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―現在・自室―
[昨夜は何も考えず、部屋に戻るなりすぐに寝床についた。そして止まぬ雷雨の音で目を覚まし朝とも夜とも分からないまま体を起こす。
―――はて、昨日は何があった?
少し間を置けばサイドテーブルに置かれた頭巾とポーチがぼやけた視界に入る。それらを暫く見つめれば、下りた長い前髪を掻き上げて眼鏡を掛けた。
そして身支度を済ませば、大広間へと向かうべく部屋を出た]
―大広間―
[着いて中へ入った部屋は荒れたままだった。ダグの亡骸は其処にあっただろうか。無くとも、ニルスはそこに立ち尽くして辺りを見渡す]
…君の場合は、蝶というより蜂に、なるのかな。
[それは今朝も見れなかった極彩色の話。きっと彼は蜂へと魂を預けたのだろうと。その蜂の姿は、昨夜で水の底へと沈んでしまったのをニルスが知る由も*ない*]
/*
うーん…悩む。
中の人がダグおじさん好き過ぎてニルスに情が滲み出てきたというか…いや、プロロの時点でもう出てたな…!(
友人でも親友でも同胞でもなく。
二人にこれといった名前の関係性はないけども、っていうのがしっくり…?
何だろうな、情が出てきてもニルスは最後まで皮肉で在らせたいんだよー…。
ダグおじさんの存在をニルスにどう思わせるかで今後の動きを考えよう。
─昨夜・浴室─
[湯で顔を洗うと、あちこちが滲みる。腫れも酷い。あの時のダグの形相がちらつき、背が冷えた]
後で、冷やしておかないとな…
[未だ手の中に残る、サーバーフォークで貫いた感触を誤魔化すかのように呟いた]
─昨夜・廊下─
[湯を浴び、着替えると言っても、纏えそうなものはバスローブくらいしかない。
今まで身につけていたものを浴室で洗い、バスローブを羽織って2階に戻ると、マティアスとイェンニが待っていてくれた。
男がいない間、2人の間にどんな会話がなされたのかは、その表情から伺い知ることは出来ず。
イェンニと別れ、マティアスの手を引いて部屋へと戻る]
[マティアスを送り、床に落ちていた白杖を手の届く所に立てかけて、男は厨房へと向かった。
傷を冷やすためにタオルを水に浸し、ビャクダへの土産に卵をふたつ失敬した帰り――
…馬小屋から、嘶きが聞こえた。
すまない。
すまない。
胸の内で謝りながら、足早に部屋へと戻った]
─昨夜・自室─
[二つの卵を、嬉しそうに丸呑みするビャクダを眺めながら、玄関先で蜂を沈めていたイェンニの姿を思い出す]
…なんでだよ。
[何であんな、寂しそうに。
独りで。
…濡れたタオルを顔に押し当てる。ひんやりとした布が、腫れた患部を心地よく冷やし。
しかし目の回りだけは、じわりと温かく――]
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