情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了
[1] [2] [3] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
/*
あー。そういやイェンニも赤いのだろうか。
とは、思うな…そうなのだろうか。分からんね。
ニルス先生は振られちゃったか。ざんねん!w
…、ええ。
これは、私の家に伝わる伝承だから。
[イェンニの問い>>2に、沈んだ瞳を向ける。
女は少し躊躇うようにしてから、小さく頷いた]
人狼が現れなければ……、意味のない、御伽噺よ。
意味…、そうね。
あるのかも知れないわ。
[慰めるようなユノラフの言葉>>2:69に、イェンニの声が重なる。
自らに言い聞かせるように繰り返し、続く言葉には首を横に振った。
僅かに伏せた目に、彼女の常の癖が映る]
いいえ、そこまでは分からないのよ。
…ごめんなさい。
ごめんなさい、イェンニ。
私に出来ることは、夢を見るだけ。
言葉を聞くことも知ることも、出来はしないの。
もっと分かれば、あの子だって助けられたかも知れないのに…。
[イェンニへと謝罪の言葉を紡ぐ。
指が口元から下ろされるのに、気遣わしげに彼女見遣った。
また俯きがちに話していたから、
ユノラフの動きには、またびっくりして顔を上げる。
大きな足音があがっていくのに、その背を目で追い、]
……。
[意を決して席を立つ。
ひとつの名を記した紙を、箱へ確かに*投じた*]
─ 夜 ─
[その夜も夢を見た。死したひとの魂の夢。
それでは…彼女は死んだのだ。と、ぼんやり思う。
振り返る娘の顔。
それを見ていたら、涙がぽろぽろと零れてきた。
胸が締めつかられる理由は分かっている。
このひとは自分が殺したひとだから。
あの紙に名を記すというのは、そういうことだから──…]
…っ、……
[自分の泣き声で、目が覚めた。
暫し呆然として、やがてゆるゆると手で顔を覆っていく]
[どれくらいそうしていただろう。
女はゆっくりと寝台から身体を起こした。
のろのろと身支度を整えて、
泣きはらした顔のまま部屋を出て行く。
探そうと思うものがある。
死の気配はひとつではなく、だからきっとあるのだろう。
辿りついたのは、マティアスの部屋]
あ………
[覚悟していたとはいえ、その事実に声を失う]
ごめ…、……なさ…
[かたん。と、音が鳴った。
自分が壊れた扉に寄りかかった音だと気付く余裕はなく]
ごめ……、な…さい…
[口元を覆う指の間から繰り返すのは謝罪の言葉。
縫い付けられたようにマティアスと、
嘆くクレストを見つめる目からは涙が溢れ出す]
怪我…、して……のに
[そのままずるずると床に座り込む。
クレストらの方へ歩み寄る力はなく、
部屋の入り口で、ただぽろぽろと涙を零した。
昨夜のマティアスの声>>2:150
疑われたのに、なお謝ってくれた心優しい声。
結局、そんな思いだけをさせて死なせてしまった。
声にならずに、やがて顔を覆って泣きじゃくる]
[1] [2] [3] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了