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なぁ、10th
おいらはひとまず、10thも11thも「鬼」には見えないからここらへんでよしておいてもらいたいんだな。
11thの日記を狙ったのは、殺す為ではなく、11thのことを押さえる為じゃなかった? それとも。
[ポールにかかる力は増えるが、男もまた重かった。そのまま殴る蹴るなどされるやもしれないが、10thに日記を持ったまま両腕を伸ばす。落ち着け、と肩を叩くように]
[2ndから視線を11thの杖を持ったままの12thへ戻し、]
俺は、俺の守るものの為に11thと戦ってる
そこには鬼とか、そうじゃないは、関係ない
[ポールは、ず、と少しは動いたが完璧に引ききれなかった。12thが伸ばしてくる両腕が見える。]
11thの足止めができりゃ良かったんだが
何せ…相手が相手だからな。
解ったら、その足、どけろ。
鬼には見えない?
[ふと、そんな声を出した男をみる。
日記の情報からそれがネギヤ…という人物であることはしれた。]
例のいい人か……。
[二番が言ったことを思い出す。]
[雑貨コーナーでひざ掛けを手にする。
現状、遭遇して戦闘になる可能性が己にとって最も高いのは11thだ。それに臆しているわけではないけれど]
――……、
[1stは11thをいい奴だと思っている、と言っていたから、少し 困るような気がした]
……勢力図的には、
10th対11th&3rdとそこに割って入る12thとその他ってところか。
その他は2ndと4thと9th。
2ndは12thにつきそう。
4thは10thをまだ助けないのかね?
9thの動向は不明。
[屋上に集まる面々の現在の立ち位置を整理していく]
それにしても、漁夫の利だの、
10thも11thも鬼には見えないからこのへんにしようだの。
すっかり鬼が悪者みたいじゃない、ねえ?
[言葉は誰かの同意か、あるいは反論を誘うように]
俺が、万全で無い以上は
離さない。
[クルミを抱きしめた手に力が篭る。
逆の方向に曲がったままの指の痛みに
上げかけた悲鳴は、なんとか飲み込んだ。
鋭い眼光は、10thから12th、そして
やってきた2ndへも向けられた後
4thと9thとの距離も、測る]
だったらますます、わからないからどけられないんだな。
[ポールにかける体重を重くして]
今、12人生きている。鬼は3人。
鬼が勝利条件を満たすために、最大3人の裏切り者を抱きこむことができる。
もしもこれが10人になれば、鬼は抱きこみを理由につけて味方を増やし、鬼以外を駆逐するワンサイドゲームの卓につける。
だからおいらは、おいらの目にうつる無駄な戦いはとめなきゃなんねえ。
[だが、目的が足止めというなら]
[その足をのけた]
[手帳をみれば「3rdは11thに抱きしめられている」と書かれている。
あまり現状と即していない様子に、この日記の精度がよーくわかった。
鋭い眼光を向けてくる11thには一度視線を向けたあと、気にする様子も見せずに視線をはずし。
ネギヤが10thと語りかけるのを聞いて]
……まあ、とりあえず、この場で日記がどうこうなる様子は無さそうだし。
私は下にいく。
[階段側で立ち止まっている人たちにも視線を向けるが、乱闘が始まる様子もないし。
4Fで現れた表示も気になるから、また、下へと戻ろうと、動く階段のほうへともどる]
守るべき世界を担っている人物を
別世界の視点から守ろうとする。
彼にはこれはわからないのでしょうね。
[ふと、零す。
それは、愚痴のように小さく、誰も聞き取れないだろう。]
ん……、
[手を伸ばした傍らに花がある、
触れてみたらそれは布で贋物の花だった。
自分の知らない花、7thの髪飾りと似てる花だ。7thの世界はこんな綺麗な花が咲くのだから、きっと綺麗な世界なのだろう。]
……でも、
綺麗な世界も壊れないと、
ゲームは終わらないの か……。
[贋物の花をくしゃりと握り潰す、生花のように散ることは無い。そしてフロアの隅に少しでも仮眠をとろうと座り込んだ。
近寄る者があれば目は醒めるだろう。時分の世界は人の気配に寝入っていられるほど、緊張感の無い世界ではなかったから]
ところで……。
出したはいいけどこれ、飲めるんだっけ?
[霊魂に飲食は可能なのか。
実例は記憶になく首をひねるばかり。
まあ、0thが飲むことできなくとも、
紅茶が無駄になることはあるまい**]
抱え込むとは 物騒な話だ
[けれど、12thが言う事は解らんでもなくて。
重みがなくなればポールを引き寄せ、
それを杖のように使い立ち上がる。
クルミが投げた球の影響で、まだ、頭は痛い。
4thの呟きは聞こえないまま、視線を向けるだけ。
それから、11thに取り押さえられた形になっている
3rdへ視線を動かして、]
邪魔するって 言ったろ
[忠告が本気だと、彼女には解るように伝えて
そのまま、2ndの横をすり抜けて
下りのエスカレーターへ飛び込もうと]
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