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…あれ?
[未だその辺をふらふらしていたようで、
足音に振り返って外に出てきたニーナに目を瞠り]
…ニーナも出てきたのか?
カッコよく去ろうと思ったのに。
[真顔だ]
ってぇ…!
…や、ごめんごめん、お姫様。
[其の辺りは申し訳ないと思ってたのか苦笑するに留め]
ま、でも出てきてくれると嬉しいなーなんて思ってこの辺で待ってたワケだし。
それで許してくれると嬉しいんだけどな?
へいへい、ごめんて。
[ぽふぽふと頭を撫でて]
…あー…うん、花壇の辺りで寂しい人になってたかな。
だから来てくれて良かったよ。
いじけてる内に、俺風邪引いちまったかもしんねぇし。
[と冗談交じりに笑って]
…酷ぇのー…。
[拗ねた]
…ま、此の程度で風邪引くほど柔な身体してねぇけどさ。
けどニーナは看病してくれねぇの?
動物愛護の精神は?
可愛いのはニーナで十分。俺はカッコいいって云われたい。
[ふにふにされつつ云っても笑われそうだが]
マジで?してくれるんなら風邪ひいても良かったかもなー
…って嘘嘘、冗談ですよ?
[八割本気だったが怒られる前に否定して]
……犬は嫌だ。
えー?ニーナの基準高くねぇ?
[ぷに、と頬を突っついた]
……済みません、本当勘弁して下さい。
[そっと涙を拭う素振り]
猫でもなくてさ…人間の、恋人としてがいいんだけど。
…ちぇ。
ニーナに愛想尽かされねぇように精々頑張ります、ってね。
けど…それならニーナもニーナで物好きだよな?
[くつくつと笑って]
ギル愛護?ははッいいな、俺限定だし。
そうそ、其れでよろしく?
…。
はは、それはそれで凄く嬉しい言葉を頂いちゃったな。
[一度眼を瞬いた後、嬉しそうに口元を緩めた]
んー…花壇んトコ行こうかと思ってたんだけど。
ニーナが風邪引いたら大変だしな、戻るか?
[と、手を差し出して]
ところで俺たち明日どうやって振舞えばいいんだか。
皆からすりゃ逢ってねぇのが普通だよなぁ。
や、明日ってか今日の朝か昼にでも行ってくるよ。
ニーナのおかげでもっかい行く勇気が出たんだぜ?
…っつっても分からねぇだろうけど。
[秘密を打ち明けるように耳元で告げた後]
……そこはマジでごめん。
マシンの事バラすって手もあるけど…
逢わなかったフリするか?ただ妙に白々しいけどな。
ま、そこはご想像にお任せしますってね?
[ニーナの反応にくくっと楽しげに喉を鳴らし]
…白々しさに俺たちが耐えられるのかどうかが問題だよな。気づかれた時の気まずさと。
……まぁ、でも、そうしておくか?
[問いかけつつ、手を引いて合宿所の方へと歩き始め]
ニーナが本当に気になるなら、
ちゃんと応えるし、隠したりしねぇよ?
……ま、俺のケジメみたいなもんでさ。
[膨らんだ頬を突きつつ]
…あんまり上手くいきそうになかったら、
俺が頃合見計らってニーナを呼び出してもいいし。
返事を聞きたい、ってね。
[合宿所に付くと、また明日、と笑って*男子のスペースへと*]
…聞いて欲しいよ?本当は。
[身を起こし着替えながら、昨日のニーナの言葉を振り返る]
けど云ったら、ニーナに幻滅されそうでちょっと怖いんだ。
こんな事で悩んでるなんて、可笑しいんだろうっても思ってるから。
女々しいって分かってるだけにさ。
前……ニーナに色々云ったけどさ、
俺は過去を変えたいんじゃなくて…ぶっちゃけ捨てたかったんだよな。
高校時代の話じゃなく、もっと前の事だけど。
[独り言のような呟きの為、相手に届いているかは定かではないが]
[昨夜。あの後、相手が自分の後を追ってきた事を知っているのかいないのか。暫くすると合宿所に戻って眠りについていたようで。
身を起こすと、わしゃりと頭を掻いた。]
…はー…何やってんだか。
[呟いて息を吐くと、気を取り直すように身支度を整える。
移動して洗顔等を済ませた後、食堂へと姿を見せて]
…おにぎり?
1つ頂きます、ってね。
[見つけたおにぎりを手にとって、ぱくりと口に含む。*吉*]
しっかし…俺あっちに戻ってちゃんと仕事出来るんだろーか。
[普通の味がするおにぎりを安堵したように食べつつ、
既に高く上った日を見て、苦笑した。]
……さて、と。
今日は俺たち、演技しなきゃいけねぇようなもんだし。
気合いれないとなー。
[気合いれる程でもないのかもしれない。]
やっぱ、ニーナは優しいな。
[聴こえてきた声にくつくつと笑い]
…んじゃ、聴いてもらおっかな。
長いから多少聞き流してくれて構わねぇよ。
ニーナはさ、俺が小中を街の学校出てたってこと知ってる?
嘘だと思うかもしれねぇけど、俺、其の頃人付き合いが上手くいかなかったんだよな。両親は仕事の関係で忙しかったし、周りとの関係も希薄でさ、…一時期ちょっと辛かった。
そんな頃に授業で朝顔を育てることになってな。それがさ、自分の手で育っていくのを見て嬉しかったんだよ。馬鹿みてぇな話だけど、自分の無しでは存在しない其れに、必要とされた気がして。
……で、それからはずーっと花を育ててた。
親の関係で高校はこっちに移って、皆と馬鹿騒ぎもするようになって。それでも花を育てるのは止められなくて…ってこの辺は俺ずっと花弄ってたから知ってるか。
だからさ…何て云うかな。俺にとって花を育てることって、花が好きだからじゃなくて、必要とされてる実感が欲しかったからなんだよな。
…別に、自分自身そう思ってやってたワケじゃねぇんだけどさ。
それが高校の時、「自己満足だよな」って云われてさ。
ギルが花を育ててるのは自分が満足する為だよな、って。其の時初めて気づいた。
でも本当は其の事は忘れてたんだよ、俺。弱い部分を抉り出されたような気がして、記憶から追い出してたんだよな。
それが此処に来て、あの光景を見て思い出した。
……懐かしいの一言で、終わらせられたら良かったんだろうけど。
けどニーナと話してて、好きなことは好き、嫌いなことは嫌いだって…そういう単純さでいいんじゃねぇかなって思ったんだ。
俺はやっぱり花を育てるのが好きだし、始まりがどうであれ、今はそれでいいんじゃねぇかって。
ま…だから俺が捨てたいって云ってたのは、あの頃の自分のこと。花を育てる事で自分の存在意義を見出してた、甘ったれの馬鹿な自分を捨てたかったんだよ。昔は。
今はもう平気。
馬鹿な俺でも受け止めてくれる人がいるし?…なんてな。
長くなって悪かったな。もうちょっと手短に話せるかと思ったんだけど。つーか…なんか恥ずかしいな、こうやって話すの。
[今更になって恥ずかしくなったようで、ちょっと項垂れた]
(中/
文章にしたら思った以上に痛々しいヤツになったんですけど…!
ところで時をかける少女ってラベンダーで何かするのか?
読んだことねぇんだよなー、あの小説。)
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