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― 村の中 →ンガ宅 ―
『おーにごっこすーるひーと
こーのゆーびとーまれ』
[子供たちが遊んでいる声が聞こてもフンと眉を寄せ睨むだけ]
ガキは暢気で羨ましい
まあ、良い
鬼か 鬼なァ この手紙
「次は誰にしようかな」
[手紙の文句を思い出すと、口元は笑った。そのまま友人宅へと向かう*]
おいンガムラ!居るだろうな?
お前ン所にも手紙届いて無いか?
人と一緒に鬼ごっこ
捕まった人は、隠れていてね
隠れる場所は もう戻れるか解らない、
遠い遠い場所だけど
皆どんな顔してる?
皆なにを思ってる?
この人は楽しそう
僕も楽しい
”君”にもこの声は聞こえる?
アンちゃんを捕まえたのは 君だね
どんな顔してた?
楽しそうだった?
今日は年に一度のお祭りの日
*きっと皆は 楽しそう*
かあさん、これは何ですか。
[わなわなと震える手には、[ワルサーPPK9ミリ]占いと書かれたのぼり]
あんな知らない方が大勢いるところで占いなんて…、ん、手紙?あたしに?
[封を開けると、数人の名前が書かれた紙切れが一枚]
ねえ、これ何の名簿だと思う?
[母に知らないと首を振られ、肩をすくめるとポケットに手紙を突っ込んだ]
きっと、今年のお祭りの関係かなんかよね。
いいわ。直接村長さんにあたりに聞いてみる。
ねえ、本当にこれやらなきゃ駄目なの。
[段ボールに詰め込まれた、おもちゃの拳銃を前にため息をつくとスカートを整えて]
わたしも浴衣着て楽しみたいわー。
[母に家を追い立てられながら、くつをひっかけると祭りの準備のために会場へ**]
姉さんの次は色男の登場ですか。
アンタさんも化粧して差し上げましょうか?
[冗談を口の端に乗せるも。
件の手紙に関しては、僅かに眉を顰めた。]
という事は、フユキの所にも、ですか*
やばいフユキ先生もシンヤ君も上手く赤っぽい複線入れててかっこいい。
シンヤ君は溺れて、神様と入れ替わった系かな?
フユキ先生はなんか黒かっこいい系。設定はまだよくわからず。
だめだ狂系引くと人狼様しか目が向かなくなる駄目な自分。
あら、お祭りですか?行ってらっしゃい。
[家の前の道を、艶やかに装った女が通る。手紙から目を上げ、挨拶をして見送った]
綺麗…ンガムラさんの仕事かしら。
[自分のみすぼらしい服装に視線を落とす。それからまた、手紙へ]
いなくなったアンさんの、名前に…。
[ふるり、首を振る。それから一度家に入ると、戸締まりをして出かけた]
[それが下駄による音だと気づくこともなく振り向いて、木陰に佇む少女に声をかけた]
あれ、アンちゃん熱下がった?
……靴、片方どうしちゃったの?
[次の瞬間、アンの姿がすっと消えてなくなり、遠くに見える和服の少年にやっと気づく]
――っ
[*腰が抜けた*]
あ…いた。オトハさん!
[やがて、大きな箱を抱えた後ろ姿を見つけて、声をかける]
あの…アンさんの神隠しの噂、聞いてますか?
そ、それで、占いで…探せないかと、思って。
私には…占うことは、許されていません、から。
[目をそらし、力なく呟く**]
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