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[しかし、その兄への敬愛は実はウルスラの勝手な思いこみであったのが分かったのが、今回の任務に当たる、直前だった]
『ジェミー(ウルスラの本名)…。実は紹介したい人がいるんだ…』
え…?
『実はおまえも知っている人なんだが…入って来いよ…』
[そう言われて入ってきたのが、ドロテア…通称003]
『実は、今回の任務が終わったら、俺たち結婚するんだ…』
…。そう、それは良かったわね、おめでとう。
[なんとか振り絞って返事をした]
裏切られた─────────────
[たった一つだけ、ウルスラの心に残った]
[兄(ボス)への信頼度が<82>%下がった]
[0011に003の事を言わなかったのは、ボスからの指示だけではなかった。本来であれば、仲間の緊急事態には、その場に居合わせるメンバー全員ででも、援助に行くべきなのである。
しかし…]
[ウルスラ物語
兄の婚約者であるドロテアこと003は見た目は若作りしているが、実のところ40歳を超えている。それでも、兄とは10歳以上離れていた。
表だっては愛想を振りまく0099ではあったが、心の中では葛藤の毎日。
ようやく任務が開始となり、003とも会う機会が減り、ようやく清々していたところに、救助命令が下ったのだ]
なんで、わたしが、あんな女を助けなきゃならないの…。
[0099の葛藤がまた始まった...]
[あれからドロテアには連絡がつかない。もしかすると、すでに敵に手の中にあるのかも知れない…。捕獲されているとしたら、あの屋敷かも知れない…]
ふ…。
[思わず0099の口から笑みがこぼれる]
[北京に潜伏していたのは、幹部Aであった。0099もまだそれは知らない。003ドロテアを誘拐し、例の幽霊屋敷に監禁中である]
幹部A『「JNR」のメンバーは、何人北京にいるのかね?』
003『…』
幹部A『やれ』
[003への拷問が始まった…]
[0099の動きが敵陣にもバレ始めていた。003の拷問に立ち会っていた幹部Aにもその報告が]
幹部A『その女を尾行けておけ。やっかいになるようなら、始末する』
[部下が頭を下げて下がっていく]
/*
別人にしておこう…。
敵の罠で、わざとこちらの目を引くための演出だったということに…。
すでに003は、拷問中…。
[幹部Aの下に部下が報告に]
幹部A『何?あの女がここに?そうか。他の奴らも揃いそうか?…なら放っておけ。皆が集まり次第、こちらから攻撃をかける。しばらく様子をみろ。
ふふふ。飛んで火にいる夏の虫とはこのことだ…』
[003救出作戦。自分を中心にと、指令されたのだが、どうしても自分としては、003を救出するという任務に就く気にはなれなかった]
幹部A『さあ、こい、夏の虫…ん?3人しかいないな…2人足りないんじゃないか?』
[監視カメラで見ている。すでに3名は監視下にある]
[0099は、基地に戻らず、そのまま屋敷に侵入していた]
憎い────────────
[片手には、コルトが握られていた]
[0020の報告から、この屋敷の内部はなんとなく把握していた。但し、自分が尾行されていたことまでは気がついていなかったが。
残りの3名(4名)が侵入しやすいように、通路の入り口は開けたままにして...]
[銃撃戦のどさくさに紛れ、003に照準を当てる]
どきどきどき…。
[動悸が激しくなる…そして、引き金を引く]
やった──────────────
喜びと、悲しみとが混ざり合った感情。
それでいて、空虚な。
そんな意識しかなかった…。
[0099は、他のメンバーに見つからないように、その場を去った...]
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