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[>>113 レイヨの声に、>>116 視線はクレストへと向く。
服が汚れている所為で、一瞥した限りでは怪我をしているのか否か、判別がつかない。
ただ、何か思うことがあるかを探ろうとするかのよう、クレストと一度視線を合わせた。勿論、それだけで伝わるものはそう多くはないが。
それからもう一度、視線をレイヨに戻し>>119 告げられた言葉に眉を顰めた。]
私は君が人間だと知っている。
そして、ウルスラが人ではないとも思えない。
だから、どちらを殺すつもりもない。
君の口車に乗るつもりはないよ。
教えてくれ。……アイノが死んだのに、何故君は笑っていられる?
[>>120 浮かべる笑みはニルスの目にはまさに、狂気めいて見えた。
人狼でなくても、彼は危険だ。そう訴える声が自らの内にあるのもまた、確かで。ナイフの柄を握る手に、俄かに力が籠る。]
――人が壊れていくのが見たいんだ。
君達が生きているのは、僕にとって都合がいい。
ね、だから僕のことなんて、気にしちゃいけないんだよ。
人間だと…、知っている、とは。
どういうことでしょう…?
[ニルスの様子に、その手にしたナイフに。
顔を強張らせながら震える声で尋ねた]
見間違えたのかもしれないとは思わないんだ。
[ニルスの言葉に笑う]
どうしてウルスラさんが人狼だとは思えないの。
か弱い女の人のふりをしているだけかもしれない、とは考えないのかな。
夜のうち、まったく自覚なく人狼になってるのかもしれない、とか。
――ニルスさんは本当に厄介だよね。
[問いかけに、笑いは止まることもなく。
軽い調子で、そうこぼした]
泣けないからだよ。
アイノが殺された。見れば狼だった。狼は殺さなくちゃいけない。泣いたところで結果は変わらない。そして、ウルスラさんが嘘をついている。狼の仲間かもしれない。こんな事実、笑うしかないじゃない。
[真実と嘘とが織り交ざる。すらすらと、言葉は出た]
[気にしちゃいけない
そんな言葉に、返す言葉は無くて。
ただ視線はニルスのナイフに縫い留められていた。
ざわり、と 毛を逆立てながら]
[ニルスと視線が重なる(>>127)。何故、自分を見たのか……?]
[意味の無い目配せをするような人ではない]
………。
[――レイヨ自分の間に、何かしらのやり取りがあったと、察したのだろうか]
れい、よ。
お前、何をいって、るんだ……?
[――アイノを殺したのは、この場にいる大人たちの投票だ。
それは――投じた自らも知っている。
手を下したのはヴァルテリだが、自分も殺したも同じなのだ]
[――でも、だから。
死した人を前に笑う、彼が、わからない。]
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