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そういえば。
ケンの中の人に中身を見透かされている気がそこはかとなくするのです。
そしてケンの中の人も、こちらに対してそう思われている気がしてなりません。
[近付く足音に其方を向く。其処にダンケの姿を認めると、手の内からカメラを下ろしつつ、一礼をし]
……。
[かけられた問いに、もう一度礼をして。
差し出されたソースせんべいを受け取った]
……
[ぱり。
せんべいの端を齧ると、小さく軽い音がした]
ふふ、動き回らなくても楽しめるのは良いことね。
十分楽しいわ。
[賑わう声、盆踊りの太鼓の音。
音に合わせ踊る人々、合間に聞こえる合いの手。
見て回れなくて詰まらないのでは、と聞かれるが、そんなことはないとモミジは思っている*]
半信半疑か。
はたまた思いつめての願いか判らんけど。
花盗人にとっては、それはそれは綺麗で魅惑な花に見えるんだろうね。
[少なくてもこの砂よりは、と予感した笑みを*ひとつ*]
ほら、
今もまた――誰かがまさに手を掛けようとしていたりしてね? 何も知らずにさ。
[会釈に、こんにちは、と改めて挨拶し]
全く、参ったよね。
チョコだソースだアンズだクリームだって、争奪戦。
[肩をすくめてみせる。
構えられるカメラに、小さく笑ってうなずく。
ポーズはとらない。ただ、たったま。
シンヤの口数の少なさが移ったように、黙ったまま微笑んだ*]
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赤も使い切った
[ぱたり]
「きぃめた!」
ってやりたかったんだけどさ。
そしてダンケの赤がとてもいい感じで好きです。
星の砂、渡せたら良いなぁ。赤仲間として捉まらないようにという意味を込めてとか。
ところでロッカは武器を振ったんだなとランダムを見て。
だ、だったら割とおとなしめ?
場末の歌姫 ザクロは、ここまで読んだつもりになった。[栞]
[祭を眺める女性や、カメラを構える少年を遠目に見ながら辺りを歩いてみたが、祠には辿り着けず。
どこか遠く、ギターの音色が聞こえてきた]
すっかり出来上がってんなぁ。
[歌姫を囲む、へべれけの村人たちに苦笑する。
風が強く吹いて、誰かの花飾りを天にさらった]
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こう、なんとなく占われたんじゃないかなーという感じで、うまいこと吊られたいわけですが。
おおお。
おまかせ狼とかさすが執事国だぜ!
どうしよう!(今頃。
[ダンケが頷くのを見ると、もしゃもしゃと器用にせんべいを食べ切ってから、ファインダーを覗き込んだ。
数秒の間があってから、かしゃりとシャッター音が鳴る。撮り収められた、ダンケの姿。夏の風景の内の一枚。
カメラを下ろす、その時だけ、小さく笑って**]
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