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>>228
まぁ、な。
過ぎたことは仕方ねぇか。
んじゃ先行ってんぜー。
[立ち上がれば合宿所に上がって準備をして。かつて通い慣れた道を通り*銭湯へ*]
……生活リズム崩れてんなぁ。
[ぼやきながら布団を剥いで服を着替える。
身支度を整え終えれば、食堂へと顔を出して]
あれ、珍しいの。
…誰もいねぇのか?
[きょろりと見回して一人呟き。取り合えず飯を、とスープを暖め直す]
ご馳走様、っと。
[手早く食器を片付けると、ぐっと伸びを一つ]
あー…っと、どうしようかな。
…洗濯物ついでに、校舎ん中見回るか。
園芸活動の泥ついたジャージが、よくお世話んなったっけ。
[衣類を持って用務員室に行くと洗濯機を回して。
終わるまで、校舎の中を*見て歩くことに*]
薔薇のお風呂でつるつるしっとりー。
[湯からあがると、嬉しそうに鼻歌を歌いながら水分をとる]
ん、あれは。
[今朝乗り損ねたソレを見つけて、そっと足を伸ばす。
ピピッと電子音を立てて、それの表示した数字に]
………。
[くるりと振り返って、何も言わずに服を身に着けた]
――銭湯――
[訪れた無人の銭湯には、記憶通り壁画の富士山には顔が書かれてあり、...は懐かしさがこみ上げてくるのを実感しながら]
人が俺等だけって言うのも…何だか寂しいな。
いつもは大勢居たから窮屈で仕方が無かったが…。
[ケロリン桶を手に取り体を流すと、先に温まっているクインジーとラッセルと合流するように湯船に浸かりながら]
…そう言えばあいつ…、高校の時って付き合っている奴って居たったかな…
[独り言を漏らすと、隣の女湯から聞こえてくるソフィーの歌声を聞きながら、ぼんやりと物思いに*耽っている*]
読んでたらもっと軽くする…っ。
[不意に視線を奪われる。その先にいたのはまた幻の村人達だった。子供たちがわっと脱衣所に押し寄せて、早技ともいえる脱ぎっぷりで湯船のある奥へ駆け込んでいった。そして――…]
おばあ…ちゃん?
[祖母の手に引かれて、隠れるようにして現れた幼い自分が現れて、消えた]
……ねぇ。一つ疑問があるんだけど。
今のって見えた?
[くるりと振り返ってシャーロットを見て、その体重を覗きこめば涙]
え?何がですの?
[見えたかと聞かれて首を傾げ。どうやら体重計の数字に気を取られていたようだが、少なくとも声は聞こえなかったらしい。]
ありがとうございます…。
[瓶牛乳を押し付けられ、戸惑いつつ。]
[...は何気に寝汚くぼんやりと起床]
…寝過ごしちゃった…うそ…
[時計を見て呆然と]
…お風呂…入りたい…お腹すいた…
ご飯残ってるかしら?でもってここシャワーあったかしら…?
[食堂で残りすくないミネストローネを見つけると、苦笑しながら温め、飲み干す。温かいスープが喉を通るとほう、と一息もれて]
皆どこ行ってるのかしら?
って…まさか…ここ…私一人なの…?
んー。また幻みたいなのが見えたんだけど。
[むむっと眉を寄せて]
シャーロットってここに来るの初めてじゃない?
だからそれでも見えるのかなー、と思ったの。
見えなかったならいいや。気にしないで。
私も飲もっと。
[気分を切り替えて、牛乳の蓋をあけると、こうよ!と腰に手を当てて一気に飲み干した]
ぷはーっ!
[卒業アルバムを閉じ、返却しようと教室から廊下へ]
[窓の外、風にあおられた梅の花が舞う様に目が奪われ]
雪みたいだ。
[足が竦んだ]
[...は少し震える手を押さえて、僅かに考え込み]
…昨日のは確かに部活の練習風景だったわ。
皆私を見てるというより風景が私に見えているだけ…完全に切り離されているという感じで…。
もし、思い出の場所に行ったら、見たくなくても見えてしまうのかしら?
そう考えたら、当然見たいものも見える訳よね?
誰か…きてくれたら…行ってみたいな…。
[むーん、とスープをすすりながらぼんやりと一人ごち]
もしかしたらあの子にも、*会えるかしら*
>>238
あら、飴ありがとうございますわ。
確かにここに来るのは初めてですわね…。
[少し考えて]
それは、来た事がある人であれば、自分以外の幻も見えるかどうかってことかしら?
[言われた通りに見よう見まねで腰に手を当ててみて、ひとくち飲んで。]
ぷ、ふはー…?
[ポケットにいれたみかんを桜の木の下に。
静かに手を合わせると図書室へと戻って。]
人体の不思議……違うなー。
これであなたもモデル体型……って
それ以前に身長が足りないんだって……
[ぶつぶついいながら本を探すもなさそうで。]
……もーいいやー。
しーらない。
[読書コーナーの机に突っ伏すと、*そのまま眠り始めた。*]
―校庭―
ふむ、まだ巡っていないところは…
と。
[舞い散り降り注ぐ花弁に目を細める。すっかり私物化した―元々自分のものではあるが―自転車の籠にはスケッチブック]
[ええとねーとしばし考えて]
同じ思い出を持ってなくても見えちゃうのかなーと思って。
シャーロットがここに来たことなかったら、
ここでの思い出はまだないはずだから。
他の人は、ここにいたかもしれないから。
聞いてみないと分からないけど。
あはは、上手い上手い。
[嬉しそうに笑って、空き瓶を*片付けた*]
わたくしが先ほど何も見えなかったのは、ここに思い出がないからなのか、ソフィーさんと共通の思い出がないからないのか、分からない。
ということですのね。
[上手いと言って笑われると、少し赤くなって、ついなぜだか一緒になって笑い出す。空き瓶を片付けると、荷物を纏めて銭湯を出て学校に戻る。
誰があの花びらだらけの湯船を掃除するのかなど、一切...の思考には*無かった。*]
[ゆったり肩まで浸かってお約束のようにタオルを頭の上に]
あー、やっぱシャワーよりこうやって浸かる方が良いな。
[ナサニエルも合流し、ざばっと湯船の湯で顔を洗う。タオルで拭いて目を開ければ]
……ぁ?
[湯気で揺らめく光景。先程まで自分達しか居なかったはずなのに、数人の少年達がふざけながら体を洗ったり頭を洗ったりしている光景。どれも見覚えのある顔ばかりで、思わず声をかけそうになったところで、ふっと情景が消える]
…学校でだけじゃねぇのか。
[過去の記憶。校庭で見たものと同じ、とどこか確信して。もう一度ざばりと顔を湯で洗えば湯船から上がって手早く体や頭を洗い始めた]
[図書室の扉を開くと、...はまたあの幻影が見えたのかと足を止める。
が、よく見るとそれは学生ではないニーナが突っ伏していただけで]
こんな所で寝てると、先生に麻呂眉書かれるぞ?
[声をかけても反応がないニーナの頭を、持っていたアルバムで軽く小突くが、やはり反応はない]
[元の棚にアルバムをねじ込んだ。
明らかにその一冊だけ背表紙がボロボロであることは見ないふりをして、図書室を出て行く]
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