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[>>107と声をかけられれば]
凛とした…ですか。そうですね。そちらのお兄さんは、なかなか素敵な事をおっしゃるのですねぇ。
[テンマの様子には気がつかず、そのうち荷物を持って出て行くのを見送った。
そこへ、ニキが大きな鍋を持って来たのが見えて>>112]
まあ、ニキさん。熊鍋ですの?美味しそうですわねぇ。
お手伝いお疲れ様ですわ。
[ネギヤの事を伯父さんと言ってるのを聞き>>113、管理人の身内の人と気がついたらしい。
炊事場に戻って行くのを見送って]
…私も、お茶でも準備してた方がいいかしらぁ。
[急須にお茶っ葉を入れ始めた。間違えて*どっさりと*]
[バクの頭にうっすら白く載った雪を払ってやりながら]
ああ・・・ごめんごめん。ここの宿泊客の人たちとね。この村の伝承なんかについて話していたんだ。
[そういってバクに>>97>>98の内容を伝えた]
面白くて遊ぶ所…
[しばらく顎に手を当てて考えている]
夜は星が近くて望遠鏡がなくってもしっかり星座が見えるんだ。こう見えてもね 私は天文部だったから教えてあげるよ。
昼間は管理棟の側の竈で陶芸をする事が出来るらしいよ。
瑞樹がそういうのが好きだった。
君もそういうの好きだったんじゃないの?
[少年のイラついた様子に気がつかないようにニコニコ笑いながら答える]
後ね…まだ時期じゃないけど 春になったら この辺り ハナミズキが咲くらしいんだ。
彼女の名前がつく花だろう。
一緒に見たいね…って話してたんだよ。
[そういって 灰色の空から降りしきる
白い雪を*仰いだ。*]
ああ・・・寒いな。
[部屋に戻り ストーブをつける]
狭い部屋だしすぐに暖かくなるだろう。
あっ そういえば
[と手にしていたハート型のチョコを手渡す。]
学校に行ってないって?さっき言ってたけど 何かあったの?
瑞樹の話だとがんばって受験して入った念願の高校じゃなかった?
[荷物を片付けながら軽くバクに尋ねた]
ふうん。狼かぁ。風の魔物って、カマイタチとかじゃないんだ。なんか、推理小説に出てくる村みたいだ。1日1人ずつ、伝承そっくりの死体がでんの。
[伝承の話を聞けば、縁起でもないことを。
次々に挙げられる、ここでのレジャーに、
寒さゆえの八つ当たりを少し後悔するような表情になって]
だって、中坊の頃からガッコさぼるならせめてそういう事やれって、義姉さんに色々連れ出されたし。他にやりたいこともなかったし。
……別に、嫌いとかじゃ、ないけどさ。全然。
[最後の言葉は、少し小声で。あの木がそうだったのかな、とか
義姉の名の花を話を聞いて無言でテンマの視線を追っていた]
[茶を啜りながら、にやりと笑う。]
さっきのアレ、獏が食うの見てみたかったんだがなあ。
[アレはチョコではなく、偽装した特製激辛カレーハート。
かぶりついたら、きっと火を吹くことだろう。]
後で感想聞いてやろう。うしゃしゃ。
[ひっそりほくそ笑む。**]
………どーも。えと、サンキューな。
[チョコを手渡されれば、少し目線を下にずらして礼を言う。ほんの少しいつもより低い声で、さりげなく他の事への礼の意味も込めた]
[屋敷に入れば、荷物をそこらに適当に放り投げ、
早速屋敷の中を色々探検に歩く。
そんなに広いものでもないので、テンマの声には背中で答え]
…まぁね。進学校に言ったら、ハブとか、そういうのもうないと思ったんだよ。義姉さんも、「せめて高校は行っとけ」ってうるさかったし。
でも、やっぱ、ガッコなんて馬鹿ばっか。中学校から何も変わらないし、煩く言う奴いなくなっちゃったし、別に行く意味ないじゃん。大検でも取るよ。
で、オッサンは? 仕事とかいいの?
[キッチンから包丁を見つけると、それを持ってチョコの元へ。
テンマにも分けようかと巨大なチョコをいくつかに叩き切った]
……あんな。俺、あの事故、別に怒ってとk……ぅおふっ!
ぇほっ ぇほっ ……………っ!
[照れ隠しに、喋りながらひとかけら口に放りこんだのが運のつき。
口の中を暴れる火の竜に、涙目になって咳き込んで。
キッチンに飛び込み水をがぶ飲み]
…………悪ぃ、ヤボ用。
[腫れた唇から低い低い声。チョコを手に飛び出して行った]
てめぇ このクッソ親父っ! 自分で食いやがれっ!
[腫れた唇。涙目。怒りで真っ赤に染まった頬。
全力で走ったため、激しく上下している肩。
勢いのまま棟の扉を蹴り開けて、にっくき顔に怒鳴りつけた]
……………。………………ぅわ。
あ、と。その、俺………すんませんっ!
[思い切り親父にチョコを投げつけようと腕を振りかぶり、ふと気が付く幾人かの他人の目。見る見るうちに、首筋から耳の先まで別の意味で赤くなり、管理棟の扉をまたバタンと閉めて、外、玄関脇にずるずると頭抱えてしゃがみこむ]
……何やってんだ、俺。馬鹿。超馬鹿。
[そうしてしばし、自己嫌悪に落ち込んでいる**]
―雪道―
[定規で何やら計測している少年の横を、小さな鼠が通過中。]
頑張ってるネ!
[どんぐりを運んでいるせいで、足取りはややふらついている。]
―管理棟入口―
ひ、ひ、ふーッ!
[ど根性で段差を越え、うずくまる少年を迂回して管理棟に入る。
囲炉裏の側に向かいながら、顔触れを観察。]
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