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? …。
[と、上のキクコが怪しげな踊りを始め。
思わずそれに見入っていたが、ふと、自分の所作を思い出し。
多分、あちらを指しているのだろう方角を向いてみた]
[窓の外を眺め、遠くで子供達が騒ぐのをまるで近くで見ているかのように感じ、微笑む。
外を映して脳裏にへと伝える為の媒介――ネックレスの小さな小さな千里眼の水晶がきらり、と光る。]
…おや。
なるほど。錠を付けときゃ落ちないか。備えあればなんとやら。ふむ…うまく付き合ってるようじゃないかい。
今更言うのもなんだがヒナ先生もネックストラップにしておくのが良かったようだねぇ。
…あの橋はやっぱり歩いて渡るには過酷かねぇ。川が落し物だらけになってしまうよ。
[千里眼の水晶をコツン、と指先で弾けば映るはまた違った光景。]
[窓の外からの少し冷えかけた風に、空を見る。
沈み行く陽。
水晶が再びきらり、と光り。小さな小さな気配。]
……おや。
[席を立ち、にこりと微笑むと、空気に溶けるように紫色の霧となり、窓の外へとふわり舞う。]
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