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やっぱり、マティアスさんは能力者のようね。
死んだ方とお話が出来るんですって。
……あの子たちの様子、あとで聞いてみようかしら。
[苦しんでいないといい、そう思いながら。]
― 自室→大広間 ―
[肩に毛布をかけ、昨日と同じ格好で。
時折見える小花柄は、司書には似合わない。
窓の外を見て、一度。
既に死したであろう、旅人と。
ナッキに誘われ、命を落としてしまったイルマに。
黙祷を捧げた。]
………服、
[乾いていない自分の服を手に取って、部屋を出る。
もし大広間の暖炉に火がついているようならば、
乾かせるだろうかと。
そうでなくとも、別の服が見つかるかもしれない。
皆と顔を合わせる可能性が高いことが、
あまり――乗り気になれない、理由。]
>>92
礼を言うのはこちらの方です。
あなたになら、いえ、あなただから、安心して相棒を預けられる。
どうか…よろしくお願いします。
[胸に手を当て、演舞が終わった後、いつもしていたように深々と一礼する。
その仕草は誰にも見えないだろうが、相棒を引き取ってくれたことへの最大限の感謝の気持ちだった。]
―回想・相棒との出会い―
[相棒と出会ったのは、東の島国を旅していたときのことだった。
その頃は一人ではなく、数人の仲間と動物たちが一緒だった。
身寄りの無かったトゥーリッキは、幼いころ旅芸人の一座に拾われ、動物を使った芸や舞踊を教え込まれながら旅をしていた。]
…さて、今日はこのくらいにしましょうか。
[彼は青年に成長し、一座のトップスターとして、仕切り役を任されていた。
拠点を決め、公演に向けての準備や演舞の習練がひとしきり終わると長旅で疲れているだろうからと、いつもより早めに切り上げる。
仲間がそれぞれの寝床のテントへと戻って行くのを見届け、自分も戻ろうとしたとき、ふと何かを感じ、背後をふり返る。
そこにいたのは、一匹の白い蛇。
その頃はまだ大蛇というほどの大きさではなかった。
その赤い目で、こちらをじっと見つめていた。]
― 大広間 ―
[へっくしょん。
くしゃみをしながら扉を開けた先には、誰が居たか。
そこにミハイルの姿が無い事を確認してから、
おはよう、その場に居る皆に声をかけ、
視線は暖炉へと。
火のつけられていないそれに一瞬眉を下げたが、
薪を無駄にも出来ぬと諦め、
その場から踵を返そうとする。]
[誰かに引き止められるようなら、
浮かない表情をした司書が、振り返る**]
[そんなことを考えながら寝ていたから、ナッキが"誘い"にやって来たときには安堵の笑みを浮かべながら]
これで、全てが終わるんだね。
よかった……。
[増幅された願望とともに表に出ていき、急激な気温の変化に対応しきれなかった生物の遺骸がそこかしこに浮かぶ湖に沈んでいった。
溺死は苦しいと聞いていたが、思ったよりは楽だった。]
―回想・相棒との出会いA―
「きれいな色をした蛇ね。」
アイノ…
[声をかけてきたのは、一座の座長の娘、アイノ。
結婚したばかりの、トゥーリッキの妻だった。
野宿をして生活しているため、蛇は見慣れている。
頭の形を見るかぎり毒蛇ではないだろう。
彼女は怖がることなく、ただ、きれいな蛇だと感想を漏らした。]
ああ、こんなに美しい蛇は見たことがない。
[目を細めながら彼女に賛同すると、再び蛇を見る。
透き通るような白い肌に、赤い目。
吸い込まれるように手を伸ばした。
その白い蛇もまた自分の方に歩み寄ってきた。]
/*
非常に私的な話ですが。
今現在身内が危篤でして、意識は戻ったらしいけどここ2〜3日が山だと言われてるそうです。
帰ってきたのが遅くてお見舞いできなかったので、まだ実感がわいてません。
なんとか持ち直してくれるといいのですが……。
何が言いたいかっていうと、やっと時間取れるようになったけど、気持ちの問題で中々発言できないかもしれない。ごめんなさい。ってことです。
―回想・相棒との出会いB―
[…と、次の瞬間]
…っ!
[その美しい蛇は自分の腕に絡みついてきたかと思うと、突然自分の腕に噛みついた。
反射的にその蛇を振り払う。
白蛇は、そのまま、どこかへと逃げて行った。]
「だ、大丈夫?!」
ああ、あれは毒蛇ではないから、大丈夫だよ。
少し驚いただけだ。
さすがに蛇を扱うのは無理だったようだね…
[心配するアイノを安心させようと、困ったように笑う。
一座には動物は数種類いるが、蛇はいない。
爬虫類が芸を覚えることはなく、公演には向かないのだ。]
―回想・相棒との出会いC―
「トゥーリッキ、なんて名前なのにね。」
[アイノは安堵したような顔になったかと思うと、からかうようにクスクスと笑い出した。]
…お前がつけたんだろう…
[うんざりしたように、ため息をつく。
いつもと理由は違うが、名前をからかわれるのはいつものことなのだ。
一座に拾われた時、自身の名を覚えていなかった彼にトゥーリッキ、という名を付けたのはアイノだった。
動物をつかさどる女神の名。獣遣いにはぴったりだろうと。
女性名なのは、拾われてしばらく彼は話すことができなくなっており、その中性的な顔立ちから、少女と誤解されていたためである。
やがて真実を知ったとき、周囲は大いに驚き、事あるごとに名前をネタにからかった。
とはいえ、初めての「家族」からもらった名。
それほど無碍にしているわけでもなかった。]
―回想・相棒との出会いC―
それにしてもあの蛇…
[噛まれた傷口を見ながら、その時のことを思い出す。
わざわざ近づいてきて噛む。
その行動に違和感を覚えた。
縄張りに入った敵を攻撃するのなら、まずは威嚇するものではないか。
そのようなそぶりはなかったように思う。
軽い胸騒ぎを覚えた。]
何か、伝えたいことでもあるのだろうか…
「まさか…考え過ぎよ。」
[アイノはそう言って、そっとトゥーリッキに寄り添った。]
そうだな。
[彼は自分を納得させるように頷きながら、彼女の肩を抱き、共に寝床へと戻って行った。]
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