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―記憶―
どれくらい眠っていただろうか。それはまだ、この島が国だった頃。失人が、まだ全てを持っていた頃。失人が、眠りに落ちる前の記憶。これが本当に記憶なのか、彼にはわからないけれど。彼が見ていた夢の内容。その世界と今は、あまりにもかけ離れていて。それが真実かどうかなど、今は知る事などない。
そこは、東の都と呼ばれる場所であったと思う。国の王と、高官達の住む都。そこには多くの人々が集まり、多くの建物が建ち並び、便利な道具がいくつも存在し。人は溢れる幸せの中で、足りない足りないと不幸せを感じる。そんな世界だった。
ライデン。バク。ルリ。
[人々の名乗りを繰り返し、枝の上に立って幹を抱きしめる]
プレーチェ。
[口にしたのは、ワンピースのタグにプリントされていた文字。
カナメは、その意味までは教えなかった]
/*
あたしはどうして単語一つしか口にしないような子になってしまったんでしょうか。
だけど、ト書きは極力減らすよ!無理だよ!!
(諦めるのが早い子)
木に登るのなら気を付けたまえ。
落ちたら怪我をしてしまうからね。
何なら私が肩車をしてあげよう。
[ルリと獏のやり取りを見てそんな事を。プレーチェ、と呟く少女に]
君の名前かね?
[と、短く問う。身を乗り出す様に心配げな表情をしつつ、その視線の先を*一瞥し*]
/*
愛称つけてもらえるのは嬉しい。
そういえば、「カナメさん」って呼ぶ子にしようと思ってたんだけど、この調子じゃ無理だね。
1日で5歳くらい喋れるように成長すればいいかしら。
[獏の方へ向いて]
ばーくー[復唱]
なまえ、わからないですか。まえはわかったですか。おへやとおなじで、探せばまた見つかるかもしれせん。
るりるり、ルリ はひとつのはずです。けど、ルリルリですね。
[大きな目がじいと見上げる]
たかい。知らないです。もしくは忘れてしまいました。・・のぼるです。
[おもむろに枝にぶらさがろうとして。ライデンの申し出に]
かたぐるま。
[考え込んだあと、彼の肩をかりて枝へのぼった]
[閉ざされたドームの中は、緑溢れる小さな楽園。
プレーチェの視線>>64を背へ受けながら、Knockerは
ビオトープの合間を縫い、配された小道を歩みゆく。
淡いむらさきの睡蓮が咲く池の畔を回り込むと、
やがて墓碑たる白壁が列を為す一角に出る――]
……。
…何のために、増やすのでしょうか…
[白壁を大きめの色紙ほどの広さずつに区切った、
其処が「ひとりぶん」。刻まれた名の一つ一つへ
指先で触れながら――記憶を手繰るひととき。*]
―枝の上―
[身を引き上げた弾みで、
肩からブランケットが落ちていった。
[腰かけて足はぶらぶら、
ゆるりと頭はプレーチェの方へと]
なにしてるですか?
[女性の背中と直面し、
ぷ、れー、ちぇ、タグをよみあげる]
あー。
プレーチェが書いてあります。
あり。
[何しているのか問われると、蟻のことを思い出して幹を伝う小さな虫を指した]
プレーチェ。
[ルリが読み上げる声を追いかけ、こくこくと頷く]
プレーチェが書きましたか。ちがいますか。
ワンピースについてます、ワンピースがプレーチェなのでしょうか。ちがいますか。
このファスナー半分開いてます。
または半分閉じてます。
閉じるのにファスナーは使われます。
おさめておくように。零れないように。暖かいように。
…とじますか。とじませんか。
[女性の背のファスナーへと、手が伸びて行く*]
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