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みんな帰ってくるの遅いねー。
[半分ほど残ったこぶ茶に口をつけて]
冷めちった。
[呟く。ロッカの夢の話が耳に入ると眉を下げ]
なんか物騒な夢だね。
[その後それが現実となるとも知らずに]
[音が届くとともに茶屋の光が一瞬失われる]
うひゃあ。
な、なに、なに?ナオちゃん、どこ?
ロッカちゃーん!?
[慌てて立ち上がると、すぐに光が戻ってくる]
あれ、…ナオちゃん?
…ロッカちゃん、ナオちゃんは?
[つい先ほどまでナオがいたはずの場所に彼女の姿はなく。呆けた顔で、共にいたロッカに問いかける。
そばの椅子には彼女の紺色の傘が掛けられたまま。その柄には、三つ編みの赤い紐が結ばれていた*]
―― 翌日・自宅 ――
…ただいま。
[ナオの自宅から帰宅すると、まっすぐ自室に向かい古びた学習机に顔を伏す。机とシートの間に散りばめられた写真には小さな村の数少ない学友たちの笑顔]
…ナオちゃん、ケンケン
[じわりと滲んできた涙を唇を噛んでやり過ごす。]
雷神様、二人に何があったの?
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