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じゃぁ、ご主人さまが帰ってきたら。
教えてちょうだいね?
[手入れの行き届いた毛並みを、ひと撫ぜ。]
それと、お利口さんなハナシロには、ご褒美ね。
嫌ならすぐに解けるように、しておくわ。
[鞄から取り出したのは、幅の細い緑のリボン。
軽く首に結わいてあげて。
かざりには、恋告げ草の、花ひとつ*]
[おつかいのまま、まっすぐ家に帰るのは
何となく気が向かなくて。
慣れた道をぷらりと歩く。
空き地の事も気になるが、
また誰かが居なくなっているのを知るのが怖くて。]
人身御供で、いったい何が起きると言うの?
亡くなったひとが生き返るわけもなく、
また、何かが静まるわけでも無さそうなのに…。
[無意識の内に、当てもなくこぼす、推測。]
/*
お知り合いがぎっくり腰に…。
安静にして早く治りますように。
甘く見て、腰に注射までした、去年の冬。
二度とごめんよ、あんな痛い思い。
[見かけた姿は、知ったひと。
作家さんだと思ったが、
あいさつしようか戸惑っていると、
先に向こうから声を掛けられた。]
あ、作家さん。こんにちは。
お散歩ですか?
[いきなり空き地の事を切り出す訳にも行かず。
まずは当たり障りのない、近所のごあいさつから。]
/*
なんだろう?
ヨシアキとノギさんの接続メモが、激しく萌ゆります。
え? プレーチェ?
もとから可愛すぎて、中身がごろごろしてますよ。
まぁ…お仕事に身が入らないって大変ですねぇ。
締め切りとか、あるんでしょう?
[世間一般に知られている情報を重ねて、
心配そうに尋ね]
あら、担当さん? って、確かあの――
[関わると馬に蹴られそうになるひと、とは言わず]
えっと、栗田さんでしたっけ? 大変ですわね。
あのひと宛にお弁当、大量に届いたんでしょう?
そう、作家さんって気が休まる時は無さそうね?
[常に追いかけられている様を想像して。
小さく苦笑して見せた。(>>55)]
まぁ、ご本人さんが不在だったなら、
他のひとも大変だったんでしょうねぇ…
[てっきり不在は一時的なものだと聞き流すも、
その後に続いた言葉に引っかかるものを感じ、]
今、起きている騒動?
え? お仕事で不在とかでは無いんですか?
確かに、好きで行う仕事の辛さは、
あんがい楽しかったりもしますものね。
[思い出すのは、憧れのひとのことば。
同情して。でも少しうらやましくて。(>>62)
しかし続く言葉には、さすがに眉をひそめ]
参考人…? 何故、あのひとが?
[問い返す声も囁くように。
こころからの疑問を投げ掛けた。]
あの方…一昨日、家に着てたんです。
二十六日ですね。
あの日、何故家に来たのかはよく解りませんけど。
でも彼が、もし骨を置いた犯人なら…
あんなこと言うかなって思う事が有って。
[何も情報が出ない気がするという言葉に、
重ねるのは、やはり根拠の無い違和感。]
えぇ、一番最初にきかれた事が、
「お弁当屋さんとお友達ですか」みたいですけど。
[母に問いかけていた事を告げ(>>79)]
あ、でも思い違いかもしれませんし、
単なる考え方の違いかもしれませんが…
「誰がいつあそこに骨を埋めたのでしょうね?」
「前から埋まっていたかも知れないが、
何故今になって埋めたのか」
わたし、その言葉を聞いた時は、
もしかしてと思いました。
でも――…
[逡巡。そしてゆっくりと口を開く]
わたしにカマを掛けるにも、彼が犯人なら。
あまりにも悪手なような気がするんです。
ふふっ、気になるひととの伝を欲しがるのは、
おとなでもこどもでも普通ではなくて?
[目が泳ぐさまを見取っては、口許をゆるめる。]
そうですね。ちょっと分が悪すぎるというか。
それにモミジに気をつけてって言うのも…。
んー…変ですよねぇ。
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