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[薬の袋をつまむと、
暫く迷いを見せた後、薬を飲む。]
ぐっ………、
[苦い。
粉のそれに咳き込みそうになるのを我慢しながら、
盆の上の水を一気に口へ流し込んだ。
それでもまだ口の中に苦味が残っている気がして、
表情は顰め面。]
…そうだ、お前が運んでくれたのか?
[ミハイルがそれを肯定するようならば、
спасибо、ちいさく呟く。]
─玄関先─
[クレストとダグが去った後、どの位立ち尽くしていただろう]
…へくしっ
[くしゃみと身震いで我に返る。
このまま立ち尽くしていたら、凍えてしまう。中に戻ろうとすると]
う、わ…っ
[ふわり、と雪が舞い上がり、視界が白くなった。しかしそれは一瞬の事で、すぐに視界は晴れて]
いやいや、待て。そうじゃないんだ。
[>>142爽やかな笑顔で勘違いの風呂敷を広げた侭の女に
制止を掛けるが、そのまま出て行かれた。
どうか悪ふざけでありますようにと願うばかり。]
ああ、体の内側から温めた方がいいだろう。
手記はほんとにあったのか。
後で内容を教えて欲しい。全員読むこたぁないだろ
[>>144水と共にスープを盆ごと受け取り。
サイドボードに器や水の入ったグラスを置いた時には
青年は目を覚ましてくれていた>>140>>141。
良かった、恥の上塗りをせずに済んで。]
スープ飲んでから薬飲めよ。
胃がやられそうな色だからな。
[>>149スープを啜るクレストは言わずもがなといった様子だが*]
……やっぱりなァ。
[誰にも聞こえないほど小さな声で、ぼそりと呟く。
めくらのマティアスには、死んだ人間と生きた人間の区別をする事が出来なかった。
死んだ人間の声を、聴いてしまう性質だったから。
それを自覚したのは、親が死んだ時。]
そうだな、…ずっと遠い所だ。
[>>138首を縦に振り。
余りのタオルを肩から羽織り、旅人の細い目を見る。
出身が不明と聞けば、首を傾げさせた。]
解らない…?
ああ、そういう事か。年齢まで知らないってのは、
[似てるかもな、と出かけた言葉をぐっと飲み込む。
確か100…いや200……?
人で無くなった時から歳を取らない体になったのだから
それが年齢なのかと謂われれば、微妙な所ではある。]
羨ましい…ね。
故郷が同じってだけで、そうは知らねえがな。
[>>145野暮と吟じてからイェンニに続き場を辞す旅人に、
おいと口を開きかけたが、そのまま見送る。*]
/*
つーか相方狼誰だァ?
イェンニの可能性が微レ存だと思ってランダムに逆らったんだがよォ。
あと、初回襲撃されそうな気しかしねェ。
せめてもう一日だけ生きていたかったんだがなァ、折角の霊話アリだからよォ。
[気になっているのは、先ほどのクレストの瞳の変化>>139。
翡翠の色は金に色を成して此方を見上げていた。
もしかしてこいつも異能かという仮定が頭を過ぎる。
『識』られた事は、過去にあった。
しかし、誰もその者の話を信じなかった。
己がある種の化物であると宣言して、
そうして周囲にリンチにあったのだ。
頭を叩き割られ、顔の肉を鍬で根こそぎ裂かれ。
血まみれで処刑場に転がった『占い師』――
異能を持って生き、其れを知らしめるというのは
それが悪しき力か否かなど、力を持たぬ者には判らぬこと。
直ぐに色を元に戻した事もあり、見間違えの可能性もある。
寧ろ『守護者』が混ざっていたら面倒だと考えていると]
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