、少々戸惑った気配を見せながらも]
>>120
救い……?
[現れたルリに振り向いて、少女の表情を見据える]
あったかい。
[ルリの言葉をそのまま真似て、上着のゴージライン辺りをぎゅっとつまんだ]
…心はただ、あの空の上に。
[ひとつの質素な墓碑に刻まれた言葉。
それをかみ締めるように読み上げると、空を見上げる。]
流れ着く、居場所なのかな?
[空はただ広いだけ。
サンダルを履いた足は、自然と話し声のするほうへ。]
[食事を終えて、用の済んだキッチンを後にする。
足が向いた先には、扉がポストのように並んだ独特の空間]
――あれ?
みんな……ここで何してるの?
[その場にいた者たちに声をかけた]
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